オパールS

多分良馬場。開幕週の良馬場の1200m。前有利としか思えない。それでサンライズオネストは若干人気落として混戦模様なのかな。

アヌラーダプラ
前走はアイビスSDで17着。両前肢骨折明けでのレースとなったが、途中からは手応えがなくなった様子。1000mへの対応というよりは馬自体に何かしらあったかも、というようなコメント。叩いて上積みを見込めるが、前走の内容次第。コメント待ちした方がよさそう。
阪神1200m自体は初めてだし、美浦の馬の分、遠征がどうか。もともと洋芝の1200mを得意としていた馬で高速馬場だと微妙かも。斤量も54kgで据え置き。ここは様子見した方が良いか。

ヴィズサクセス
2走前にハンデ戦のTVh杯を勝ち上がり、前走がオープンのUHB賞で昇級戦10着。流れには乗れたが。反応がいまいちだった。TVh杯は着差は微妙も好騎乗。小倉や函館での好走が目立つし、小回り平坦コース向けの馬か。速すぎる時計決着も向いていないし、もうちょっと開催の進んだ阪神1200mの方がよさそう。タンザナイトSとか。もしくは福島の1200mとか。

エレナアヴァンティ
いつも豪快に逃げるんだけど、最後までは持たない。斤量51kgで開幕週なら大逃げに答えても良いかもしれない。ただし、平坦なコースの方がいいので阪神がどうか。雨が残って極端に前が残る馬場なら馬券に入れても良い。そういう条件じゃないと厳しい。

オパールシャルム
前走はオーバルスプリントで5着。2走前はキーンランドカップで5着。

以下はキーンランドカップのメモ。
”朱鷺S、福島TVOPと連勝。先行して堅実に走れるし、距離短縮がプラスに出ている。朱鷺Sは速いペースに対応して押し切ったし、上昇具合は見逃せない。1200mでは3勝。うち1回は函館での勝利。馬体をさらに増やして臨みたいところ。できれば逃げたい。”

キーンランドカップは+18kgと大幅に増やしたが、思ったより増えていた。ただそれでも11番人気5着と好走したし、タフな馬場でこの馬には向いていなかった。楽に先手が取れたし、前半がスローペースだった分、前が残りやすい勝った。前半3ハロンは当日の牝馬限定1勝クラスよりも遅く、最後は伸び負けた。前残りで残ったような形の5着。前走はダート戦で5着だが、さすがにそう簡単には通用しなかった。今回は馬場も綺麗で前が有利な展開になりやすい分、人気が出そうだが、キーンランドカップの好走は過信しない方が良い前残りなので押さえくらいが妥当。オープンクラスで好走した朱鷺Sと福島TVOPはともに小回りの平坦コースで、坂のある阪神でもまだ疑問符が付く。

ケープコッド
1200m戦ならあまり崩れない。前走はUHB賞でブリンカーを着用したが、5着。4コーナーで外にはじかれた分、追いづらくなった。じわじわと伸びた。引き続きブリンカー着用だが、効果があるかは不明。2走前は休養明けで10着。敗因もわからず。いつもの反応が見られなかったし、テンションも高く、道中もスムーズではなかったせいか。前走で5着と巻き返しているので参考外にしても良さそう。3走前の鞍馬Sは骨折で11か月の休養明けのレースだったが、先行して8着。オープンでやれるだけの力はある馬なので、ここはぜひとも賞金を加算したい。もともと賞金が足りなくて除外されてきた馬だし、ここでハンデ53kgで出られるのは好条件。開幕週の馬場がどうかといったところだが、先行して粘り込みたいところ。

サヴォワールエメ
去年のオパールSで1着も斤量は51kg。3勝クラス勝ち上がりも斤量は53kg。オープンクラスに入ってしばらくは2桁着順で好走できておらず、坂のあるコースはそもそも苦手かも。前走はキーンランドカップを取り消しになっているが、2,3走前は3着、5着と好走。内枠から前に壁を作る必要があり、外枠だともれなく好走できず。斤量53kgなら通用しても良い。

以下は取り消されたが、キーンランドカップのメモ。
”元々軽斤量でオープンまで上がってきた馬。オパールS勝ちも51kgで次走の京阪杯、シルクロードS、オーシャンS、鞍馬Sと大敗。一方で休養を挟んだ2走前の福島TVOPは久々の内枠で壁も作ることができたが、勝負所で外に出せず、上位馬には切れ負け。それでも5着だし、1着とは0.3秒差。前走はUHB賞で栗東から輸送してあまり間隔のない中のレースでも直線は手応え十分でしぶとく粘って3着。洋芝条件で稍重で開幕週だったが、福島TVOPよりも時計を詰めているし、復調はしてきている。前走よりも斤量が1kg増えて時計がどうかと言ったところ。”

サンライズオネスト
前走はセントウルSで3着。スプリンターズSは除外されてしまい、ここへ。開幕週のセントウルSでレコード決着の中、結果を出したのはプラス。もともと能力の高い馬だったので、納得の結果。ただ、放牧から帰ってきてガレていたと聞いていたとノリが言っており、まだ本調子じゃなかったかもとコメント。叩いた上積みも見込めるし、前走は馬体を減らしていた。今回は馬体を増やしてくることが条件。斤量は56kgでまた開幕週がどうかといったところ。脚質的には後ろからになるので、前残りするようだと厳しい。ただ、前走はノリの好騎乗でいつもよりも前で競馬していた。今回もノリなのでどういう競馬をするかは謎だが、同じような騎乗をしてくるようであれば要警戒。G3なら馬券には来るくらいの馬だし、阪神は得意なのでここは軸でも良いか。初ブリンカーがどう効くか。

シセイヒテン
前走は福島TVOPで6着。4コーナーで前にいた馬の内、1着のオパールシャルムの次に残った馬で、1着とは0.3秒差。ただし、2着がインターミッションだったり、大荒れだった内容を見るとあまりレベルは高くないかも。2走前のリステッドの春雷Sは得意の中山でも惨敗だったし、状態もあまり上がってこない。ここは軽視妥当か。

スティクス
アイビスSDは藤田菜七子の好騎乗があっての5着。惜しかった。CBC賞も外枠が祟っており、アイビスSDも枠が悪かったといえば悪かった。

以下はCBC賞のメモ。
”オープン入りして3戦は2桁着順。オープンクラスの時計についていけてないか。ノメる馬場がダメで、開幕週の小倉は合っている。3走前の北九州短距離Sは2ヶ月ぶりのレースもあったが、稍重の馬場で勝負所での反応も悪く、無理をしない競馬で18着。続く鞍馬Sは中京1200mで開幕週の良馬場。太め残りな上に同型の逃げ馬に負けて直線は手応えも悪く、脱落して11着。前走はハンデ戦で千直。今回と同じ52kgを背負うが、枠が3枠6番と悪く、残り200m失速。スタートは良かったが、最初に外ラチを確保するのに時間がかかったか。3勝クラス勝ちの中京1200mは最後止まってしまったし、スピードはあるがスタミナがない。中京や中山、阪神のような坂のあるコースは向いておらず、小倉1200mが現状はベスト。スタートか下り坂になっており、スピードが出やすい。良馬場、開幕週、野芝100%の小倉1200mなら最後まで失速せずに突き抜ける可能性はある。未勝利戦、1勝クラスの小倉1200mのレースは好タイムだし、ここは狙いたい。内枠に入ってほしい。好走33ラップのレンジは-0.1〜-0.8くらいであまりにも持久力勝負すぎると微妙?”

また開幕週を狙ってきたのかも。ここ2走は枠の不利が大きすぎたので、ここは巻き返し注意。開幕週でロードカナロア産駒だし、ここはもう一度狙いたい。人気しないでほしい一頭。ただ追い切りはちょっと微妙かも。

スマートリアン
前走はCBC賞で内前有利な馬の中、最後方から大外を回して追い込んで4着という競馬。今回も斤量は53kgだし、前走の展開の合わない中での4着なら軽視する必要はなさそう。前走ほど時計は速くならないし、スプリント戦2戦目でペースもなれるだろうし、なんでnetkeibaでこの馬よりスティクスが人気しているのか全く理解できない。普通に頭まで突き抜けてもいい馬。

以下はCBC賞のメモ。
”初めての1200m。短距離がいい方に出るとはあまり思えない。前走は安土城Sで好位のインに入ったが、直線は出口がなく、押さえ込まれてしまい、追い出しが遅れる。2走前は六甲Sで好走はするもワンパンチ足りずに4着。最後のひと押しが足りていない。本質的には上がりのかかるスタミナ重視のコースで走るタイプでここの舞台は泡なさそう。3着の東風Sは33ラップが1.2で同じコースでも4走前のニューイヤーSは-1.2で6着、5走前のターコイズSは-2.5で7着。時計のかかる重馬場の米子Sは-1.4だが重馬場で時計と上りがかかる。谷川岳Sも標準より時計のかかる馬場で+0.6。1200mでスピード決着の消耗戦となる今回、スマートリアンは正直適性から外れると思う。”

短距離がいい方に出たので評価を改めた一頭。阪神はいい方向に出ると思われる。

ダイメイフジ
叩き良化型だし、忘れたころにやってくるような馬。ただ、時計のかかる馬場が理想で開幕週はどうかといったところ。中間が3か月くらい空いているし、叩いて次の次の次くらいか。

ディヴィナシオン
前走は北九州記念で8着。

以下は北九州記念のメモ。
”前走は佐世保Sで3勝クラスを抜けた。今回は昇級緒戦で54kg。2走前に函館でUHB賞に出て6着だったが、あまり間隔をあけずに小倉でV。1200mがベストの馬でゲートは出遅れがち。必然的にレースは後ろからになるが、しっかりと脚を使うので終いは伸びる。差しの効く馬場なら突っ込んでくる可能性はある。デビュー時は430kg程度だった馬が今では460~470kgになり、だんだんと大きくなっている。もう馬体的な成長の余地は残っていないと思うが、少しずつ力をつけている印象。未勝利~2勝クラス突破まではかなり時間を要したが、3勝クラスは2戦であっさりと抜けてオープン入りへ。ただ、1勝クラス~3勝クラスを勝った時は川田が乗っていた時であり、素直に川田がうまいという感じ。これが岩田ミライになるとさすがに鞍上弱体化と言わざるを得ない。折り合いが難しいので後ろで落ち着かせて走らせる必要があるし、ゲートも問題。やはり川田なら…という感じ。”

結局前走は鞍上がノリだったが、今回は鞍上が岩田ミライになる。川田ではないが、ミライは短距離が得意なので後方待機のノリよりはマシか。前走はアオって後方からになってしまった。馬場的にもその時点でおしまい。枠も外で大外を回したし、仕方ない内容。今回はもうちょっとマシな馬場になるだろうし、枠次第ではあるが、うまくスタートしてポジションを取れれば。前走と同じように出遅れて大外を回すような競馬だと難しい。

トウシンマカオ
前走はキーンランドカップで4着。古馬相手の重賞だったし、大外から外を回されるロスがありながらも4着という内容。内の馬で決着したし、ここは普通に買い。メンツ的にも圧倒的に一番人気とはならないだろうし、鞍上がサメシュンになる点も高評価。積極的にポジションを取れれば。

ヒロシゲゴールド
ダート馬な上に高速決着しそうだし、57.5kgで買い要素は皆無に近い。来たら諦める。

リンゴアメ
開幕週の高速馬場は厳しい。洋芝条件なら押さえに入れるか、くらいの馬。来たら諦める。

レイハリア
スプリンターズSは除外。キーンランドカップは10着。スタートは良かったが、内の馬を行かせて好位追走だったが、結局外を回されてしまい、仕方ない内容。キーンランドカップは外を回された馬はことごとく飛んでしまったのでポジションと枠がそもそも悪かった。一方で函館SSは4着と好走しているし、復調気配はある。前走の負けで人気を落とすようならここは買いたい一頭。被されるのが良くない馬なので楽に先行できることがポイント。


枠発表前の印は
◎スマートリアン
〇トウシンマカオ
▲サンライズオネスト
☆ケープコッド
△サヴォワールエメ、スティクス、ディヴィナシオン、レイハリア

意外とアタマ取れそうな馬は少ない。◎~▲の馬が1,2着かなと思う。

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