ウルトラマンロザリス サブストーリー第1.2話「ヲタクの叫び」

 これは、「ウルトラマンロザリス」本編の裏のストーリーの作者が完全におふざけで書いた、ロザリス達の日常です。ゆるゆるしてってね。


 弟子入りが決まった数日後。ロザリスは再びあの過去の遺物を納める倉庫に来ていた。

「フィリスさ~ん?」

 ロザリスは同じブルー族のフィリスを訪ねていた。数日前の弟子入りを自慢…もとい、報告しに来たのだ。

「あ、ロザリスじゃないですか。今日はどうしたんです?」

「いたいた。僕さぁ、メビウス教官…いや、メビウス兄さんの弟子になっちゃったんですよ!それがもう本ッ当に嬉しくてさ!それを言いに来ました!」

 ロザリスは意気揚々と話す。ここには何度も訪れているため、フィリスさんに対してはやたらフレンドリーに話す。近所の大人と話してるようなテンションだ。

「それはそれは…おめでとう!しかし、いつになく嬉しそうですね。」

「当たり前だよ!だってあのウルトラマンメビウスだよ?今や伝説のウルトラマン!ゾフィー隊長やヒカリ先生くらいしか持ってなかったスターマーク勲章も付けてるし、それと一緒にあのウルトラ6兄弟と同じブラザーズマントも貰ってきてんだぜ?!あんなん反則だろ!似合いすぎだろ!何であんなにマント似合うのにゼロに先にマント付けちゃったんだよ円谷さぁん!」

「お…落ち着け?ロザリス、そんなメタい話はよさないか?」

「いいや黙らねぇ!ゼロのマント自体を否定する気はさらさらないよ?あの青いマント、そして胸元の装飾、どこまでもゼロに似合っててマジでカッコいいよ!でもさ、ゼロにマントがあるならメビウス兄さんだって付けててもおかしくないよね?少なくともそれぐらいの功績はあるだろあのお方わぁぁぁぁ!」

「ロザリス?落ち着いて?」

「しかもさ、これ書き始めた理由の一個にさ、名前は伏せるけど、マント付きのメビウス兄さんを書いてた絵師さんがいたのよ。あ、ちなみに今そのイラストがアイコンになってる方です。」

「ロザリス?ほぼ名指しに近いこと言うのやめなさい?怒られますよ?そして君もう完全に中の人だよね?」

「でそのイラストさ、メビウス兄さんの頭にスターマーク入ってんのよ。赤いマントもしててさ。しかもそのマント、胸元にファイヤーシンボル入ってるんですよ!何なんですかもう反則級にエモいでしょ!年を重ねたであろうそのメビウス兄さんの威厳とその辺りのエモさと…もはやエモの暴力ですっ!ごちそうさまですっ!」

「…ロザリス?終わり?」

「でもさ、やっぱりそこはそのまんまってわけにいかないじゃん?著作権的に。だから若干ビジュアルを変えたつもりなんだけど…どうしてもあのイラストの影響が大きくて引っ張られちゃったんですよ!いや、これイラストついてないから自由度高いっちゃ高いし、それに地球でお世話になった兄さん達とお揃いだとしてもそれはそれでエモいわけじゃん?だから真っ赤のブラザーズマントってことにしたけど、どうしても胸元のファイヤーシンボルを入れたいぃぃぃぃ」

「もうダメだ…どうなっても私は知らん…。」

「だからさ、今度暇な時にメビウス兄さんに頼んでみることにしたんですよ。」

「…ロザリスに戻ったのかな?中の人じゃないね?」

「でさでさ、メビウス兄さんの弟子入りの件ですよ!本当に誇らしいんですよ!」

「今回私こんななのか…色んな人に怒られるなこれ…ごめんなさい…。」

「かつて地球を訪れた、若き炎の勇士。彼は地球人と友情を育み、共に幾つもの困難を乗り越えていった。やがて地球を去った後も、彼の中に残ったかつての仲間達との絆の印を胸に、ウルトラ兄弟の一員として戦い続けた…。そう、彼の名は…ウルトラマンメビウス。」

「あ…これまた長くなるな…」

「個人的にこの文章、メビウス兄さんのこれまでを表してて良いと思うんですよ!」

「君が書いたんでしょ…君っていうか中の人のツイートのやつじゃん…今までで一番あり得ない伸び方して嬉しくて固定してるやつじゃん…。」

「昭和ウルトラシリーズの世界観を引き継いだ古き良き正統派な雰囲気もありながら、中盤で仲間に身バレするという当時からしたら前代未聞の衝撃的な展開!そしてそのうえで、どの作品よりも「地球人とウルトラマンの絆」を描ききった、まさにウルトラマンというシリーズのお手本のような作品!」

「皆さん、彼の言ってることはあくまでも個人の意見です。」

「そしてメビウス兄さんの素のデザインも見てください!赤と銀という、当時でさえももうシンプルな色合いでありながら、菱形のカラータイマーを始めとした新しさを感じさせる平成的デザイン!ウルトラ兄弟と並んでも、ニュージェネを含む平成以降のウルトラマンと並んでも、誰と並んでも映えるデザイン!丸山浩先生!ありがとうございます!」

「良いよね…うん…すっごいわかる。」

「そんなメビウス兄さんに弟子入りしたワタクシ、ロザリス!一生の誇りでございます!」

 ナレーションの入る隙間もねぇ程喋る子だねぇ…俺ももうどこまで書いていいかわかんなくなってきたから、ここらでエンディング行こうか。

「…ところでロザリス…ずっと黙ってたんだが…。」

「はい?なんです?」

「実は奥でメビウスがずっと聞いてたよ。」


 ロザリスはまた逃げ、その後すぐに惑星クラインのメビウス邸に連行され、メビウスと夜明けまで語り明かしたそうな。因みにこれがメビウス邸で座学を受けるキッカケになったとか…。




作者から一言。

ふざけ倒しました…。すみませんでしたぁ…。私メビセゴルはこういう人間です…。なお本編は真面目に作ってるんで、ここは別次元くらいに思っていただけると助かります…。最初はZやタイガのボイスドラマみたいにしたかったのに、いつからか気づいたらこんなことに…。ここまでふざけずとも、今後もフィリスさんとロザリスの二人を中心にサブストーリーもたまに書こうかなって思ってます。まあ週一投稿に余裕ができれば、ですけどね。あくまでこっちはおまけです。


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