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子ども熱発は育児の鬼門

メリークリスマス!

……っと、めでたいはずのタイミングで子どもが熱発しまして。

なんてこった。

最近ちょっと江草が(勝手に)根詰めてたところだったので、流石に対応で疲労困憊です。

なので、今日はnote更新する余力がほんのちょびっとしか残っておらんのですじゃ。

と言いながらも、書くのは好きなので書いていきますけれども。(これがもはやせめての息抜きなのですよ)


有名な事実ではありますが、育児においての鬼門はこうした突然の子どもの熱発ですよね。

いつくるかもわからないので、旅行や受験等々の大きな予定を抱えてる親御さんは常に戦々恐々としていますし、そうでなくてもいきなり仕事に穴も開けてしまう。

それでいて看病も別に楽というわけではなくって、咳き込んで寝苦しい子供をなだめたり、嘔吐物を処理したり。

小児科受診も行くだけでも大変なのにその上大抵混んでたり、休日受診なんてディズニーランドの人気アトラクションかというほどの長蛇の列です。年末年始に受診?ああ、考えたくもないです。

結果的に大病でなければまだ不幸中の幸いと考えるべきとはいえ、看病や受診が基本的に親にとって重労働であることには変わりはないでしょう。

「小児医療費無償や補助で過剰受診がー」という意見がしばしばありますが、単純に子どもを病院に連れて行くだけでめちゃんこ大変なので、こと小児医療に関しては受診回数を無理やり増やすような影響はないんじゃないかと思います(薬もらいすぎたりする系の問題はありますが)。

しかも、風邪にかかる頻度もかなり多い。こないだ治ったと思ったらまたかかる感じです。

以前、Twitterで真偽は不明ながら、「4児の子どもを抱えた親御さんが繰り返しの子どもの熱発でついに両親ともに有給休暇を使い果たした上でさらに休まないといけないことを職場に泣いて謝っていた」というエピソードが回ってきたのを覚えています。

実際、4人もお子さんがいればあっという間に有給休暇なんて使い果たすよなあという頻度と感じます(法定の看護休暇は大した量がないですし無給ですしあんまり知られてもないです)。

単純に絶対的に休みの量が足りないですし、休みといっても別に親が休めてるわけは全くないので、本当いうとさらに別に親自身のための休みも用意してくれないと困るよという世界ですよね。

だいいち、有給休暇を使い果たさずあえて残すのが献身的で勤勉と評価される日本の労働文化において、休暇日数使い果たし以上のところまで到達するというのが(それがいかにやむを得ない理由であったとしても)残念ながら歓迎されるものではないのも明らかです。

さらに言うと、親も風邪から無事ではすみません。だいたい子どもが風邪をひいたら親もかかります。江草もすでに体調に違和感があります。嫌な予感しかしない。

コロナ禍を経て、最近では風邪をひいたら休むことが比較的優先される空気にはなりましたが、そうは言っても熱が引いたりもともと熱がなかった場合には、多少落ち着いたら仕事に復帰するわけです。

でも、病み上がりも別に完治というわけではなくって、鼻水が出たり喉に違和感があったり、咳き込んだりとかあるわけで、全然万全の体調ということはありません。必然、仕事の集中力や効率は落ちるわけです。

先述の通り、育児してると風邪をもらう頻度がまあまあ高いので、結構な期間を風邪気味で仕事をするということになります。つまり、育児をしていると自然と体調不良のまま仕事をすることになりがちで、これで単純に育児をしてない人と仕事の能力や成果を比較されるとだいぶハンデになるというのが現実です。

よく「育児と両立しながら働いても努力と工夫で仕事の生産性を保ちます!」みたいな意識高い話がありますけれど、それが果たして慢性的な体調不良を前提としてるのかは甚だ怪しいところです。

もっとも、子持ちでもパートナーだったり外注だったりに育児を任せてると子どもからの感染リスクが少ないので、このハンデが軽減される傾向はあるでしょう。

となると、つまるところ、育児を主に担当しているかどうかが、風邪をもらう体調不良ハンデの有無を左右するし、さらには急な呼び出しがあるかどうかや、日数総量として休みがちかどうかも影響するというわけです。まあ、残業がしにくいとかその他の諸々のことを考えても主育児担当者が仕事において激しく不利なのは否めないところです。

なので、この発熱問題につけても、大変困ったことに、育児と仕事の相性はやっぱりとてつもなく悪いんですよね。「仕事と育児の両立」がずっと人々の課題になるのもむべなるかなというところです。

だからこそ、ここで、社会的地位だったり、経済的有利性だったり、自由裁量権だったり、個人満足度だったりが、育児よりも仕事の方が高いと、多くの人が仕事を選好することになります。そして、現に世の中では仕事の方が強いので、多くの人が仕事を選んでいます。そりゃ少子化にもなりますよねえという感じです。

困った困った。

まあちょっと疲れてるので愚痴っぽくなってますが、そんなわけで子どもの発熱問題はけっこう侮れない社会問題なんじゃないかなあと思わないでもありません。

とりま、我が子が早く治ってくれることを祈るのみでございます。

サンタさんに急遽お願いしとこうかな。

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