報知杯弥生賞ディープインパクト記念


ここまで仰々しい名前の重賞もなかなかないね。報知杯なのか弥生賞なのかディープインパクト記念なのか。ここまできたら藤沢和雄メモリアルくらい入れても違和感ない。

アケルナルスター
共同通信杯9着。
以下は共同通信杯のメモ。

まずはホープフルSのメモ。

"新馬戦、未勝利戦は共に上がり最速。スタミナは豊富だが、気性の荒い馬で新馬戦は上がり最速も7着。距離延長をした前走は出遅れるも最後方からの追い込みで1着。スローペースで前残りになりそうな展開でもしっかりと差し切ったレース内容は好感。この競馬の再現は流石に中山では厳しいが、かなりの末脚を持っている。気性が荒い割にしっかりと折り合っていたし、もっと長い距離でもこなせそう。中山内回りは合わないと思うが、ペース次第では一気に来るかも。"

中山は合わないかも?とは思いつつ、上がり1位で7着。やはり広いコースの方があっているようで、また馬込みが苦手なので小頭数はプラス。今回も後方からになるが、末脚勝負なら東京でも。

前走は追い込みにかけるも上がりも使えず。渋った馬場が悪かったらしく、足が一瞬だった。むしろ東京より中山の方が合うのか??という感じさえする。2000mの内回りコースで追い込みが届くのかは結構心配。ただ鞍上が菅原くんに乗り替わる点はプラス。

アスクビクターモア
アイビーS3着で前走は1勝クラス1着。2着のレヴァンジルは次走ゆりかもめ賞でV。リステッドのすみれSも2着と好走したあたり、決してレベルの低い1勝クラスではなかったと思う。実際アイビーSの1着はドウデュースで後に朝日杯1着。未勝利戦もアサヒに勝っているし、結構レベルの高い相手と戦って成績を残している。ちなみに新馬戦は1着ジオグリフ、2着アサヒ。ここまできたらもう軽視できない。新馬戦は緩さの残る状態ではあったが、行きっぷりが良く、4コーナーでは先頭に立ち、アサヒとジオグリフには交わされたものの、4着とは5馬身差。未勝利戦は逃げずに折り合いに専念。4コーナーでアサヒと併せる形になり、手前を替えて楽に振り切って1着。2走前のアイビーSは番手でかかり気味に走り、残り300mで手前を戻してもたれ気味になり、結果3着。もっと楽に競馬できていたら結果は変わっていたと思うし、やはり能力は高いと思う。前走は距離延長して中山2000m。スローペースで道中はハミを噛んでしまっていたが、直線ではしっかりと伸びた。田辺はノーステッキで凌げそうな感じがあったとコメントしているし、勝った相手もかなり強い。このレベルの馬が予想7番人気でいいんか?と言う気持ちは結構ある。が、今回は小頭数になってしまった分、スローペース濃厚で折り合いの悪いこの馬にはきついかもしれない。ただそのポテンシャルの高さからドウデュースには勝てるだけの力はあるだろうし、上位争いは十分にできると思う。

インダストリア
目標はNHKマイルカップらしい。なのに弥生賞使ってくるのか…。新馬戦では、スピードがあり先々はマイルが向きそうだが、心肺機能に優れているので1800mを使うということで東京1800mで使い、2着。スローペースでかかりがちになり、ルメールは1600mぐらいが良いとコメント。2戦目も東京1800mで使い、1着。ルメールはスタートに課題があり、最後にもたれていたとコメント。折り合って後方待機して直線は外から伸び、2着馬を差し切り1着。ただ直線では内にもたれていた。前走はジュニアカップで待望の1600m。はじめての右回りもあり、外に張るのを修正しながらのレースでも鞭を使わずに追って2.5馬身差の勝利。右回りが苦手かもしれず、まさにNHKマイルカップ向きな感じがする。シュネルマイスターと同じローテを組むつもりか。ちょっと弥生賞では買いたくないなぁ。

ジャスティンロック
前走は京都2歳S1着。
以下は前方のメモ。

新馬戦はまだ緩さがある中でも、今回の最有力馬のトゥデイイズザデイに1馬身差まで追い詰めた。3着にも3馬身差をつけているし、この2頭は抜けていた。2戦目は出遅れるも長くいい脚を使い、さらに最後にもうひと伸びして1着。ここでも有力視。

京都2歳Sは出遅れて後方からになるもしっかり折り合って直線は三頭の追い比べを制して1着。逃げたビーアストニッシドは楽逃げできたのもあるが、その後共同通信杯では3着だったし、地力は確か。3着のフィデルもホープフル4着。京都2歳ステークスもそんなにレベルは低くないと思う。正直もっとレベル高いと思っていたけど。3戦全てで上がり1位の脚を記録しており、末脚は確実。出遅れても差せる展開なら強い。中山内回りをうまくこなせるかどうか。評価は高い。

ジャスパージェット
川崎でダートを勝ち、ヒヤシンスSに出るも通用せず。芝では未勝利を勝てずに地方ダートに行ったあたり、重賞ではキツい。

ドウデュース
前走は朝日杯1着。

武豊はこのレースと相性がなぜか悪い。新馬戦は最後の1ハロンで手前を替えると一気に伸びて完勝。2戦目のアイビーSは+12kgで余裕のある体つきの中、反応が良く、強い競馬で1着。アイビーSといえば勝ち馬はオーソクレースやクロノジェネシス、(ワーケア)、のように割とその後も活躍する馬の多いレース。当日に馬体を減らしてきたらもっとパフォーマンスを上げそうな一頭。

実際馬体を減らしてきたのでこれは………と思ったら1着。普通に強い。距離も不安はなく、関東への輸送も経験済み。流石に逆らえない。

ボーンディスウェイ
前走はホープフルS5着。
以下は前走のメモ。

葉牡丹賞1着も3着のグランドラインからはクビ→ハナ差で大きな差はない。前走は内枠で前の残る馬場だったため、逃げて自分の競馬に徹して1着。中山では能力を発揮しそう。開幕週の馬場で時計は早い。操縦性が良さそうで、前でも後ろでもいけそうなタイプ。2走前の未勝利勝ち上がりはイレ込みつつも道中で脚をためて最後に差し切る競馬。新馬戦から未勝利戦あたりは少し折り合いの悪い馬に見えたが、前走はそうでもない。中間の2ヶ月である程度成長したか。この舞台で勝っているのもあり、要注意の一頭。

要注意だったし、5着だったし、惜しかった。操縦性が高く、インの2番手でも自分のペースで走り、直線では一旦先頭に立つも最後は伸び負けた。同じコースでのレースとなるし、当然要注意。ただホープフルのレベルが朝日杯に比べてどうかと言うところ。人気ないなら押さえるが、上位陣と比べると一枚劣る。

マテンロウレオ
前走はきさらぎ賞1着。
以下は前奏のメモ。

前走はホープフルS。

新馬戦1着でホープフルSへ。子供っぽいところはあるが、新馬戦から上がり1位で差し切る競馬をするのは好印象。まだ適性を測りきれないし、輸送でどうなるかもわからないが、まだ上を目指してきそうな予感。予感なので信憑性はなく、結局わからない。
結局6着ではあったし、最後まで伸び続けていた。昆貢厩舎とノリの組み合わせは地味に怖いが、小回り向きの器用さがあるという話だし、この中間は追い切りでオープンクラスの古馬に先着続きらしく、前走よりは上積みがありそうで怖い存在。足も使えるし、コーナリングも不安はなし。軽視しないほうが良いか。

軽視しない方がいいかといってたけど、2番人気に支持されるほどとは。ホープフルS組はこれで重賞2勝目。実績面で言えば朝日杯組よりも上になるが、メンツ的にはどっちが上かとはなかなか言いにくい。ただ小回り向きなら中山は合うし、実際ホープフルSで6着と言う実績もある。その6着も大外を回って3着のラーグルフとは0.1秒差で大差はない。きさらぎ賞もダンテスビューとはハナ差の1着で最後まで譲り合わないあたり、結構根性がある。タフな馬場で最後はアップアップだったといっている割にはめちゃくちゃ強い競馬だし、良馬場でやらせたらもっとパフォーマンス上げてくるということか。流石に軽視できない。

メイショウゲキリン
前走はきさらぎ賞3着。この馬の評価は難しいんだよな。
前走のメモ。

ダートで勝ち上がり、2着、3着と一見成績は良さそうだが、前走は梅花賞でなんと4頭立て3着。2走前は黄菊賞で6頭立て2着。かなりの小頭数でのレースだし、信用はできない。ただキズナ産駒でパワーがあると思われるので中京は合いそう。2走前は芝でも走れるが決め手勝負になるときついと池添がコメントしており、末脚は使えず、ワンペースで前で粘るタイプに見える。前走の梅花賞はトゥデイイズザデイ、セレシオンには離されての3着だし、重賞では足りなさそう。

足りないと思ったら3着に粘り込んだ。相手なりによく走るということなのかもしれない。実際黄菊は6頭立ての3着とは言え、ホープフル2着のジャスティンパレスと0.1秒差であると言うことを評価すべきなのだろうか。今回も頭数は少ないし、開幕序盤の中山ならスローペースからの逃げというのは容易にできそう。リューベックも逃げて実績があるが、必ずしも逃げなきゃダメというわけでもなく、やはり逃げるならこっちか。馬場的にも前走の実績的にも念のため押さえる。キズナ産駒でパワーもあるし、中山は本質的には合うだろうね。

ラーグルフ
前走はホープフルS3着。ラーグルフはそこそこ評価していた。
以下は前走のメモ。

前走は芙蓉Sでグランドラインにクビ差先着。グランドライン、ラーグルフ、ボーンディスウェイはほぼ横並びの能力か。新馬戦は太め残りで出遅れて後方から行き、9着。2戦目は叩いた上積みがあったのか、一変。しっかりとスタートを出て、先行して4番手でも上がり1位で1着。そして前走は折り合いもついていたが、一戦ごとにテンションは上がっていた様子。出負けするもロスなく追走して、最後は上がり1位で1着。レース毎にテンションは上がっているかもしれないが、レース毎に成長している様子もある。結構強いかもしれない。ただ当日のイレ込み、テンションには注意。前走から2ヶ月近く経っているのもあり、この中間で落ち着いたとは思うけど。

ホープフルSは+14kgで好位の5番手の内につけており、直線までは持ったままの手応え十分。切れ味の差でキラーアビリティ、ジャスティンパレスには負けたが、器用な馬だし、馬場状態がよくなればしぶとい脚をもっと活かせるとは思う。中山向きではあるが、ダービー向きではなさそう。ただここは手頃なオッズになりそうで是非とも狙いたい一頭。ただテンションは注意。落ち着いていたら強気で買える。

リューベック
ディアドラの弟。札幌2歳Sこそ6着と敗北したが、次走の若駒Sは1着。札幌2歳Sは発馬直前にダークエクリプスが暴れるのを気にしてゲート内で何度も立ち上がり、結局出遅れ。それでも好位の3番手を取りに行き、直線では前も開かず、脚も使えずの踏んだり蹴ったりな競馬。度外視で良い。4か月の放牧を挟んで前走は我慢して行ってほしいとの指示だったが、スタートが良く、他に行く馬もいなかったため結局逃げの形に。スローペースでもかかることなく、直線ではしっかりと脚を使い、人気馬のリアドやグランディアを振り切って1着。馬体重も+18kgと大きく増え、成長分として良いだろう。ただし、前走の若駒Sは7頭建ての小頭数で多頭数の競馬になった場合はわからない。今回は12頭と手頃な数なのでそんなに気にしなくても良さそう。2走前の札幌2歳Sで低評価となるのなら今回は狙える。ポテンシャルは高い。

ロジハービン
前走は京成杯2着。
以下は京成杯のメモ。

新馬戦こそフジマサフリーダムに負けたが、大型馬でエンジンがかかるのが遅く、届かなかった。広いコースの方が良いが、少なくとも福島よりは中山の方がマシ。でも多分本質は東京かな。重賞レベルの中山はどうだろう。届かなさそう。

意外と中山でも届いた。トビが大きくて東京向きかと思っていたが、前走も2走前も中山で勝っているというところからも中山適性は実は高そう。3コーナー手前から位置を上げ始めて、4コーナーでは一気に追い出し、直線では先頭に躍り出るくらい、かなり長くいい脚を使っていたが、オニャンコポンに目標にされてキレ負けて2着。距離は伸びるが問題ないし、ここは押さえとくべき一頭。

以上で一週前の印は

◎アスクビクターモア
○ドウデュース
▲マテンロウレオ
☆ジャスティンロック
△ロジハービン、リューベック、ラーグルフ、メイショウゲキリン、アケルナルスター

12頭中9頭も選んでしまった。
ただ△もリューベック、ラーグルフは積極的に買いたいが、他はどうかと言われると微妙。ロジハービンは荒れて時計のかかる馬場で差しが決まりやすかったのもあると思う。

とりあえずここはアスクビクターモアを全力で狙う。

3/4追記
なんか気が付けば1頭減っていたけど、ジャスパージェットか。回避したのね。
小頭数なので枠もそんなに気にしなくて良さそう。スローペース濃厚。
狙う馬も変わらずかな。
アスクビクターモアは一番狙いたい。
明日になれば競馬ブックに厩舎コメントが出てくるからそれまで一旦保留かな。また明日。

3/5
2場開催はゆったりでよいね。
アスクビクターモアは自分のリズムで走った方がいいタイプとのことだし、この枠なら走りやすいよね。
ドウデュースは言うことはありません…。
マテンロウレオはどうなんでしょ。あんまり追い切りが良くないとかなんとかとか。
ジャスティンロックは意外と4番人気なんだね。すでに重賞勝っている馬なのに。中山への輸送をクリアできればとの話だし、パドックの気配は注意。ただこの人気なら普通に狙える。アスクビクターモアがむしろ思ったより人気している。
ロジハービンは前走行きたがっていたし、また外枠で前に壁を作れない。でもデムーロだから折り合い重視で運びそうだし、スローペース濃厚と考えるとちょっと今回は合わないかな?
リューベックも輸送が心配。
総合的に見るとラーグルフ、ボーンディスウェイは中山経験もあるし、
この2頭はロジハービンやリューベックよりかは買える感じ。
ゲキリンは枠もいいし、ここは逃げるだろうね。普通に買おう。
アケルナルスターってアケルナ・ルスターなのか、アケルナル・スターなのか。まあ後者だと思うけど。良馬場の追込み馬って買いたいよね。でも今回は見送るかな。
ボーンディスウェイは1枚くらい劣るとは思うけどメンツ的には3着に何着てもおかしくはないかなと思う。ドウデュースは流石に抜けて強いとは思うけど、現時点で2番人気がインダストリアならヒモ荒れしそう。
というわけで、最終の印はこんな感じかな。

◎アスクビクターモア
○ドウデュース
▲マテンロウレオ
☆ジャスティンロック
△リューベック、ラーグルフ、メイショウゲキリン、ボーンディスウェイ
買わない馬がインダストリアとロジハービンだけという。ロジハービンは大外枠でスローペースが合わないと見た。
今日外しすぎて自信無くなってる感はある。
馬券はこれで行こう。
今回はアスクビクターモアと心中します。ドウデュースは全く軽視してないし、頭で来たら諦めるしかない。2000mは長い!中山の内回りは合わなかった!という展開を期待しよう。
はっきり言ってドウデュースが負けるビジョンがあまり見えないので、この馬券はお勧めできない。


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