甲州街道S

アテナノワール
4走前に2勝クラスを勝ち上がると3勝クラスは0-0-0-3で全て2桁着順。どれも1秒以上負けており、ここで勝ち切るのは難しそう。ただし1,2勝クラスの勝ち上がりは東京ダート1600mで今回と同じコース。51kgとはいえ、展開の助けがないと厳しく、流石に頭は厳しい。

エターナリー
3走前に2勝クラスを勝ち、3勝クラスは6着、11着。阪神1400mは得意コースで2走前はアオリ気味のスタートでも手応えよく追走して6着。ただし1着とは1秒以上差がある。前走はチークPをつけたが、特に効果はなかったようで11着。どうも気を抜くところがあるようで何かしら馬具が必要か。東京も悪くはなく、東京ダートの成績は0-1-1-2で馬券外の2レースは4,5着。また休み明けの成績が悪く、叩き良化型。今回は2ヶ月半の休み明けであることを考えると若干の割引は必要か。

オルクリスト
終い重視なので展開次第。3勝クラスでは54kgで東京マイルに出るのは初めて。脚はよく使うが、まだ3勝クラスでは馬券にならず。ここでいきなり頭は厳しい。ただ展開がハマればの馬なのでどこかしらでは穴を開けても良いとは思う。

ガンダルフ
前走は昇級緒戦で10着。今回が初ダートになる。前走はメンツも揃っており、いきなりレベルの高いところで厳しかった。今回は初ダートになるし、ここでいきなり適性を発揮するとも思えない。一応母親はダートで2勝クラスまでは勝っており、ダートは走れる可能性はある。ただ母親の兄弟を見るとダートで走っていた馬はいないので母父のDistorted Homorの血だと思われる。それも子に行くと薄まっていると思うし、ここでいきなりダートで勝ち切るのは厳しいだろうと思う。特に内枠に入って砂を被ると一気にやる気を無くしてもおかしくはない。ここは様子見。

キタノリューオー
3勝クラスは3戦して0-0-1-2。1勝クラス勝ち上がりの時計が既に3勝クラスを勝てるレベルで勝ち負けになるのも時間の問題。東京ダート1600mも得意コースで叩き2戦目で上積みもある。3勝クラス緒戦の上総Sは勝ちに行く競馬をして3着。55kgの軽斤量ではあったが前残りの展開の中で後ろから差して来た点はかなり評価。2走前も中山1800mで同様の競馬をするも届かずの4着。足抜きの良い馬場でも流れがスローで展開が向かなかった。本質は東京マイルだし、ここで結果を出さなくても良いのではとは思う。前走は休み明けで東京マイルの夏至S。ゲートで煽って全て終わる。出遅れた上に躓いて踏んだり蹴ったりの内容。ジョーカプチーノ産駒らしく休み明けよりは叩いて2戦目の方がパフォーマンスを上げそうだし、今回は期待。55kgも魅力。

クロミナンス
江ノ島Sと重複登録。江ノ島Sは12頭しかいないし、そっちに出ると思われるので出走確定してから考える。

スズカカナロア
花のみちSと重複登録。どちらに出るかは現時点では不明。ただ近走は1200m中心で1600mは2019年以来。距離は1600mは問題なさそうだが、短い方が良さそうな馬。1200mだと安定した成績を出していたのでここは花のみちSが本命か。現時点では左回りが良いが、終いに足を使うタイプで展開に左右される。多少条件を変えた方がいいとは思うが、ここでいきなり1600mは厳しいか。1200mだと時計面に限界がありそうなので頭打ちの可能性は高い。

スズカコーズマンボ
スズカカナロアと同じ重複。斤量は53kgで追い込み馬。3勝クラスは0-0-1-9で頭打ち状態。1600mはそもそも長いのでこっちに出て来たら軽視。

スノームーン
使い詰められない馬で一度使っては放牧を繰り返す。未勝利から2勝クラスまでは連勝しており、3勝クラスは2回走って6着、15着。2勝クラスまで3歳馬の恩恵をもらえていたし、牝馬限定戦だった。古馬になってからは成績を残せておらず、東京1600mは初めて。2走前の市川Sは被せられて苦しくなりつつも最後は盛り返しての6着。自分の形のレースにはならなかった。前走は不利の連続で最後は無理をしない内容。テンションが高めで逃げてなんぼという馬なので東京の長い直線が合うかどうか。53kgを生かして逃げたいところ。テンションの高さから距離短縮はプラスに働きそうで人気しないならここは穴候補として。

タマモパッション
昇級緒戦で初距離。ただ毎回末脚は強烈で新潟で目下2連勝中。最後の直線は長い方が良いし、左回りも合っている。1勝クラスは6馬身差の勝利でここは軽視したくない。一応過去のコメントでは1800mが長いと出ていて、1400mに出したことがあり、それはそれで忙しかったとコメント。普通に考えるとマイルがちょうどいいのでは?と思うが、マイルの出走はない。というのもダートのマイルは東京だけだからだと思うが。距離については心配ないが、芝スタートは多少心配。とはいえ、53kgで直線がさらに長くなる東京がマイナスに出るとも思えない。

ドンカポノ
こちらも2連勝中で斤量は55kg。小倉や新潟で走っていたが、どうも広いコースの方が良さそうで、小回りだと少し追放に苦労。そこで広いコースの阪神および中京1400mに路線変更して使い詰める。そこからは4着2回、2着2回と好走しており、適性を示した。そして2走前が2ヶ月半の休み明けで多少太くともしっかりと勝ち切った。前走がはじめての東京マイルだったが、-18kgでしっかりと絞っていた。一方でテンション高めで馬っ気を出していたりとコンディションは悪い。それでも無理に追いかけず、直線で一気に駆け抜けて1着。間隔は詰めて使う方がいいタイプでここは軽視不要。タイムも良い。鞍上も三浦皇成から岩田ミライに乗り替わり。

ハイアーグラウンド
3勝クラスで頭打ち状態。8歳で上積みもないし、しばらく芝を走ってから久々のダート。半年ぶりのレースであまり買いたいとは思えない。

へライア
斤量51kgで頭打ちに近い状態。常に追い込みで基本的には届かない。前が潰れるような展開の恩恵がないと厳しい。

ベルゼール
3勝クラスは3戦して5着が1回。時計のかかる馬場の方がよく、雨で馬場が硬くなると厳しい。3走前に中京1800mを走っているが、ペースが速く苦しい上に砂をかぶって嫌がっていた。それでも5着なのは評価したいが、1着が7馬身差の圧勝。外枠から好位追走が良さそう。内枠は割引。前走は休み明けで52kgだったが、12着。稍重の馬場で内枠で2000mと適性の真逆。今回はマイルになるが、少し忙しい面は見られるかもしれない。一方で上積みを見込めるし、斤量51kgは魅力。東京で穴を開けがちな鞍上の野中も良い。穴狙いなら。

ホッコーライデン
長いこと3勝クラスで足踏み。かつては3勝クラスを抜けられるくらいの持ち時計もあったし、勝ち切る力はある。叩き良化型で休み明けは走らない。最近ブリンカーをつけてからは集中して走るようになっているし、小回りよりは広いコース向け。2走前は休み明けで末脚を生かそうとするも勝負どころで囲まれて動きを取れず。また前残りの展開にも泣いた。前走は出遅れて不良馬場もあり、たいした脚を使えずに12着。ここ2走は不利があったし、休み明け3戦目で1発を期待してもいいとは思うが頭で来たら大荒れの馬。ただ斤量は54kgだし、広いコースの東京はかなりプラス。1600mがいい方向に出れば。

ボルサリーノ
昇級緒戦3着で前走は休み明けの12着。とはいえ前走はひどくいれこんでいたし、レース前の消耗が激しかった。2走前の白嶺Sは1着ロードエクレールで次走卯月S2着。今週末に大沼Sで走る。2着のアドマイヤルプスは次走の播磨SでV。リステッドのオアシスS2着、オープン戦のアハルテケSはVとその後の成績が非常に良い。レベルの高いレースと言える。5着のプリマジアも3勝クラスを既に抜けているし、6着のボイラーハウスもオープン入り。この内容ならボルサリーノがオープン入りするのも時間の問題。買わない理由がない。

マーキュリーセブン
休み休み使われていて、前走が4か月ぶりのレースで昇級緒戦9着。そこから叩きで使われるので、上積みはありそう。また2走前はヤングジョッキーシリーズでとにかく荒れるレースだったが1着。仕上がりが良かったらしく、4コーナーで大きく回っていたし、抜け出すまでに時間がかかったが、しぶとく脚を使って1着。ムラのある成績なのでやる気を出した時がとにかく怖い。割と脚には自在性があるが、どちらかといえば前でしのぐ方が良さそう。正直全く人気しないと思うが、珍しく叩いて2戦目を使えるので面白味という点においては押さえても良いかも。

メイショウマサヒメ
3勝クラスは7戦して3着が1回。ここ4走は2桁着順が続いており、簡単にはいかなさそう。斤量も51kgとハンデをもらえているが、前走はハンデ52kgで得意の左回りでも11着。もまれ弱いため、内枠だとマイナスだが、外枠に入ってのびのび走れた場合は穴をあけてくれそう。逃げなきゃダメというわけではないが、比較的前で争いたいし、東京マイルなら芝スタートになる分外枠に入れば多少は勝負になりそう。ただし1600mが長いので使いどころが少し難しい。中京の1400mがベストか。ここは買わない。

メイショウヨカゼ
3勝クラスは10戦して馬券内はゼロ。掲示板は4回あるが、すべて5着。展開に左右されるため、追込みが決まれば、という馬。その分東京というコースは非常にあっており、前走は東京マイル1で5着。これまでのレースを見ても末脚はしっかりと使えており、展開頼みという印象。最後方で前から離されるレベルのゆったりペースで運ばなければならないし、やはりメンツ次第。とはいえハンデ戦なら前が速くなりがちなのでチャンスはあるか。また、昇級緒戦のオークランドRCTでは馬体重が520kgだったのに、なかなか絞れずにいたため、いい成績が残せず。2走前の三河Sで3か月の休養明けになり、ついに馬体重を-18kg減らした。ただ大型馬ゆえに休み明けは走らず、ここは凡走。そして前走は夏至Sで出遅れて最後方になり、4コーナー過ぎても最後方だったが直線ではすごい脚で追い込んでの5着。やはり東京は合っていそう。外枠で前が速い展開が想定されるなら大穴をあけるチャンス。馬の能力としては通用してもおかしくないので、何かしら馬具を付けて前向きさを出して、前がつぶれるような展開なら良い。

ヤマメ
単勝500倍代で1着を取っているが、さすがにここは難しい。


以上で現時点の印は
◎ボルサリーノ
〇タマモパッション
▲ドンカポノ
☆スノームーン
△ベルゼール、メイショウヨカゼ、マーキュリーセブン、ホッコーライデン、キタノリューオー

WIN5として買うのはボルサリーノ、タマモパッション、ドンカポノ、スノームーン、キタノリューオーかな。他の馬はさすがに頭は厳しいか。穴狙いなら買っても良いが…。


6/25追記
函館と同様今日は風が強く砂埃が舞っていた。中団から外を回している馬はめちゃくちゃ砂被っていたし、明日の風次第なところはある。

ガンダルフ
初ダートだが、最内枠で芝スタート。逃げなければ砂をかぶせられるポジションになりそうだし、ここはあまり狙いたくない。

ハイアーグラウンド
まだ物足りない様子。頭までは厳しいか。

マーキュリーセブン
ハンデ54kgはよいが、レベル的には厳しそう。

アテナノワール
きたら諦める。

タマモパッション
普通に休養していると思っていたが、骨瘤で8か月の休み明け。まだ動きも物足りないようで、一週前は対抗においたが、軽視する。

スノームーン
前走は不利があったし、広い東京コースならプラス。

ヘライア
きたら諦める。

ボルサリーノ
2走前を評価。ここは頭まで。ただ馬体重は要確認。発汗しやすい季節もああまりよくないらしく、体は減らないようにしておきたい。

ホッコーライデン
きたら諦める。

ドンカポノ
今回の相手関係なら力は上位。だが、中1週で2回目の東京輸送。体を減らすようなら注意。前走はパドックがひどかったし、これ以上馬体重を減らすと割り引きたい。

エターナリー
頭は厳しいか。

ヤマメ以下外枠の馬
きたら諦める。

ハンデ戦でも全体的に見るとレベルはあまり高くない。3勝クラスで頭打ちの馬が多く、単純に能力を評価して

◎ボルサリーノ
〇スノームーン
▲ドンカポノ

この三頭でよさそう。
エターナリーはちょっとだけ気になる。

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