朱鷺S

新潟2歳Sと同様、稍重以上での予想。内回りで直線の長さもかなり短くなるので前目でズブい馬や長くいい脚を使う馬は割引。前目で粘る馬や一瞬の切れ味をもつ差し馬を狙う。

アンコールプリュ
左回りの1400mは条件としては合っている。去年の時Sは7着で人気よりも走っている。ここ2走は条件が合わなすぎるので度外視。勝ち切るまでの力はなくとも差しが有利なこの馬場なら馬券内のチャンスはある。

インターミッション
この馬もとにかく追い込みが届けばの馬で展開次第。前走2着の分、多少人気するかもしれない。去年の信越Sは2着だし、小回り平坦コースの差し馬場なら要注意。1着までは厳しい。馬場が渋るのもプラス。馬単や3連単で2着付で買うのが面白い。馬体は増やしたい。

ヴェスターヴァルト
近走はさっぱり。去年の朱鷺Sは18着。去勢してもあまりいい競馬ができていないし、もう厳しいか。

エントシャイデン
叩き良化型でも2走前は逃げていきなり1着。今回はリフレイムがいるし、楽には逃げられないだろう。斤量も59kgできつい。別定では流石に。

サンクテュエール
新潟で行われた福島牝馬Sは3着。1400mは京都牝馬Sで初めて走り、5着と好走。スタートが良くないし、1400mだとペース的に置いていかれる。前走は1800mに戻したが、オーパーペースに巻き込まれて終わる。前走は1800m→1400mの短縮でペースが合わず、後方に置いていかれる。頭まではどうかも1400m2戦目で好走歴のある新潟なら。

シャインガーネット
気性が悪く、ムラ。前走は左回りの1400mとベスト条件も直線は伸びず。2走前は高松宮記念で0.3秒7着。インの残る馬場でもう一つインに入れられたら、とコメント。G1でこの着差ならオープン特別は余裕なはず。折り合いが悪いので前に壁を作りたい馬ではあるが、田辺と手が合うのでうまく乗ってくれそう。雨が降る馬場も良いし、時計のかかる馬場も良い。

タイセイディヴァイン
3歳馬なので53kgで出走できるし、1400mはベストに近い条件。ダートも走れるし、適性の幅が広い。ここは中心視したいが、古馬戦でどのくらい力を出せるか。現状3歳重賞を勝ち切るほどの力はなかったので斤量の恩恵と距離で買い。

ミッキーブリランテ
ムラのある馬で距離短縮時に走る。速い脚に欠けるし、時計のかかる馬場は良い。内枠の方がよいが、出遅れがちで少し難しい馬。58kgも重い。ただ距離短縮という条件だけで買っておきたい。

ララクリスティーヌ
ハイレベルの紅梅Sで2着。1着のソングラインとは0.5秒差をつけられたが、この馬も十分に強い。オープンクラスに来るまでに時間がかかったが、昇級戦でどこまで通用するか。休み明けも良いし、前走は1400mで完勝。2走前は1800mでベストではない条件で4着。雨の降る馬場も良いし、鞍上も魅力的。

リフレイム
前走から2kg斤量が増えるが、荒れた今の馬場ならリフレイムはベスト条件。直線は外によれるので最終的に荒れていない馬場を走ることができる。流石にここは軽視できない。

ルッジェーロ
確実に末脚を使える馬で今の馬場とはマッチ。去年の朱鷺Sでは2着だったように展開が合えば来られる。近走も上がり3F1位の脚を使えるので展開がハマれば。

残り6枠は出走確定次第。

現状買いたい馬は
◎リフレイム
◎シャインガーネット
◎ララクリスティーヌ
○インターミッション
○ルッジェーロ
○タイセイディヴァイン
▲アンコールプリュ
▲ミッキーブリランテ
△サンクテュエール

かなり混戦のような感じ。

8/25追記
インターミッション回避で抽選突破組はアビッグチア、グレイイングリーン、テンハッピーローズ、トキメキ、ショックアクション、ルプリュフォール、ルークズネスト、ハッピーアワーの7頭。
混戦具合がかなり増してしまった。

アビッグチア
バーデンバーデンカップを圧勝し、昇級戦。しかも前走は転厩緒戦。ただし、前走は9頭立ての小頭数で稍重の上に、時計が掛かって前が止まらない馬場。かなり馬場コンディションが向いていた。揉まれると弱く、同型のいない展開やスローペースで楽逃げ出来る展開じゃないと厳しい。今回は前走と真逆の馬場となるし、多頭数ということもあり、あまり強気には狙えない。

グレイイングリーン
前走はパラダイスSで3着。リフレイムに負けた形。鞍上はずっと乗っていた岩田ミライから浜中へ。浜中は馬群を捌くのが得意じゃないので、脚質的には合っていない。前走は時計を要する外差しの馬場で内を通った馬は軒並み飛んだ。グレイイングリーンは外枠だったが、外枠からいいポジションを取り、3着。いいころはもっと脚を使えたとコメント。テンションも高いし、100%の力は出し切れなかったか。2走前は阪急杯で2番人気に支持されるも5着。外枠スタートで後ろからになったが、4コーナーは外に出してから伸びた。ただし、内有利の馬場で上位の馬はインを突いた馬ばかりで大外を回ったグレイイングリーンが5着。枠が悪いことを考えるとよくやった内容。今回は外差しの馬場想定だと思われるのでポジションが取れなくても問題はなさそう。

以下は阪急杯のメモ。
”やっとオープンクラスに戻ってきた。NHKマイルカップとアーリントンカップはどちらも17着も全然震わなかった。が、1400mに限ると4-1-2-0で生涯馬券外なし。前走は新春Sで前が残る馬場の中でも中団から差し切って快勝。2走前は六甲アイランドSでやや太め残りの中でもスムーズに追走して3着。1着は京都牝馬で3着だったタンタラス。3歳時は出遅れが心配だった馬だが気性面の成長が見られたのか最近は出遅れず、コンスタントに成績を残している。ただヴィジュネルとはそんなに力量差はなく、同着だったり、2着だったりで今回も展開ひとつな感じ。ヴィジュネルは前残りを狙い、グレイイングリーンは中団からの差し。馬場的にもどちらもあり得るのでグレイイングリーンを評価するならヴィジュネルも評価しなければならない。”

出遅れても今の新潟の馬場ならリカバーできると信じたい。

ショックアクション
2年前の新潟2歳S覇者だが、その後はパッとせず、馬券から遠ざかっている。ソエを発症したが、今年のニューイヤーSで8か月ぶりの復帰を果たし、初の古馬戦は10着。叩いた次走の洛陽Sでは内で脚を溜めて5着。折り合いの悪い馬が折り合えたのは進展だし、持ち時計も短縮した。3戦目の六甲Sは折り合って手応えも悪くなさそうだったのに最後は止まってしまい、16着。4戦目は栗東Sで初のダート戦だったが、15着。そもそもダート適性はないように思える。前走は安土Sで番手を追走させたが、伸びに欠いた。今回は2戦2勝の新潟に舞台が移るし、3か月の休養を挟んでやっと出られたレース。賞金がなくてなかなか使いたいレースに使えなかったので、新潟のここに出られるのは願ってもいないと思われる。復帰した今年のレースに小回りの平坦コースは一度もなく、去年の朝日杯、ファルコンS、NHKマイルカップの負け方を見ても時計の速い馬場と坂がダメな可能性がある。
時計のかかる馬場で平坦コースのここは巻き返せる場所。切れる脚がないので上りのかかる馬場も良さそう。

テンハッピーローズ
昇級戦で前走は5月のフリーウェイS。休み明けによく走る馬で鋭い末脚も持ち合わせている。前走は前残りの展開でも外から差した強い勝ち方。2走前の晩春Sはテンションが高く、掛かったが、我慢させてから最後に差すも届かず。3走前のトリトンSは荒れた内を回ったせいで伸びに欠いて6着。新春Sも同様に外差しの決まりにくい馬場で大外を回した結果の7着。展開に左右される部分はあるが、敗因は明らかで今の荒れた馬場なら外から差す競馬はできそう。枠順次第なところはあるので外枠に入りたいところ。内で閉じ込められると厳しい。

トキメキ
前走はアイビスで11着。1000mから1400mへの延長がどうかというところだし、3勝クラス抜けも千直。1400m勝ちがあるが、下級条件だし、1000~1200mがメインの馬。オープンクラスの1400mはちょっと厳しそう。1400mは未勝利戦を新潟で勝った時以来だが、一気の延長でペースが合うかどうか。前走は馬場先出ですでに引っかかっていた。距離延長があまりプラスではないタイプ。

ルプリュフォール
前走が昇級戦で安土城S3着。もともと追込み一辺倒だった馬で、過去9レースは全て上り3F2位以内。相当後ろで脚を溜めるタイプ。その分展開が向かなければ届かないことが多いが、割と末脚も異次元なので3勝クラスで掲示板外だったのは昇級戦の心斎橋Sだけ。特に2走前は珍しく上り3Fが2位でいつもより押した結果、4コーナー4番手。テンが遅いのでどうしてもおいていかれるが、直線で最内を選択できたし、大外ぶん回し以外の競馬ができたのはプラス。特に新潟はコーナー角がきついのであまり大外を回しすぎるときついし、1400mは内回りの分、直線も短い。前走も押していき、リズムよく運んでアタマ差の3着。昇級戦でオープンクラスのスピードについて行けたのは収穫だし、これまでのレースでは決してできなかった最内を突くという選択ができるようになった。ただし、今回も同様の競馬をすると馬場の悪いところを走らされることになる。進路選びは少し慎重になりたいが、大外をぶん回すよりはマシか。

ルークズネスト
阪神カップ辺りから調子を崩す。連闘で出た京都金杯もゲートで潜ってしまい、大きく出遅れ。正直使い込み過ぎている感じがした。そこから4か月の休みを経て2走前に谷川岳Sに出走。絶好のポジションで競馬ができたが、直線は反応が微妙。そもそも上りが速すぎた感。前にいたウインカーネリアンが上り3F33.0秒でルークズネストは33.5秒。そもそも出遅れて切れ負けたし、限界の脚という感じ。前残りで前にいた割には微妙も休み明けを考慮するとそんなもんかもしれない。前走はパラダイスSで5着。少しずつ状態も上向いてきたが、前走もゲート内で暴れて少しの出遅れ。腹を括って後方からの競馬にしたが、馬群の狭いところを割って5着まで追い上げた。上り3Fも1位だし、今の新潟の馬場的にもむしろ出遅れを考慮して後ろから進めた方がいいんじゃないかと思う。

ハッピーアワー
基本出遅れで後方から伸びる競馬をするので舞台適性は合っている。でもさすがに来たら諦めるの類の馬。気が向いたら三連複のひもに入れるくらい。

というわけで、出走馬が確定したし、ポイントをまとめる。

アンコールプリュ
・左回りの1400m◎
・差し馬で荒れ馬場は合う
・勝ち切るほどではないが、押さえには入れても良さそう

アビッグチア
・前走はかなり恵まれた
・今の馬場と逃げ馬は合わない
・昇級戦で今回は様子見

ヴェスターヴァルト
来たら諦める

エントシャイデン
・斤量59kgはかなりきつい
・脚も逃げ先行で今の馬場とはマッチしない

グレイイングリーン
・末脚強烈
・前残りの展開でも差してきた経験があるし、ここは有力
・脚質と馬場がマッチ

サンクテュエール
・新潟は重賞で好走歴あり
・1400mに短縮してから結果は出ていないが、京都牝馬Sは5着
・牡馬相手で斤量も1kg重いとさすがに厳しいか

シャインガーネット
・折り合いが悪く、前に壁を作りたいが、実績上位
・出遅れが心配も馬場的にはあまり問題にはならなさそう
・ムラがあるので過信は禁物
・雨の降る馬場や時計のかかる馬場も良い

ショックアクション
・新潟2歳S勝ちで新潟は2戦2勝
・近走は奮わないが、追いきりはしっかり走っているので適性の問題?
・もしかしたら平坦コースが得意かも
・差し馬なので馬場は合っている

タイセイディバイン
・距離短縮したファルコンSでいきなり2着
・初ダートのユニコーンSでも5着と好走
・現状1400mが一番走れると思うので斤量と距離で買い

テンハッピーローズ
・若干展開に左右されるが、脚質的にここは上位
・他の馬にも言えることだが、ある程度のポジションが欲しい
・外枠理想
・昇級戦でどこまでやれるか

トキメキ
・前走はアイビスSDで11着も返し馬の時点で掛かっていた
・1200mは得意だが、1400mは久々でベストとは言えない
・オープンクラスの1400mで通用するかどうか

ハッピーアワー
来たら諦めると思う。差しの有利な馬場なので3連複のひもに入れてもよい

ミッキーブリランテ
・距離短縮◎
・58kgは厳しい
・距離短縮以外の買い要素はあまりないが、時計のかかる馬場も悪くない

ララクリスティーヌ
・昇級戦も能力はあるはず
・雨の降る馬場も良い
・前目で追走するので馬場はマッチしない可能性があるが今回はテンの遅い馬が多いので残る可能性も高い
・鞍上も魅力的

リフレイム
・脚質と馬場は合わないものの、外に斜行するので結果的に馬場の荒れていないところを走れる
・斤量が2kg増えて差し有利な馬場でも行けるかどうか
・馬場が渋る分には問題ない
・軽視はしにくい

ルッジェーロ
・去年の朱鷺Sは2着
・馬場と脚質がマッチ
・近走もいい上がりを使えているし、展開が合えばの馬

ルプリュフォール
・2走前からポジションを取れるようになった
・昇級戦も3着と通用する力を見せている
・今回は荒れている馬場的にも有力

ルークズネスト
・腹を括って後ろからにすればよいと思う
・出遅れる
・ゲート内で安定せず、暴れる


という感じで印は
◎ララクリスティーヌ
〇グレイイングリーン
▲リフレイム
☆シャインガーネット
△アンコールプリュ、ショックアクション、テンハッピーローズ、ミッキーブリランテ、ルッジェーロ

もしWIN5を買うなら
ララクリスティーヌ、グレイングリーン、リフレイム、シャインガーネット、テンハッピーローズの5頭。広めでもショックアクション、ルッジェーロまで。

8/28追記
1番リフレイム
正直この枠に入るのはプラスではない。内枠から逃げるのは良いが、最後の直線でどうか。

2番アンコーリュプリュ
内枠は割引。

3番ルプリュフォール
この枠ならポジション取れそうだし、期待できる

4番ルッジェーロ
展開次第で今回は合いそう

5番グレイイングリーン
さすがにここは軽視不可能

6番トキメキ
1400mでどうか。

7番テンハッピーローズ
外枠理想でちょっと内に入ったかなという印象

8番ハッピーアワー
展開が合えば馬。

9番アビッグチア
リフレイムが内枠にいるので出方を考える必要がある。

10番エントシャイデン
アビッグチアに同じ。ちょっと外に入ったかなという印象。

11番ヴェスターヴァルト
能力的に厳しい

12番タイセイディバイン
1400mベストで53kgのここはチャンス。勝ち切れるかどうか。

13番サンクテュエール
牡馬相手でどうか。

14番ショックアクション
平坦コースで外枠に入ったし、あとは追込みが効く展開なら。

15番シャインガーネット
外枠に入ったが、流れるペースなら多少出遅れても問題ない。前に壁は作りたいが、外枠でも好走したことがあるのでチャンス

16番ルークズネスト
ゲートがすべて。

17番ミッキーブリランテ
外枠すぎて隣は牝馬。ちょっと今回は買いにくいかな

18番ララクリスティーヌ
本命にしていたし、この枠ならいける。今雨降っているし、馬場も悪くなさそう。

というわけで最終の印は
◎ララクリスティーヌ
〇グレイイングリーン
▲シャインガーネット
☆タイセイディバイン
△リフレイム、ルプリュフォール、ルッジェーロ、テンハッピーローズ、ショックアクション
ということにしよう。


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