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2月2日(火) フィリピン滞在16日目

昨日「出直して来い」とあしらわれたvisaの延長申請をふたたび。

7:00に滞在先のMasigla STからEast AVへ抜けてKamuning Stationへ。そこそこ距離もあるし、トライシクル(20php=約50円くらいから)かジプニー(7php=約18円)かに乗ろうかとも思うが、朝でまだ涼しいしで大通りを歩く。その中途、ジプニーが一般車両のバンパーのみを引き剥がす妙技な接触事故に遭遇。バンパーを引き剥がされたおばちゃんは抗議のクラクションを鳴らすばかりで降りてこない。野次馬が集まり、人だかりができていく。いつもの渋滞になっていく。

駅につくと、おなじく長蛇の列。長蛇って文字通りの長蛇。プラットフォームから改札を抜け、階段を下り、エデゥサ通りの歩道を500mほども埋め尽くしている。この段階で7:30過ぎ。バスに乗ったとしても渋滞。ぼんやり待つ。

電車に乗り込れたのは9:30だった。この国の就業時間はどうなっているのだろう。焦る様子もなくみな淡々と並び、この電車には乗り込めないと分かると、みな駅員的にぎゅうぎゅう押し込め協力し合う。9:50にようやくBuendia station到着(20php=約50円)。

受付で名前なり住所なりを記入し、番号が割り振られる。狭い待合室には人種が入り乱れている。驚きは職員室のような雰囲気! わたしたちの手の届く範囲に誰かのパスポートたちが山積みとなり、ときに見渡せるオフィスの中に呼び出され、問い正されるのだ。

わたしはひと月延長のvisaなので、簡単な質問ののちにお金を払って(3130php=約7,825円)「15時にもう一回おいで」と11:30で一度解放。近くの屋台でご飯(45php=約113円)、といってそれ以上やることもなく。試しに14時に行ってみて「あります?」と聞いたらガサガサガサガサと探してくれる。しかしとんでもなく煩雑で、何百人単位の全校生徒の答案からわたしのそれを探し出すような作業をしている。それを見つめるわたしの横では北欧系女性が「訴えるぞ!」と担当者をまくし立てている。「名前を名乗れ!」と言いながらその担当者の顔を写真に収めようとしている。カオスや、カオス。

10分ほどしてようやく発見。ぐちゃっとした大学ノートの一行に受け取りのサインをして終了。帰りも電車に乗って(20php=約50円)、Kamuning Stationからはジプニーに乗る(7php=約18円)。はじめてのひとりジプニーだったが、先日ジプニー先生に教わった甲斐もあり、無事に「バヤド!(お会計)」から「パラポ!(降ります)」まで一人で出来た。こうやって子どもは大きくなっていくのね、としみじみ。そうしてMasigla STの部屋に戻ると一昨日のたこ焼きで使用した具材がねずみたちに食べられている最中だった。目が合う子どもとねずみたち。

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