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2020年後半を振り返る

2020年、特に4月以降はコロナ禍のため、世界中でステイホームが長く続いた災難の一年であった。週1回歩いて往復したオフィスでの仕事や後期の非常勤先へ電車で出講する以外は、Go to TravelもGo to Eatにも全く参加せずに、毎日1時間以上のウオーキングのついでに立ち寄った近隣のスーパーでの買い物など所用を済ませるなどは極力外出は避け、楽しくない一年であった。ウオーキングや外食を避けた自宅での野菜中心の食事などの努力効果として、体重が落とせ、58㎏前後となり、BMIも21.5で、20代のものに戻ったことだ。これまではいていたズボンはゆりゆるとなり、体も軽く感じているし、いかに太りすぎていたか実感できている。健康オタクのパートナーに感謝するしかない。まだ持病対策の高血圧症とコレステロールの薬は飲み続けなければならないが、10月にあった職場での健康診断の全体的な結果も良好であった。

そんな日常生活を送ってきていたが、Life-time workとして過去21年間国際的にボランテイアとして貢献をしてきているオープン・オンライン・ジャーナルのCALL-EJ (Computer-Assisted Language Learning Electronic Journal - http://call.ej.org/)の主幹編者としての仕事は大幅に負担が増大した一年であった。2019年と比べると、世界中から受け取った論文数が80から127と約1.6倍となり、著者(たち)とのコミュニケーション量も大幅に増えたと共に、新たな査読者への依頼も含め対応に追われた。特にイランやインドネシアなどからの投稿者が増えたが、まだまだ論文の質としては、問題が多いものも多くあり、必須としているAPA (American Psychology Association) Version 7のスタイルの論文になっていないものも多く受け取り、出版できるレベルに達しておらず、リジェクトした数も多かった。採択率は15%前後であろうか。英語論文でしか受け付けていないこともあるのか、残念ながら日本人が(共)著者の論文は少なく、日本人研究者たちの世界への発信に貢献できていないという残念さも感じた。2021年は是非もっと日本人研究者に投稿してもらいたいものだ。


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