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新米球団広報が書くBリーグ観戦記①

皆さんこんにちは。

福井ワイルドラプターズという野球チームで主に広報業務を担当させていただいているミキタと申します。

先週(2/1・2/2)の2連休を使って、Bリーグを観戦しましたので、そのときに感じたことや得られた学びを綴っていきたいと思います。

なお、観戦したのは、
・2/1(土) 金沢武士団 vs. トライフープ岡山
@AW-I スポーツアリーナ(福井県越前市)
・2/2(日) 富山グラウジーズ vs. レバンガ北海道
@富山市総合体育館
の2試合でした。

このnoteでは、2/1の試合について書いていきます。

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①知識0→チケット購入に至るまで

Bリーグは1年ほど前に1度だけ観戦したことがありました。
私自身が、新潟アルビレックスBCという野球チームに入団したご縁もあり、チームのイベントとして、新潟アルビレックスBBの応援に行きました。

当時は全くバスケのことや、Bリーグの盛り上がりについて知らず、
また、選手引退後にまさか球団広報という仕事に就くというイメージも全くなかったので、なんとなく観て終わってしまいました。

試合会場だったアオーレ長岡という施設の立地の良さや、行政との連携、アリーナの工夫などは、今となってはすごく勉強になったことと思います。

ですが当時は、「バスケおもしれー!ルールわかんないけどダンクってすげー!あとアリーナのビジョンおしゃれ!観客もめっちゃいる!」といった小並感あふれる感想しか記憶にありません。

そんなこんなで、今回の観戦時においても、ほぼ選手のことやバスケットボールという競技そのものの知識は0でした。

しかしながら、
最近は仕事の学びへと繋げるためにスポーツビジネス界隈の人たちをTwitterでフォローしているのですが、その中でどうも、
「Bリーグがアツい!」
ということがひしひしと伝わってきており、すごく興味が湧いていたところでした。

そして、自身の球団のファンクラブなどの企画を考えるうえで、私は積極的にフォロワーの方からの意見を伺うのですが、
その中でも「Bリーグの〇〇ってクラブは参考になると思います!」といった声も多方面から聞いていました。

バスケと野球はオンシーズンがほぼ真逆であり、
冬期間の今しか行くチャンスしかない!と思いたち、近隣でやっているBリーグの試合を調べる運びとなりました。

残念ながら、福井県にはBリーグのクラブはありません。
しかし、下道でも金沢まで1時間半、富山・滋賀・京都まで約3時間、名古屋までは4時間という好立地(?)の県でもあります。

すると、金沢にB3のクラブがあることを知り、しかもなぜか福井県で試合を開催するということを公式サイトから知りました。

金沢市開催での本来のホームゲームを見に行った方が盛り上がりは感じられるかもしれませんが、
せっかくなので福井開催の2/1に観戦を決めました。

②チケット購入→会場入り

チケット購入の方法は色々あったかと思いますが、私はクラブ(金沢武士団)の公式サイトから購入しました。
購入に至る際に、大きくつまずくことはありませんでした。スマホで完結できるのは素晴らしいと思います。

当日は、送られてきたメールに記載されているQRコードをかざすだけとのことでしたが、本当にこれで大丈夫なのか!?といった不安はありました。

決済が絡むフェーズでは、丁寧すぎるくらいの案内が重要であることを感じました。

会場へは、福井市から車で30~40分ほど。
アリーナ周辺を少し回ってから駐車場へ入りましたが、
本当にここで試合をやってるのか?どこに停めていいのか?どこに停めてもいいとして、どこが会場から近いのか?
といった部分を充実させることで、より初来場者のストレスを減らせるのではと思いました。

また、会場へ入ったあとも、どこでチケットを提示するのかに初観戦者は不安を感じやすいとも思います。

まったく分からない場所へ、しかも一人で行くことによって、今までの野球観戦では「当たり前」に感じていたことに気づくことができたことが今回1番の収穫でした。

メール内のQRコードを専用のかざすだけで入場は完了しました。
その後、ボランティアスタッフの方が、座席までの道のりを教えてくれたのは本当にありがたかったです。

また、観戦前にボランティアスタッフの方からの紹介でクラブのスタッフさんとお話する機会もいただきました。

福井県開催は初めての試みということで、金沢武士団のチアに、福井商業高校のチア(あのチアダンで有名なJets)出身の方がいるという繋がりも、開催に至った一因とおっしゃっていました。
(記憶が曖昧で、誤っていた情報だったらすみません…!)

手書きのウェルカムボードも素敵でした!

また、スポンサー各社のお名前が書かれたタペストリー?(←昨日覚えたカタカナ)もすごく良いと思いました。

③観戦

なにせルールがわからない。笑
3ポイントくらいはさすがに分かりますが、ファールが全然わからん。
なぜ同じようなファールでもフリースローが発動するものとしないものがあるのか。わからん。

(翌日、この点の疑問はなんとなく解決しました笑)

しかし、野球よりも競技者との距離が近く、よりプレーヤーに没入できると感じました。
私は、1番安い2階の自由席からの観戦でしたが、それでも選手の顔が分かるような距離感でした。

座席によっては、選手が控えるベンチの真裏だったり、最前列でボールが飛んできたりと、野球とは異なる体験を提供できていると感じました。

野球観戦においては、ベンチの様子があまり見えません。
(逆側に座るとなんとなく見えますが、遠いと思います)
バスケだと、ベンチの様子が筒抜けであり、外国人選手のオーバーリアクションも見れたりと、また違った楽しみ方ができました。

トライフープ岡山のベンチ陣は、特に楽しそうでした。
こういったところからファンも増えていくのかな〜と思ったり。途中からはそこばかりに目が移るくらいでした。

また、バスケは試合時間が野球ほど長くなく、プレーの一つ一つがスピーディーに展開される点も魅力的だと思います。

そして、パフォーマンスタイムの多さにも驚きました。

第4クォーターまであるため、その節目節目で中断があり、またタイムアウトも別であるためそこでも試合が少しだけ止まります。

そのたびに、チアチームが出てきて、すごく華やかな印象を受けました。

野球だと、グランド整備時と、せいぜいラッキー7くらいでしかそういった催しを通常は行いません。

ただてさえ野球は試合時間が長いため、その中でバスケのように何度もチアが登場するなどは難しいかもしれませんが、お客様が試合の中で退屈しないような演出は考えていくべき課題とも感じました。

この日は、先述した福井商業高校のチアダンスチームのパフォーマンスもありましたが、圧巻でした。
(ぜひとも弊球団の応援にも来ていただきたい、広報がんばります…)

試合は、ホームチーム扱いであった金沢武士団が敗れてしまいました。
野球だと基本的にはホームビジターに関わらず、勝ったチームがヒーローインタビューを行いますが、敗れた金沢の選手たちが終了後に整列してインタビューしていることも印象的でした。

敗れてしまったときこそ、選手や監督の口から声を聞けることは、ファンにとって重要なことかもしれません。

また、アリーナを一周してのハイタッチも素晴らしい企画だと思います。
独立リーグでは、それ以上に距離の近い、選手のお見送りがありますので、その価値をもっと高めていければと思います。

ホームタウンである金沢開催だと、さらなる盛り上がりを感じられると思いますので、またチャンスがあれば応援させていただきたいです!

以上、Bリーグ観戦記の土曜日編が終了です。

この日、帰宅してから気づいたのですが全然写真撮ってなかった…
ということで、翌日は写真や動画をガンガン撮ろうと決意し、翌日の富山遠征に備えました…。

翌日に観戦したB1のゲームについても書いていきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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