鳥取特別

オンワードセルフ
なんと事前登録9レースという猛者。3勝クラスで馬券になったことはなく、流石に頭打ち。買い要素は特にない。

キゾク
3勝クラスは3戦して掲示板なし。4走前に9頭立ての1勝クラスで減量騎手を乗せて1着だったこともあり、クラスが上がってからは通用していなさそう。4走前はズブい馬ながらも押して先行して1着で3〜4コーナーは手を焼いていた様子。ルーキーなのでまだ未熟な部分はありながらもなんとか勝ち切ったという感じ。3走前は叩き2戦目の昇級戦だったがハナに立ち、いい逃げをするも勝ち馬にあっさりと交わされてからは厳しくなって6着。それでも2着とは0.2秒差。2走前は距離短縮して函館1700mだったが、ハンデ54kgをもらっても好位でいっぱいになり、7着。前走は札幌1700mで好位で運ぶも8着で1秒以上の着差をつけられての負け。ずっとローカルでしか走っておらず、ここにきて阪神ダート1800mは荷が重そう。小回りのコースの方がいい馬だけに、ここは舞台が合わない。

キタノセレナード
2勝クラスは3戦して5→4→2着と徐々に着順を上げている。3走前は大通公園特別でメモは以下の通り。

"これまでのキャリアは2-2-2-1で馬券外は1度だけ。その馬券外も出遅れて直線は切れずと言った内容。距離も1400mで後の成績を見る限りは短かった。3戦目に1800mにシフトして2着。流れたハイペースで差しの決まる展開だったし、上位の馬はポジション的に届かず。4戦目も2着で少し手応えが劣勢の中でもしっかり伸びた。5戦目は少しポジションを上げて4コーナー3番手で上がり3Fは1位だったが、スローペースで前にいた馬に逃げ切られてしまった。時計も詰めている。そして2ヶ月の休養を挟んで函館1700mでついに未勝利抜け。スタミナがあるので多少の距離ロスも問題なく、4コーナーでは余裕の手応え。結果、バテる後続をぐんぐん離して9馬身差の圧勝。稍重の馬場も良かったように思える。次走も函館1700mで1勝クラスだったが、古馬との戦いになり斤量が2kg減り、馬群の中で運んで内からじわじわと伸びて1着。吉田隼人が苦しい競馬も経験させようとしており、これが着差に響いたと思われる。着差以上に強いし、前走のコメントから吉田隼人は前々で競馬した方がいいとコメントしている。今回は前走より前で競馬しそうで素直に期待できる。ちなみにここ5戦は全て上がり3F1位。馬場はスピードを問われる方が良さそう。"

大通公園特別では対抗に掲げていたが、5着。内枠で砂を被せながらのレースをしても手応えはあった。ただそれほど伸びずに立ち回りを生かして5着。2走前はジュタロウが桁違いなだけで2着からは0.1秒差の4着。久々だったが、好位追走でそつのない立ち回りをした。砂を被せた経験が生きたのかインで立ち回り上手く回れるようになってる。前走は斤量が56kgになったが、最後までシルバーエースとの着差は縮まらずに2着。シルバーエースには2走前にも敗北しており、単純に相手が強かったかもしれない。ここ2戦は上がり2位だし、馬場も速かった。どちらかと言えば速い馬場のほうがいい馬かもしれないが、このクラスだと良馬場でも良いのかも。このクラスは抜けられる馬だし、クラス慣れもしてきただろうし、ここは有力な一頭。

サンマルレジェンド
地方で5連勝し、2走前に中央に転厩して即1着。前走は昇級戦で9着。2走前は楽にハナに立ち、マイペースの競馬をして最後は物見する余裕すらあった。このクラスも十分に通用する余裕っぷりに見える。前走もスタートよく出てハナに立ったが、途中で捲ってくる馬がいて息の入らない展開になってしまい、最後は止まってる。展開面に大きな不利があったし、仕方ない。もともと地方では右回りを走っていたし、左回りの中京で坂もこなしたことから阪神1800mという舞台も特に問題はなさそう。前走は展開負けだった分、ここは見直せるし、いきなり一発はあっても良い。

タガノチュール
前走は5月の新潟開催の五泉特別で8着。途中でズブさも見せて、最後は直線で息が切れた。2走前は勝ち上がりだったが3kg減の騎手を起用して先行策に出て、手応えの違う走りで1着。どうやら新潟が得意なのと減量が良かった様子。クラス慣れも必要そうで定量戦で阪神に舞台が変わるし、休み明けを考慮するとびみょう。

タケルジャック
美浦からの参戦。小桧山厩舎だし、鞍上は原か。前走はレース後のダメージがある中でのレースで2カ月の間で6走目とハードなローテーション。中期から伸びないのも仕方ない。2走前は連闘で返し馬から元気はなかったが、長くいい脚を使って逃げ、無事1着。上がりも1位で強い競馬だった。前走は11/13で今回まで1ヶ月以上空いているし、立て直しは完了したか。阪神のダートは初めてなのと急坂がどうか。3走前はインで砂を被りながら走っても後続に3馬身差。ダート適性は低くなさそうで前走までは連戦でパフォーマンスを落としていたと考えると見直す価値はありそう。特に前走は万全じゃない中でも1着まで0.3秒差でそんなに負けていない。1ヶ月以上の休みを経てどの程度やれるか。

テイエムファクター
ダートで距離を伸ばしてから2-2-1-1で馬券外は1回のみ。その1回は5走前の10着で内枠から一度ハナを取るも外から被せられる不利があり、直線では失速。休養を経て4走前は番手追走で最後はセーフティリードを取るも目標にされた分か、サンライズオリオンに交わされて2着。ただし、後続には9馬身差で相手が悪かった。次走は後続に4馬身差で勝利しているし、余裕の勝利。2走前は新潟1800mで2着。一旦先頭に立つもペルアアにクビ交わされた。ただし3着には8馬身差で次走は順当勝ち。前走は疲れも心配されたし、反応も悪かった中での勝利と考えるとやはり疲労はあったと思う。その中で勝ち切るパフォーマンスを発揮できるし、今回は休み明けとなって充電もしっかりできたと見るとここは昇級戦とは言え、軽視はできない。ここ4走は前目で競馬してハイペースでも上り3位以内の足を使えているし、評価したい。

ビーアイオラクル
2勝クラスは2戦して13→2着。2走前は休み明けで+26kgと大幅増。太めで逃げるも最後はバテて13着。前走は叩いた上積みもあり、12kg減らしてハンデ54kgで阪神ダート1800mを走り、2着。並ぶところもなく交わされたが激しい2着争いは制した。4走前に距離を伸ばして成績が良くなり始めており、3走前の1勝クラス勝ちは52kgの減量騎手を起用してリズム良く運び、展開がハマって快勝。阪神ダート1800mは1-1-0-0と比較的得意そうで上積みもありそうと考えると有力ではあるが、52kg, 54kgでの好走と見ると今回の56kgはどうか。

ファイヴレター
2勝クラスは0-0-3-15でクラス頭打ち。勝ち切るだけの力はなさそう。2走前に休み明けで5着だったが前潰れの展開で上がり1位の脚を繰り出しての結果。使える脚が短いので阪神よりも小回りのローカル向けか。展開がハマっても3着くらいの馬。

ペルアア
前走は左膝蓋部挫創のために除外。4ヶ月ぶりのレースだったが、この影響がどのくらい出るかは心配。2走前はテイエムファクターとの一騎打ちで後続を8馬身離しての1着。昇級しても通用はするレベルだし、ダートはまだ馬券外なしの2-1-0-0。休み明けも走るし、前走の影響がどのくらいあるかだけ。

メイショウキッド
未勝利、1勝クラスと惜しい競馬を続けてきてやっと勝ち切るという感じ。能力はあるが難しいところがあり、左手前のまま走ったり、アオって出たり。今までのレースもほぼ全てハイペースで上がりも3位以内。3走前はレース中に跛行を発症して競争中止。前走はその休み明けでアオって出て7着。今回が昇級戦となるが、不安要素はかなりある。ただ展開がハマれば連勝も可能な馬だと思う。4走前に1800mに伸ばしたがそれも3着で前走は1400m。距離は問題ない。

ラインオブソウル
新馬戦勝ちから1勝クラス抜けまで多少時間がかかったが、前走は後続に2.5馬身差の圧勝。ただ走ることに一生懸命すぎてがっちり抑えないといけない馬。ラスト300mで先頭に立つと難なく後続を突き放しての勝利。どちらかといえばパサパサのダートで走りたい馬らしく、前走や2走前のように稍重で足抜きのいいダートはあまり良くなさそう。時計がかかったほうがいいというのもあるが、走りやすい馬場だとどんどんスピードを出してしまうのだろう。伏竜Sは稍重の馬場で勝負所でついていけず、という内容で揉まれたのもあるが、やはり時計の速いダートはあまりよくなさそう。5走前の3歳1勝クラスは条件戦だったが、1着はノットゥルノでその後JDD制覇、2着はヴァレーデラルナで怒涛の4連勝でJBCレディスクラシックを制覇、とかなりレベルの高い一戦。ここから0.4秒差で3着に入っているのは素直に評価したい。4着とは2.5馬身差でこの上位3頭は評価できる。あまり揉まれ強い馬でもないので、中枠~外枠あたりに入りたい。馬場も良馬場希望。

レオカクテル
2走前に脚部不安による6か月半の休養明けでアブローズ賞に出走して10着。馬体重も10kg以上増えて502kg。2勝クラスの成績は0-1-0-5となっており、2着が1回ある。前走は連闘で豊中特別に出走したが、左回りの方がいい馬で、逃げてバテて大差の14着。さらに中1週での出走となり、素直にここはあまり評価できない。中山1800mで2着が1回あるが、昇級緒戦で休み明けの中、2着。気が前向きすぎる馬で息の入らないことが多く、1800mはぎりぎりの距離。レース中も力んでおり、気性が難しい。以前も休み明け11着→中1週5着→中2週4着と間隔を詰めて使っても問題はなかったことがあるので、間隔自体はそこまで影響しなさそう。むしろまだまだ馬体は絞れるところにあるし、阪神の輸送でさらに絞れれば。ただしいきなり頭はちょっと考えにくい。ブリンカーをつけてからは内容は改善している。

ロードバルドル
前走はアブローズ賞で昇級戦8着。マイルが最適距離で東京マイルがベスト。ただ前走は勝った馬の後ろといういい位置での競馬をした割に最後はペースを上げることができず、8着まで。この条件だとマイルの方がいいか。

ワンダーブレット
2走前の未勝利勝ちの時計は前日の重馬場の一勝クラスで4着に相当するタイムで前走は力も通用していた。実際昇級即通用で1着だったし、かなり内容が良くなっている。前走は発汗も目立っていたが、小牧の鞍は確か汗が目立ちやすいはず(netkeibaのコラムに書いてあった)なのであまり気にしなくても良さそう。前走はハナを奪って4コーナーでも手応え抜群で、最後は1.5馬身差の勝利。ペース良く逃げて上りも掛かっているが、2~4着は差し追込み馬の決着でこのペースで走って逃げ切ったワンダーブレットは素直に強い。阪神1800mは初めてだが、距離は問題ないだろう。距離延長して1700m以上のレースに出てからは2-1-0-0とまだ100%連対。


枠にも左右されるが、結構な混戦になりそうなメンツが揃っており、現時点での印は
◎キタノセレナード
〇ワンダーブレット
▲テイエムファクター
☆ラインオブソウル
△サンマルレジェンド、ペルアア、タケルジャック、ビーアイオラクル、メイショウキッド、レオカクテル

という感じかな。
WIN5なら◎~☆。余裕があればペルアアとサンマルレジェンドあたりも。6点はさすがに多いかな。ここ1点で突破するのは難しい。


これ書き終わった後にオールワンセルフではなく、レッドエンヴィーが入ったので追記。

レッドエンヴィー
2勝クラスは0-2-1-11で、最後に馬券に入ったのは4走前の去年の12月。蟻洞による9か月半の休み明けだった2走前から15着→10着といいところはない。ここはさすがに買いにくい。

印は変わらず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?