【薬剤師に相談】ロコイド軟膏は妊娠中に使用しても良いですか?

【ご相談内容】

妊娠中ですが、ロコイド軟膏は使用しても大丈夫でしょうか。
痒みが出た時に塗っています。
最近はお腹が部分的に痒くなる事があります。
よろしくお願いします。

■服用予定の薬:ロコイド軟膏

【回答内容】

ロコイド軟膏はご妊娠中も使用できますのでご安心ください。
しかし、1週間ほど使用しても改善が見られないようであれば 一度、使用を控えていただき受診するようにして下さいね!

妊娠中はホルモンバランスの乱れに加えて、お腹が大きくなることから肌が伸ばされ炎症を来たし、また乾燥しやすい状況が生じることで、痒みを伴うようになります。このような痒みに対してはロコイドのような 弱めのステロイドを使用することも大切なのですが、根本的な治療として保湿を行う事がとても大切です。
また保湿を行う際のクリームはどれでも良いのではなく、皮膚の表皮だけでなく、真皮層まで届くクリームを使用する必要がございます。

シラノール誘導体はご存知でしょうか?
シャネルやランコム等、高級化粧品には度々配合される成分なのですが、こちらは皮膚の真皮層までアプローチを行い、抜群の保湿力がございます。 特に妊娠中の保湿不足は肌の炎症だけでなく、 妊娠線にも関与する為、高品質のクリームの使用はとても大切です。

▼ベルタマザークリーム▼

ベルタではシャネルやランコム等の高級化粧品に配合されるシラノール誘導体を使用したベルタマザークリームを販売しております。 もし、通常の市販のクリームで対応されているのであれば、今からでも是非切り替えていただきたいです。 クリームは何か使われていますか?

~お薬解説~

■ロコイド軟膏
ロコイド軟膏は使用されたことがある方も多いのではないでしょうか?皮膚科で処方された方もいれば、脱毛クリニックにおいて照射後に処方された方もいらっしゃるかもしれません。ロコイド軟膏はステロイド外用薬(ステロイドは強さに応じて5段階に分類)に分類され、下から2番目の強さです。このクラスは4群(ミィディアムクラス)とも呼ばれています。ステロイドの中では比較的弱い部類であるため、顔や陰部のような皮膚の薄い部分や、小さなお子さまに対しても塗りやすいとされているお薬です。
■使い方
1日1~数回、病変の面積に応じて適切な量を塗布します。塗る量の目安としては、チューブから出す薬を人差し指の第一関節の長さ分にすると、手のひら2枚分の面積に該当します。
■使用時の注意
ロコイドは顔にも塗ることができますが、眼の近く(まぶた・目頭・目尻など)に関しては注意が必要です。緑内障(視野が狭くなる・目が痛くなる)や白内障(目がかすむ)などの症状が少しでもある場合は速やかに外用を中止して、医師若しくは薬剤師に相談するようにして下さい。

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