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【スト6】プロでもなんでもないオレが初心者2人を育ててプラチナまで到達させた件

現在3人目を指導中。楽しい。昨日ブロンズだったのが今日シルバーになったと連絡あり。素晴らしい。
プラチナに到達した2人も楽しく続けている。嬉しい。

スト6。大ブームです。ここ数年こんなに流行っている格闘ゲームはないんじゃないかというくらい。
久々に人に格闘ゲームを教えたのでまとめておきます。
※ゲーム面はシルバー、ゴールドくらいまでの内容です


ゲーム面

【最重要】身の丈に合った行動を重視し、焦らずに段階的にスキル向上を目指す。絶対に複数のことを同時に教えない。
マジ重要。2つ以上のことを教えてもどっち付かずになる可能性が非常に高い。教える項目は1つ。それがある程度できたら次に進む。
オタクすぐ別のこと教えがちなのでここは注意したい。

相手に近づく行動(主にジャンプ)を教える
ゲームの性質上、相手に近づかないと何も起こらないので一番簡単に近づくことができるジャンプ攻撃に重点を置く。
とりあえず上斜めに入れれば相手に近づける、ジャンプの降り際に攻撃ボタンを押す。相手に攻撃が当たる。楽しい。ここまでセット。
初心者は試合が始まった後、何をしていいか分からなくなりがちなので行動指針を明確にしてあげて「相手に攻撃をあてる」というところから入る。
これができれば「何かが起こる」ということを認識させたい。

コンボはアシストコンボや簡単なものから
そもそも弱中強のボタンを押し分けるのだって大変なのにコンボなんてできるわけ無い。アシストコンボは神神神GOD。
コンボを簡単にすると他のことに集中できる。M(モダン)を選べ。

遠距離、中距離、近距離でやることを明確にする
遠距離>歩いて近づく
中距離>ジャンプして近づくorドライブインパクトを押す
近距離>弱アシスト連打or投げを押す
シンプルな程よい。ここで考えられるリソースは初心者にはない。
行動指針があればそれだけで初心者は安心できる。

相手の行動確認はせずに、自分ができることを押し付ける
相手なんか見れるわけがない。自分ができることを淡々とこなす。
例としては
ジャンプする>ジャンプ攻撃を出す>弱アシストを連打する
これを押し付ける。まずは自分ができることを相手に押し付けて自信をつけることが大事。
何度も言うが攻撃が当たらなければ楽しくないのである。

自分なりの武器を見つける
パターンにはめる。自分のこの行動が通れば相手の体力を減らせる、なんならラウンドが取れる、勝てる。みたいな成功体験を感じさせる。勝ち癖をつけることが重要。
プレイヤーごとに得意不得意があるので、試合を観戦、リプレイを見ながら良いところを見つけてあげてそこを伸ばして上げると良い。

ダウンした後の行動を教える
前ジャンプ、投げ連打、ガード。まずはこの3つ。とにかく初心者帯は起き上がりに攻撃を重ねることができない。これでなんとかなる。
まずはダウンした状況から逃げることができるようになることが重要。
最初どれを選ぶかは本人に任せる。その後にリプレイで他の2つを行う理由を教える。自分がその状況にならないと絶対に理解できないので最初に教えても意味がない。
全てできるようになったら無敵の有るSAボタン連打を教える。SAゲージはほぼ大半の試合で使用できずに終わるので、使用する場所だけ教える。

他にも多数あるがひとまずゲームに関してはこんなところ。
ゲーム以外のこともまとめておく。むしろこちらの方が重要まである。

精神面

【最重要】ポジティブなフィードバック、褒め言葉を通じて学びを促進できる肯定的な環境を作る
マジ重要。教えた内容が実践できた場合は積極的に褒める。
それが自信になり成長への意欲が高まる。
なるべく褒めるときは量よりも質を重視して、具体的なポイントに触れて肯定的な姿勢を見せたい。

教えていたことができていたとしても試合に負けてしまった場合は、
責任を一緒に背負う
これは先生としての責任を示し、共に対戦、失敗から学ぶ姿勢を見せることで失敗を前向きな経験に変える助けにする為。
対戦相手に対しても褒め言葉を惜しまずに与えて、相手の強みを認めつつ
謙虚な姿勢を保つ。
「相手は強かったがお前も相当偉い」みたいな感じのスタンスだと良い。

試合中でも緊張を和らげるために積極的に褒める
短い試合時間では有るが、やはり1vs1の対戦なので緊張は絶対する。
プレーをしっかり見てあげて、良いプレーに注目。それを褒めることでプレッシャーを軽減してポジティブな環境を保つ。
楽しさと学びの両方を取り入れたプレイ環境を維持できれば、先生も生徒も成長できる楽しい環境になる。

まとめ

ゲームは楽しくあるべきだし、一緒に楽しめる環境作りをお互いが意識することでより良いゲーム体験になると思ってる。
こいつとゲームするの楽しいなって思ってくれると嬉しい。
一緒に遊ぶ(ゲームする)人がいるっていうことは本当に素晴らしい。
これが気持ち良すぎるからゲームやめられないんだな。オレは。


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