シンボリクリスエスカップ

この日は競馬場に行くのでできるだけ予想します。
中山2000mでの施行となり、コースとしてはホープフルSと同じ。直線の入り口からスタートしてぐるっと一周回る形。スタートしてから1コーナーに至るまで急な上り坂を約5mくらい上ってから向上面までに一気に下るという形で前半にスタミナを大きく問われる。その後向正面から残り1Fまでは平坦なコースだが、3, 4コーナーの曲率は高く、ほぼ小回り。つまり、丘を越えてから一息ついてすぐにきついコーナーが来るため、ここで捲る必要があり、まだ開幕序盤であることを考慮すると4コーナー最後方からは届きにくく、必然と先行馬が有利になる。去年は稍重での施行だったが、4コーナーで2~4番手の馬が上位で3コーナーの位置も10頭立ての中で2,3,6番手と比較的前の馬が多い。しかも3着のケンアンビシャスは3コーナー6番手から捲るも2着とは7馬身差つけられており、やはり差しは厳しい印象。 2021年は7頭立てで4コーナー6番手からパラダイスリーフが1着になったが、2,3着は前の馬。速い上りを使える強い馬は4コーナー後方でも届くが、穴を空けられるのは前の馬と予想される。2020年は11頭立てでの施行で4コーナーは5,7番手。最後方からは届かなかったが、2着のモクレレは3コーナーで9番手と後方から捲る競馬をして2着になっている。ただしこの年は縦長の展開で途中から捲ってきた馬もいたため、出入りの激しい前に辛い展開となった。それでも捲ったボリアンサは9番人気でクビ差の4着だし、やはり展開が悪くとも前が残りやすい。それよりも過去になるとダート1200mでの施行となるので参考になるのは2020~2022まで。結論としては捲りに注意しつつも前~中団で速い上りを使える馬を狙いたい。コーナリングも大事。

ヴィヴァン
ここ2走はダートで走っており、2勝クラスの芝は3走前と4走前。どちらも掲示板外だが、3走前は爪不安明けで4走前は昇級戦とみると見限るのは早いかも。疲れの残りやすい馬であまり使い詰めることができず、3走前から1か月ごとに使い続けて3戦。おそらく前走は疲労だろう。好位からいい競馬をするも伸びなかった。今回は3カ月空いているので休養としては十分。2走前は初ダートだったが、追い切りではオープン馬に先着しており、具合も良かった様子。3走前は追い切りからも調子が不足している様子が見られたし、爪不安明けを考えると参考外。4走前は昇級戦だったが、稍重の馬場が良くなかったのか、直線半ばで脚色が鈍り、7着。馬場的にも追込みが利きにくく合わなかったかも。2000mは久々だが、過去にはこなしているし問題はないだろう。もともと新馬戦ではシャフリヤール相手にクビ差の2着だった馬だし、末脚も良い。ただ関東圏でのレースは初めてで中山をこなせるかは不明。ポテンシャルはあるし、まだ2勝クラスでまともに芝を走れていないので穴としては一興。

エレフセリア
来ても3着までの馬で3勝クラスは0-0-0-6。とはいえ、大きく負けたのは3走前のかもめ島特別の11着でそれ以外の5戦は4着と6着で大きく負けていない。ただし、ここ5走は全て洋芝条件でこの夏は6戦目となり、疲労は心配。1勝クラス勝ち上がりも小倉で好走は全てローカル。スタミナを試されるタフな中山をこなせるかは微妙でここは割り引きたい。

グランドライン
2勝クラスは5戦して0-2-0-4。内掲示板を外したのは1回だけで当時は不良馬場。前走は新潟2200mで阿賀野川特別に出走するも5着で二の足が遅く後方から進めるも上位馬が止まらず。平坦コースよりも坂のあるコースの方が良いらしく、上がりのかかる方がよさそうという点では中山がベスト。もともと中山を得意としている馬だし、ズブさもあるので距離は長い方がいい。2走前は2着だったが、1800mで距離が足りない上に福島の平坦コース。また休み明けもあった。2000mの良馬場がベスト条件と思われるが、どちらかといえば外回りの方がよさそう。ただ力はあるし、この条件はベストに近いのでここは期待。

ケンアンビシャス
去年のシンボリクリスエスCは3着も2着とは7馬身差。このクラスでは頭打ちで良くて掲示板。

ゴッドファーザー
3歳馬で斤量は55kg。前走1勝クラスを勝ち、ここが昇級戦。2000mは弥生賞10着以来。デビューしてからほぼすべてのレースで逃げており、今回も逃げが濃厚。前走は完勝も条件戦だったし、展開面も恵まれた。和生がコメントでこのまま無事に競馬を嫌いにならないでほしいと言っているのが少し気にかかる。また2走前のコメントで弥生賞は2000mが長かったというのもあり、同じ舞台は少し不安か。2走前は休み明けでも完璧な立ち回りで3着。重賞以外ではまだ馬券を外していないが、今回はちょっと不安要素が多い。楽に逃げられるコースではないし、これまでのレースは新馬戦以外全て10頭以下で基本的に楽に逃げる展開が多かった。昇級戦でペースが上がり、16頭立てとなり、また他の馬にも逃げ馬がいればそんな簡単にはここはクリアできないと思われる。

サクセスドレーク
今回が昇級戦でここ3走は1-2-0-0で馬券を外していない。関東への遠征は初めてで輸送をクリアできるかどうかは気になるところ。距離は問題ない。前走は相手関係に恵まれたとコメントがあり、余裕の勝利。2走前は勝ちに行く競馬をして2着。3走前は左回りだったし、余裕残しの競馬で2着。小回りにも対応して捲る競馬ができるのはプラスで中山でもこの経験は生きると思う。ただし勝ち上がりはすべて小倉で急坂に対応できるかがポイントか。距離は伸びた方がいいし、バテない馬なので馬券には入るかもしれないが、勝ち切るまでは難しそう。

シベリアンタイガー
厳しい。

スズノイナズマ
リーチザクラウン産駒でダート馬。早熟血統だけにもう5歳となるとこれ以上の上積みは見込めない。

ネオストーリー
前走は初障害で6着。芝ではもう通用しない。

ハイエスティーム
前走は阿賀野川特別で3着。2コーナーでは7番手だったが、3コーナーでは2番手に押し上げての3着。田辺は平坦のスピード競馬よりも中山の方が合うとコメントしており終始外を回って最後まで脚色衰えずの3着と考えると結構強い内容。昇級して3戦は奮わなかったが、クラス慣れも見込める。ハイレベル戦の阿賀野川特別できつい競馬をしての3着ならここはもっと上位を狙えると思われる。馬体重の変化は要注意。前走より減らしたくはない。

ヒットザシーン
中山は得意な馬で2-2-1-6。前走は冨里特別で中山1800mに出走するも6着。7番手追走も決め手に欠いており、末脚比べというよりは早め仕掛けで前々で粘る競馬の方がよさそう。前走は10頭立ての4コーナー7番手と後ろすぎた。2勝クラスでも牝馬限定だが中山で好走しているし、中山に狙いを定めてきたのはプラス。ここはねらい目。

フィデリオグリーン
良くて掲示板レベルでこのクラスは厳しい。それでも前走は1着から0.5秒差の5着で健闘したが、中山に替わるのはプラスではないだろう。

フィレンツェ
重複登録が4つあり、ここに出てくるかもわからない。前走はフレグモーネ明けで6カ月ぶりのレースだし、度外視できる。勝ちは稍重や重馬場であることからも時計のかかる馬場は得意だろうし、今週末の良馬場は割引か。また、ポジション的にもやや後ろで届かない可能性が高い。ここは据え置いても3着までか。

フレーヴァード
ここに出走してきたらさすがに本命。セントライト記念に行ってほしい。ただ状態が悪いらしい。

マイネルニコラス
前走が条件戦の1勝クラスを勝ち、ここが昇級戦。前走はチークピーシズを着用し、以前とは違ったデキだった様子。スローペースで直線の手応えは十分だったし、展開がやや向いていたというのはありそう。1月末以来のレースで半年以上空いたし、この中間は骨折やら喉の手術やらが理由。骨折明けで様子見は妥当だが、臨戦過程は整っている様子。東京よりも中山の方が合う馬だったが、前走は東京で勝利。本格化の兆しはある。穴ではねらいたい馬。昇級戦かつ復帰戦で人気もしないと思う。

ヨリマル
前走は青葉賞で11着だったが、もう一絞りできそうな体つきで前が詰まってしまった。初の古馬戦となり、この中間の休養を経てどのくらい成長したか。斤量面も恵まれており、期待はできる。右回りよりも左回りで主に成績を残しており、中山に対応できるかは不安。遅生まれの馬でこれからの成長にも期待できる。速い上りを使えるわけではないので比較的前のポジションになるし、そういう点では今回の馬場は合っている。ただし、初の中山で右回りは少し不安。

リリーブライト
中央で勝てず、地方で3連勝を経て中央へ。3走前に単勝121倍で突然激走して2着。時計のかかる決着の方が良く、展開もハマった。2走前も2着とフロックではないことを示したし、場所は東京に替わっても成績を残したのは高評価。一瞬の脚をもっている馬で内回りの東京は合う。上がりも最速でフロックではない。前走も東京で4着と好走しており、ペースが遅かったために自分から動いた結果、脚が残らず。1.0秒差をつけられたが、このクラスでも通用するのは間違いなさそう。また、使える脚を考慮しても東京よりも圧倒的に中山の方が合う。ここ4走は全て上り3位以内の脚を使えているし、ここも見劣りはしない。ただし、勝ち切るまでかは微妙。得意コースならいけるか。

レヴォリオ
2勝クラスは0-0-0-6ですべて0.7秒以上の負け。勝ち上がりも小倉で中山の坂に対応できるかどうか。2000mも長いか。

以上で印は
◎グランドライン
〇ハイエスティーム
▲ヒットザシーン
☆リリーブライト
△ヴィヴァン、マイネルニコラス、ヨリマル
×サクセスドレーク

ここまでかな。ゴッドファーザーが楽逃げに持っていくだろうが、この頭数とこのコースならそう簡単にはいかないと思う。できれば外枠に入ってほしい。ゴッドファーザーが楽逃げ出来る展開なら諦める。

追記

フレーヴァードが自己条件に回ってきてしかも2000mのコースということでここは素直にフレーヴァードが強いと見た。ただし、状態面が微妙とのことなので、そのあたりがどうか。

◎フレーヴァード
◎グランドライン
〇ハイエスティーム
▲ヒットザシーン
☆リリーブライト
△ヴィヴァン、マイネルニコラス、ヨリマル
×サクセスドレーク

面倒だからこのまま◎を増やす形にしたけどこういう感じで行きます。

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