34歳 はじめてのバリウム

会社の方針で34歳からバリウム検査をやるという知らせを受けてから1ヶ月後の今日、はじめてのバリウム検査を終えた。
35歳からだと想定していたため、前倒しになった事実をどう受け止めればよいのか不安のまま過ごしていたが、いつか行く道、覚悟を決めてバリウム検査に臨んだ。この記録が誰かの参考になれば幸いだ。なお、バリウム後の下剤服用後に電車に乗りながら記事を書いている。万が一が起き、未公開の記事とならないことを祈る

一時間前に遡る。
今朝からまったく小も大も奮わず、検尿検便RTAをクリニック内で済ませた後は悠々と待合室で検査待ちをしていた。

通常検査は慣れたものだ、視力聴力心電図、すべてを軽快にクリアしたあと、最後のボスとして立ちはだかったバリウム検査。
40代のナイスガイ先生が大きな声で私の番号を呼ぶ。

中に入ると心電図のような大掛かりの機械。
予習は十分にしてきた、一杯引っ掛けてからこの台でぐるぐるまわるんやろ?知識は心の支えとなり、精神的に安定した私はなんの不安もなく先生の説明を聞き始めた。

が、実際はガチガチに緊張していたため、はっと気づいたときには手によくわからん粉の入った筒を持たされていた。おお、これがバリウムか?液体じゃないんだな、と思ったら先生から
「まずはこれを口に含んで一気にこっちのコップの液体で流し込んでください」

?????
なるほど、この粉はあくまで補助剤のようなもので、次に渡されるコップが「本命のバリウム」ってわけか。。。理解した。
「…全部飲むんですか?」
「全部です」
はい。

一気に粉を口に入れ、わたパチくんのようなハジケ具合を味わいながら一気にコップの中の液体を飲み干した。
なんだ、意外に大したことないじゃないか!勝った!と視線を先生に戻した瞬間、先生の手には特大のコップが用意されていた。
「このコップを持って指示があり次第飲み干してください」

おいおいおい、死ぬぞこれは
炭酸抜きコーラじゃなく、炭酸入りバリウムコップ1杯はヤバいわ
と、思うことも出来ず、ただ指示に従い恐る恐る飲み干した。実際のところ、味はレモン牛乳の10倍美味しかったので、鍛えられた栃木県民には朝飯前(事実)である。

その後、想像通り機械が回り出したが、想定と異なり先生が別室からやたら指示を出してくる。
なんか機械がぐるぐる回って勝手に写真とって終わりかと思いきや、
「はい、右回り!」
「次はうつ伏せ!」
「左から回って3回半ジャンプ!!(幻聴)」
みたいな感じで、ゲップを我慢しながら機械に合わせて運動させられた。
この時間が最もきつかった。

終了後、流れ作業で下剤を渡され、待合室に響く大ゲップをかましてしまったあと、気まずく下剤をこそこそ飲んで待機。

なんか思ってた感じと違うがめちゃやばいもんでも無かったなぁ
でももう一回やれって言われたらやだなぁ、くらいの体験でした。最後に女医さんが診療してくれるんですが、えらく美人でまた行きたいと思いました。

まだ電車の中だが、なんとか持ちこたえられそうだ。そもそも下剤は8時間後らしい。
諸君、私はバリウムを終えたぞ。次は君の番だ!





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