ホーテー式って、スゲーて話

　先日、経理系に勤める身内の人に、ある相談を受けた。
「変な注文されちゃって、普通の計算式に当てはまらないのよ、なんかエクセルで上手い様にできない？」

条件は、
手取り（入力）+ 消費税　= 差し引き手取り（ｏｕｔｐｕｔ）

消費税は入力（手取り）から計算するのではなく、”わからない変数”である”報酬”の10%　
源泉税は、”報酬”が100万円以下の場合、報酬の10.21%、100万円を超す場合、超した分だけ20.42%。
報酬 + 消費税 - 源泉税 = 差し引き手取り（求めたいもの）

ここで、手取り（入力）を打ち込んだら差し引き手取り（ｏｕｔｐｕｔ）が欲しいというのだ。

うーん。。さっぱり頭に入ってこない（だよね？）

当時、恥ずかしながら・・手取り（input）じゃなくて、”報酬”がわからないと解けなくね？と思ってしまった。というか一度諦めて風呂に入った。

しかし、（他人の家の）高そうなシャンプーを選びつつ、頭の中で文字に置き換えてみたら解けた。アッサリ。

手取り（入力）= 10万（適当に）
報酬　= A
とすると、
税金　= 0.1A
源泉税 = 0.1021A
だから、
手取り（入力）＋ 消費税　= 差し引き手取り（ｏｕｔｐｕｔ）

この式は、

100000 + 0.1A = 1.1A - 0.1021A
で表される。

…解けた。
Aの報酬が求まれば、当然ながら消費税も、差し引き手取りも求まる。あとはこの関数をエクセルで書くだけ。

（私の算数のカンが終わってるだけかも知れないが・・）割と直感に反していて、面白かった。自分の直感に頼らず、取り敢えず式を立ててみる重要性を感じました。

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