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後悔しない家選びのために必要なチェック その3-②

 家を買う時に、まずは、持主のチェック、次に、家そのものをチェック、そして、最後は、家の周りのチェック、です。

 だから、家を買う時には、(「人(持主)」+「家」)+「家の周辺」のセットでチェック!です。

 買う家そのものは、自分が気になるところ、こだわっているところをチェックすればいいので、ある意味簡単なのですが、家の周辺チェックは、ついついおろそかになりがちなので要注意です。

 では、家の周辺って何をチェックすればいいのでしょうか。

 まず、周辺といっても、家に接している隣地(お隣さん)と、その周りのいわゆるご近所がありますが、その家に接している隣地のチェックが何より大事

 というのも、この隣地は、自分の土地や建物と直に接しているだけに、トラブルとなる可能性が一番高いからです。

 こちらの得になれば相手の損になり、こちらの損になれば相手の得になるという、お互いの損と得がガチンコでぶつかることになるからです。

 なるべくそうなりたくはないですが、、、

 わかりやすい例では、土地の境界です。

 どこがお互いの土地の境か、争いになるかもしれません。

 こちらが増えれば、相手は減りますし、その逆もあります。

 また、例えば、お隣がもしもゴミ屋敷だったらたいへんですよね。

 臭いやら、虫やら、毎日生活をするうえでたまったものじゃありません。

 将来、もし自分の家を売ることになったときに、お隣のせいで自分の家の値段が下がってしまうことだってあり得ます、というか、実際に下がります

 その他、改造車が趣味のお隣、昼夜逆転の生活スタイルのお隣、ずっと放置されて荒れ放題のお隣、、、

 テレビのニュースに出てきそうな人たちがもし自分の隣人になったら、、、

 笑いごとでは済みません。

 さあ、では、どうしましょう。

 それは、自分の土地に接するすべての隣地の持主について、どんな人なのか、予め知ることです。

 そのために、次のことをモレなくやりましょう。

 1 まず、接する隣地の全ての不動産の謄本をとり、それぞれ隣人が不動産を買った経緯、買ってからの年数、借入があれば、いつ、いくら、どこから借りたのか、をチェック!

 2 家の売主に、直接(または、仲介業者を通じて)、これまで隣地とのトラブルがあったかないか、これまでの付き合い、隣地の職業、生活スタイル、人柄についてヒヤリング!

 3 隣地の建物の外観、雰囲気をチェック!
場合によっては、直接訪問して、お隣の方とざっくばらんに話をしてみるのもアリ

 ちなみに、買う家が戸建てではなく、マンションなら、隣地とは、そのマンションに接する周り全ての部屋と上下階の部屋の不動産謄本を調べます。

 それと、ちょっと細かいですが、隣の部屋が自分が買う予定のマンションの広さ・間取りと似ていないと、少し注意が必要かもしれません。

 例えば、買うマンションが70㎡、3LDKのファミリータイプなのに、隣が30㎡の1Rとかの場合です。

 こういうケースは、住む人の生活スタイルが違う可能性が大でトラブルになりがちです。

 実際、赤ちゃんが生まれて家族でファミリータイプのマンションを購入したものの、引っ越した早々、隣の住人からうるさいとクレームになったケースもあります。

 後から調べてみると隣は1Rで、住んでいるのは独身中年の男性一人。

 ちょっと物音がしただけで、隣に怒鳴り込んでくるような人だったんです。

 せっかく気に入って買ったマンションなのに、お隣に毎日、気を使いながら住まなきゃいけないなんて気の毒過ぎますよね。

 こんなことにならないよう、事前にマンションの管理組合にヒヤリングしてみるのも手です。

 ただ、管理組合は、守秘義務もあり、住民同士のトラブルをストレートには教えてくれないでしょうが、なんとなく話のニュアンスでわかることもけっこうあります。

 もちろん、将来、変な人がお隣に引っ越ししてくることは避けられないですが、まずは、今、自分でできること、自分がコントロールできることをやるしかありません

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