甲州街道S

まずは去年のメモから。

"WIN1から難関すぎる。1600mダート戦のハンデ戦。歴史的にはここ2年でこの東京10Rに組み込まれたレースで過去データは2戦だけ。ちなみにそれ以前は夏至Sという形で東京10Rに組み込まれたり、なかったり。条件も1400mだったり1600mだったり。ひとまずここは過去2年の甲州街道Sとダート1600mで行われた夏至Sの傾向を見るが、この時期はほとんど重馬場での施行になってしまうので今週末のダートとは条件が異なりそう。参考にできる条件がここ2年の甲州街道Sと2017年の夏至Sのみで、他の年は全て重馬場やら雨やらでラップが全く異なるので参考外。3コーナーに入るところから下り坂で残り3Fまでは平坦となるのでここで加速して最後は上るというかなりのスタミナを要するコース設計になっており、パワーのない差し馬は基本的に台頭できない。基本的にダート馬は大型だが、差してくる馬はパワー系とみてよさそう。また、この3年に限ると逃げ馬が台頭しており、比較的逃げ馬が有利なレース。ダートにありがちではあるが、後方からは届かないことが多い。東京だからという理由で差し馬を脳死では選ばない方がよさそう。差し馬だと上りは良馬場で35秒代後半を出せないと届かない。ニュートンテソーロが4コーナー8番手から上がり35.9秒で3着に入っている。一方で逃げ馬は人気薄で穴をあけており、2年前はシホノレジーナがアタマ差の2着、去年はメイショウマサヒメが7番人気で逃げて1着。逃げ馬には要注意。基本は前残りで考えたい。"


昨年はワールドタキオン本命で1着。昨年は逃げ馬が絡まなかったが、逃げた馬が16番人気で超人気薄な上にハイペースの逃げだったので仕方ない。かといって後方から差してきたのはフルヴォートだけで1着のワールドタキオンは好位追走からの抜け出しで強い勝ち方。
今年は良馬場ではなさそうだが、傾向はさほど変わらないとみて前の馬を狙いたい。

アイファーティオー
オシェア騎乗で斤量は56kg。3勝クラスは2回走って8着→4着。2走前の下総Sは昇級戦でスタート後に躓いて後方から行き、直線の入り口から大外に出して差してくるも8着まで。上がりは1位だったが1.4秒差で逃げ馬が残る展開では厳しかった。前走は京都1800mで同様の競馬をして上がり2位で4着。3走前の小倉1800mはハイレベル戦だったが、前潰れして展開が向いた。いい脚は持っているが、後方からなので直線の短いコースよりは東京や京都の方がいい。ただ前が残りやすいダートで後方から追い込んでどこまでやれるか。展開がはまらないと頭までは厳しい。

ヴァーサ
3勝クラスは0-0-1-6。後方から追い上げてくるタイプの馬で展開がはまらないと馬券には来れない。前走は1800mに伸ばして8着で折り合いのあまりよくない馬なので距離延長は良くなかった。時計もかかる方が良く、展開面の味方が必要。

ウナギノボリ
芝ダート両方使ってはいるが、3勝クラスで足踏み。毎回脚は使っているので展開一つ。勝ち切るまでは難しそう。きても3着まで。

カセノミオ
これまでもほとんど大負けしたことがなく、前走も昇級戦で2着。これまでのレースもハイレベル戦が多く、前走も超ハイレベル戦でタイム差なしの2着。2走前は5馬身差の完勝で同じ日の3勝クラス鳴門Sより速い勝ち時計。それだけに力は通用しているし、少し出負けして4コーナーが窮屈な場面もあったが、それでも外に出してからは伸びてきての2着。ポジションも先行で有力候補。東京でのレース経験はないが、左回りは中京で経験がある。ただ距離が1600mに伸びるのが初めてで父アジアエクスプレス産駒は1600mの成績が良くない。ただ強い競馬はしてるし、距離さえこなせば。

サトノアポロン
3勝クラスは0-1-0-6で前走は福永厩舎に転厩初戦。いつも好位で追走していた馬だったが前走は出遅れて無理をせず、後方から運び、最後は差を詰めるも14着。あまり無理をしなかったように見える。気が入りやすい馬で力むとササる場面があるのでできるだけリラックスして運びたい。叩き2戦目となるが、ここまでの戦績を見る限りではあまり買えない。

ジョディーズマロン
3勝クラスは0-1-3-8でなかなか勝ち切らない。こういう馬はWIN5では買わないに限る。前走は前が塞がって4着。揉まれると力を発揮できず、外をすんなり回ることが力を発揮する条件となる。少しチグハグな面があったが、それでもハナ差の4着なので展開がハマれば2,3着には来れそう。2走前は1800mで距離が長い。3走前はうちを走り5着。タイム面で物足りないので馬場が速いと良くない。

スマートアンバー
1,2勝クラスは連勝で3勝クラスは2戦して2着→12着。前走は東京マイルで直線で退いたあたり、マイルはやはり長い。勝ち上がりも1400mだし、ハイレベル戦だったとは言え、適性面でここは軽視。芝スタートは悪くないが。

ニシノカシミヤ
3勝クラスの成績は0-0-1-4で前走は3着。小雨降る重馬場でマイペースで逃げて最後まで粘って3着。スタートの速い馬で前走は1400mだったが、1600mの芝スタートでスッと逃げれば逃げ切りがあっても良さそうな馬。斤量も54kgだし、噛み合えば。逃げられない場合は脆く、大敗する。距離は少し不安ではあるが。

パルデンス
前走はBSイレブン賞で転厩緒戦で7着。まだ良化の余地があるとのコメントで展開の助けが必要と言われた中で7着。それでも4コーナー12番手から上り3位の脚で追い込んできたし、脚力はありそう。前走は58㎏だった斤量が今回は55㎏で臨めるし、2走前、3走前も上り1位の脚で届かずの3着。阪神や京都に比べると東京は一番直線が長いので条件は合っていると思う。ただベストは1200mで1600mへの延長は正直な外。1400mでも長いかもとコメントがあるし、距離を持たせるためにも後方で待機して最後に一気に抜ける脚を使ってきそう。展開の助けはやはり必要。

フォレストキャット
3勝クラスは0-1-0-4で2走前は2着だが、前走は10着。前走は三条Sで京都1800mの中、内で伸びようにも伸び切れず。2走前は4コーナーで11番手から追い込んできて2着でスマートファルコン産駒らしく外枠の方がいい馬。前走は最内枠で2走前は16頭立ての10番。3走前も最内を突いて12着。昇級戦の5走前トルマリンSでは外々を回って8着だったが、この時3着だったドライゼとは0.5秒差があった。一方で2走前はドライゼとクビ差の2着にまで迫っており、ポテンシャルはありそう。スムーズな競馬ができれば。2走前は木幡巧騎乗でリズムよく運んで終いは伸びた。今回は再び鞍上が木幡巧に戻り、おそらく2走前と同じような競馬をするとみているので狙いたいところ。ただ往々にして後方すぎると届かないので要注意。また初めての距離短縮で芝スタートとなるので置いて行かれる可能性も高い。

プラーヴィ
ここが昇級戦で前走は条件戦1着。久々の東京マイルでブリンカーを着用したことで先行集団の直後の外目をスムーズに追走できて、直線は反応も鋭く差し切り。2走前は枠が厳しく、5着。以前にオープン馬のエルゲルージにも勝っているし、時計も優秀で昇級戦からいきなり一発あってもよい。ポジションも後ろではないので比較的今回は楽もできそう。

モナルヒ
前走は昇級戦も爪不安で10か月の休み明け。追切でも3歳未勝利に遅れていたし、本調子からは程遠かった。上積みはあるだろうが、追切も終いの伸びは欠いていたし、まだ本調子にはなさそう。距離も1400mの方が良さそうでここは様子見が妥当か。

ラックスアットゼア
3勝クラスは2戦して3着→4着。前走は3コーナーでぶつけられてバランスを崩す不利があった中で4着。ポジションも好位のインだったし、ロスなく立ち回れた。ただ不利がやはり痛かった。2走前は中京スポーツ杯でスローペースの中で最内を突いて3着。3走前はハイレベル戦で馬場の割にタイムもよく、強い内容。団野くんもオープンまで行けるとコメントしているようだし、東京で終いを活かす形なら強い馬。しかも3走前は外枠で外を回される競馬をしたが、それでも楽に抜け出して勝利。前走は不利があったことを考慮しても評価は高い。ただ1600mは初めてで距離がどうか。前走は超ハイレベル戦で軽視ができない。

ラフストリーム
前走は京都1800mで距離が長く、13着。後方から大した足も使えず、大差の敗北。歩様の悪い馬でレース間隔があいてしまい、なかなか詰めて使えない馬だが、ここにきて前走から間隔を開けずの出走となった。前走は+18kgと重め残りでもあったし、距離も長かったので参考外。距離短縮で叩き2戦目のここなら前走よりはやれそう。2走前はノドの手術をして5か月の休養明け。馬体重はもっともっと減らしてもよく、-20㎏くらいなら抑えで買っても面白い馬。

リバートゥルー
3勝クラスは4戦して0-0-1-3。基本的に後方から脚を使う馬で後方から差しては来るもののなかなか届かず、良くて2,3着が多い馬。前走は届かずの8着。2走前は4コーナーで最後方にいたが、初めての中山でも追い込んでの3着。3走前も後方から行ったが、前が止まらずの4着。今回は後方待機の馬も多く、この馬も例に漏れず、後方待機なのでスローペースで前残りになりやすいと思われる。そういう点で展開は向かなさそうで良くて2,3着くらいの馬。

ワイドアラジン
ずっと芝を走っていたが、ここでダート替わり。芝のレースでは2戦してどちらも2桁着順で難しい。ここでいきなりダートで一発回答は想像しにくいので軽視。

枠次第ではあるが、後方待機の馬は
アイファーテイオー
ヴアーサ
ウナギノボリ
ジョディーズマロン
パルデンス
フォレストキャット
ラフストリーム
リバートゥルー
とダートにしては珍しく8頭が後方から差してくるタイプの馬。
一方で逃げ馬はニシノカシミヤのみとなり、楽に逃げられるだろう。
先行馬はラクスアットゼア、プラーヴィ、カセノミオとおそらく人気するであろう馬たち。
ここは前残りが濃厚そうで、印は

◎プラーヴィ
〇カセノミオ
▲ラクスアットゼア
☆ニシノカシミヤ
△ジョディーズマロン、リバートゥルー、パルデンス
くらいかな。
あとは面白そうな馬はフォレストキャットとラフストリーム。この2頭はよほどはまらないと難しいが、超ド級の穴としてはねらってみたい。

おそらく人気サイドの決着とはなるが、穴を開けるとしたら楽に逃げられるニシノカシミヤかなと。ただ割とハイペースで逃げる馬でもあるので展開次第では後ろの馬の決着にはなりかねない。まあそれでも先行する3頭は強いでしょうね。


追記。

2番ニシノカシミヤ
いい枠に入ったのと脚抜きのいい馬場になったので評価は上がるが、オッズが下がりすぎているのが少し問題。ただ展開が向けば勝ち切ってもよい。

3番ラクスアットゼア
距離はやはり陣営も不安になっている様子。そのため、中団で足を溜めて乗るつもりで、距離が持てば差しては来れる。

13番カセノミオ
距離は心配ないが初めての長距離輸送が心配というのが陣営。個人的には距離も心配ではある。枠は外だし、芝スタートなので外も悪くはない。

という感じで枠も出たので、印をつけなおすが、

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