神奈月S

ダートは馬場がわからない。稍重かもしれない。東京のダート戦は差し追い込みが決まりやすいので中山やローカルで差し損ねた馬を狙いたい。

エースレイジング
前走は白嶺Sで13着。膝を骨折して7ヶ月の休養明けだったが、直線は失速。久々で身体も増えていたし、仕方ない。今回は前走から9ヶ月空いており、中間は謎。また骨折でもしたのかも。2走前は中1週で間隔が詰まっていたし、ずっと使われていた分もあってか、4コーナーでペースが上がってからはついていけず、流れ込んで8着。とはいえ昇級戦だし、悪くはない内容。この中間は追い切りで新馬に遅れているし、一度叩いてからかも。

カンリンポチェ
昇級戦。前走は長い2勝クラスを抜けてついに1着。それまでも惜しい競馬は続いていた。

以下は前走のメモ。
"前走は昇級戦で両津湾特別10着。好位追走も4コーナーで退いて終わる。昇給してベースが合わなかったか。2走前は爪不安の4ヶ月半ぶりのレースで正攻法の競馬をして東京2100mで1着。揉まれ弱い馬なので外枠の方が良く、3走前は大外枠で砂を被らずに自分のリズムで運んで3着。大型馬故に叩いて2戦目の今回の方が上積みはあるだろうし、見限るのは早いが、脆さが同居してちょっと狙いにくい。また雨で馬場が速くなり、さらにペースが上がると流石に厳しいかもしれない。"

外枠で揉まれずに先行できたのが好走につながった。今回は昇級戦だし、距離短縮でペースも速くなる。54kgのハンデをもらえるとはいえ、ここは様子見したいところ。

グットディール
前走の3歳以上2勝クラスは後続に4馬身差の強い競馬。クラスが上がって斤量は54kgのまま。3歳のハンデ込みでも54kgなのだから実質ハンデはなし。2走前は正攻法の競馬で直線も伸びてくるが、2着まで。ビッグアーサー産駒でそもそも1700mも多少長かったかもしれない。中京1400mではリメイクやジレトール相手に3着といい競馬ができたが、ヒヤシンスS、青竜Sは完敗。血統背景的にも距離短縮はプラスだが、かかりやすい面があるし、クラスが上がってどうか。良馬場のダートならあまり合わないかも。圧倒的人気なら軽視だが、鞍上も心強く、程々の人気なら許容。

サルファーコスモス
ここにきてダート。前走は中京マイルで後方から全く伸びず。2走前は秋華賞でレベルが高すぎた。納屋橋Sも中京マイルで2着。53kgで初ダートがどうかだが、枠次第。砂を被らない位置が大事。また兄弟はダートで走った馬もいるが、もれなく芝では勝てなくてダートに行った馬。結局3勝クラスをダートで抜けた馬はいないし、初ダートは様子見が妥当。

ジェロボーム
前走は夏至Sで牡馬相手に昇級戦で出遅れて後方から差を詰めるも8着。2走前は牝馬同士で展開もあって1着。周りを気にしたり、先頭に立つのを嫌がったり、気の悪さがある馬。展開にも頼らなければならないし、52kgは魅力的もどこまでやれるか。大型馬の休み明けで一度叩いてからの方が良さそう。

ジョディーズマロン
昇級緒戦。前走はスタートよく走るも1列下げて運ぶも終始手応えが良く、直線は伸びて快勝。叩き2戦目も良かったかも。2走前は中団の後方から最内を進むも揉まれ弱さを出して11着。長くいい脚を使うタイプで東京マイルも合う。

スーパーブレイク
ずっと芝を走ってきて久々のダート。8歳で上積みもないし、頭打ちしている感。ここは厳しそう。

ダイワドノヴァン
昇級戦かつ5ヶ月ぶりのレース。2走前に馬が流れに乗れず、やる気も出さず、13着。前走が連闘で巻き返して1着。またブリンカーを着用することで集中して走れるようになり、2着馬をゴール前で差し切った。2勝クラスの成績は1-4-3-17でかなり長く走っていた。今回は昇級戦だし、休養明けなので一度様子見をした方が良さそう。

ドンカポノ
前走が3勝クラス初戦で7着。

以下は前走のメモ。
"こちらも2連勝中で斤量は55kg。小倉や新潟で走っていたが、どうも広いコースの方が良さそうで、小回りだと少し追走に苦労。そこで広いコースの阪神および中京1400mに路線変更して使い詰める。そこからは4着2回、2着2回と好走しており、適性を示した。そして2走前が2ヶ月半の休み明けで多少太くともしっかりと勝ち切った。前走がはじめての東京マイルだったが、-18kgでしっかりと絞っていた。一方でテンション高めで馬っ気を出していたりとコンディションは悪い。それでも無理に追いかけず、直線で一気に駆け抜けて1着。間隔は詰めて使う方がいいタイプでここは軽視不要。タイムも良い。鞍上も三浦皇成から岩田ミライに乗り替わり。"

前走は中1週での再輸送となり、-2kg。ここ2走でー20kgとかなり減らしている。いつものいきっぷりもなく、伸びもかいていたあたり、使い詰めた分だと思われる。ここは見直してもう一度狙いたい。馬体重は注意。

ビヨンドザファザー
基本後ろからになるので追い込みが間に合わないことが多い。が、レパードSは割と絶望的な位置から追い込んできて4着に好走しているあたり能力は高そう。直線距離の長くなる東京も良いし、前走は中京ダート1800mで外を回す不利な競馬をしても差し切ったあたりかなり強い。鞍上もただ跨っているだけだったとコメントしているし、最後は2馬身半差。ここは逆らわないでいきたい。

ボルサリーノ
前走は甲州街道Sで2着。

以下は甲州街道Sのメモ。
"昇級緒戦3着で前走は休み明けの12着。とはいえ前走はひどくいれこんでいたし、レース前の消耗が激しかった。2走前の白嶺Sは1着ロードエクレールで次走卯月S2着。今週末に大沼Sで走る。2着のアドマイヤルプスは次走の播磨SでV。リステッドのオアシスS2着、オープン戦のアハルテケSはVとその後の成績が非常に良い。レベルの高いレースと言える。5着のプリマジアも3勝クラスを既に抜けているし、6着のボイラーハウスもオープン入り。この内容ならボルサリーノがオープン入りするのも時間の問題。買わない理由がない。"

結局前走は2着。夏場はあまり良くないのか冬の方が良績。パドックもイレ込み気味で今回はもう少し気性を落ち着かせてほしい。馬体ももう少し増えても良い。ここは通用する。

ヤマメ
流石に厳しいとは思う。不良馬場とかにならないと買いにくい。そもそも能力が厳しい。

ルコルセール
3勝クラスは東京マイルで3戦して0-0-1-2。3走前の3着はテンションが高く、出負け。本来砂をかぶったらダメな馬が砂をかぶっても走れたのは収穫。2走前は喉鳴りが気になり始め、悪化しつつあったとのこと。毎回出遅れるので後ろから脚を使うことになるが、能力自体は通用していそう。前走は重馬場でもちろん出遅れ。喉鳴りはしているが、レースには影響が出ていない様子。ただ前走はキックバックを気にしていたらしく、リズム良く走れなかった。どちらかといえば外を回す方が良いので内枠なら軽視。外枠なら押さえ。能力は通用しても喉や砂被りを考えると強気には買いたくない。

レプンカムイ
3勝クラスで足踏み中。4走前の昇級戦は4着だったが、それ以降は2桁着順。右回りより左回りの方が良い馬で4走前は阪神1800m。追走に余裕がなく、クラス慣れが必要そう。3走前は終始被され続けて終わる。揉まれ弱いのであまり被されたくない。また1900mも長そう。2走前は中京1800mで+6kgと太め。手応えにも余裕がなかった。前走は休み明けで新潟1800mだったが、スタート後に不利を受けて9着。レパードS3着の実績はあったが、やはりこの世代のダートはレベルが低いのかもしれない。時計決着は歓迎だが、距離を短くすることでペースが上がり追走に苦労するかもしれない。とはいえ、小倉でレコード決着の2着だったこともあるし、外枠からスムーズなら押さえたい。今回も厩舎コメントに注目したい。後ろからになる可能性もある。
近走は力を出しきれていない。

ロンコーネ
前走は2連勝後の昇級戦で5着。前走はクラスが上がって追走に苦労した様子。クラス慣れは必要かもしれない。2,3走前は調子が良く、最後にいい脚を使って追い込んできたし、どうやら3走前につけたシャドーロールが効いている様子。スローペースで前残り濃厚な中で、位置取りが悪くなってしまい、展開が合わなかったにもかかわらず、最後は2馬身半差をつけての楽勝。ペース慣れすれば十分に通用しそうな内容。持ち時計も優秀。5月ぶりのレースでどこまでやれるか。

ワイドソロモン
3勝クラスは0-0-0-9。エピファネイア産駒でダートは根本的に合わず、このクラスになると通用しなくなってきているかも。前走は薫風Sで4着。スタートで先行する形が理想だが、ゲート内でガタついてうまくスタートできなかった結果、馬込でのレース。しっかりと脚を溜めて伸びてきたが4着まで。2走前も出遅れて中団の外を回るが、伸びずバテず。右回りの1800mで3勝しているように、左回りの東京マイルは条件として合っていないのかも。

枠発表前の印は
◎ビヨンドザファザー
〇ジョディーズマロン
▲ロンコーネ
☆レプンカムイ
△グットディール、ドンカポノ、ボルサリーノ、ルコルセール


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