「遅刻しちゃうのだ！」 ある日の昼下がり、お嬢様ずんだもんが野原でうたたねをしていると、そこに大慌ての原型ずんだもんが通りかかったのだ。 原型ずんだもんはチョッキのポケットから懐中時計を取り出して時間を確認すると、また慌てて走り去ったのだ。 興味を持ったお嬢様ずんだもんは、原型ずんだもんのあとを追いかけて茂みの中に入ったのだ。原型ずんだもんは茂みの下の大きな穴に飛び込んだのだ。
