指し導く者として
皆様お久しぶりです。
常磐大学野球部監督の三木田です。
最近は指導者業以外の時間でバタバタしてしまう機会が多く、じっくりと余暇を机に向かう時間に充てることができておりませんでした。
SNSやnoteも更新が滞りがちでしたが、どうにか元気に健康でやらせていただいています。
今日は直近の動きや振り返りを近況報告的に書かせていただきます。
①春季リーグ戦が終了
本学が所属する関甲新学生野球連盟の1部リーグ戦が4月~5月上旬で開催され、常磐大学は4勝5敗の同率5位(全10大学中)という結果でした。
去年の3月から今の立場で指揮をとらせていただいているので自身としては2度目の春季リーグ戦でした。
チームとして今大会の目標に掲げていたのは「勝ち越し」であり、そこにはあと一歩及ばずでした。
勝ち切りたかった試合(=勝たせてあげられなかった試合)もあり、今回も力不足を感じる大会となりました。悔しい限りです。
ですが、”4勝できた”という事実も正面から受け入れて前に進んでいければと思います。
というのも直近のリーグ戦は、22年秋:0勝(10位)→23年春:2勝(8位)→23年秋:1勝(10位) と苦しいシーズンが続いていたからです。
もちろん繰り返しになりますが、今回の結果は満足できるものではありませんし、課題が積もる大会とはなりました。
しかしながら、最高学年の学生コーチ・主将を中心にここまでチームを立て直して最終戦まで目標に挑める土俵に立てたことを誇りに思います。
組織として戦うための規律、緊張感、競争意識等が少しずつ形になってきたと実感しています。
バッテリーが「最低限」を考えられるようになったこと、冬場に真面目に取り組んでいた投手たちが精神的にも強くなってマウンドに立てるようになったこと、が特筆すべき大きな成長でした。
今年の自分の中でのテーマは「チームの価値観を揃えること」であり、そこを今後も突き詰めていければと思います。
現在は秋季リーグ戦に向けた充電期間として、1.2年生はまもなく開幕する連盟独自の新人戦に備えつつ、3.4年生は振り返り・リフレッシュの時間としています。
PDCAを年間・月間・週間で回していきながら、秋に向けたアクションを整理していき、秋こそはチームで掲げる目標を達成します。
この場を借りて、本学の結果を気に掛けてくださっている皆様に感謝申し上げます。
②新たな仕事を始めました
球界のご縁により、実は今年度より監督業と並行して別の仕事も始めました。
広報・マーケティング支援としていくつかの野球関連チームや団体のSNSサポート・企画などを、リモートベースでお手伝いさせていただいております。
前職/前々職での広報/フロントスタッフ経験を活かせる場を提供いただいていることにただただ感謝です。
業務経験として得た知見やトライ&エラーを、本学野球部の広報戦略にも生かしていければと考えています。
③プライベートのご報告も…
こちらはSNSでも報告済みですが、今年3月に入籍しました。
そして次の情報は限られた人にしかまだ報告できていませんでしたが、、、
7月には子供も生まれる予定です。嬉しい!
指導現場で学生と関わる上で大切にしている考え方として「親身」があります。
つまり、将来大人になったときに困るであろうことは親の身になってその場で「No」と指摘する、というものです。
とはいえ、「親」になったことのない自分には実感が湧きにくいものでもありました。
この度、奇跡が重なり「親」としての立場を人生で経験するチャンスをもらったので、子育てを通して自分の指導者としての在り方も再構築していければなんて考えています。
と、それっぽく書いてみましたが一番はとにかく楽しみです。
仕事×2 &子育て で今まで以上に何かに追われる日々は続くと思いますが、それらすべてを自分の経験として楽しく過ごしていければと思います。
最後に
大学野球部の監督という本当に貴重な経験を積ませていただいております。
しかしながら、この仕事だけに傾倒していては出会えない価値観もたくさんあります。なぜなら指導者というのは関わるコミュニティが非常に限定的だからです。
狭いコミュニティに籠ってしまうと、学生の進路を広く開拓することや、多角的な視点から上達の引き出しを提供することは難しくなり、
井の中の蛙になると自身の慢心や驕りにも繋がります。
学生たちには野球の技術向上・勝利追求という局地的な点ではなく、
部活動を通しての社会人へ巣立つための人間力向上や進路の選択肢を広げるという面的な体験を4年間でしてほしい。
だからこそ指導者自身が視野を狭めないように、どんどんコミュニティを広げていき、自身の口で話せる体験の幅も深さも広げる努力は怠ってはいけないと思います。
背中で示す大人になりたい、という一心です。
「野球」に限定せず「生き方」「在り方」を ”指”し ”導”ける「指導者」となれるよう、
本日報告した 新しい仕事や子育てを「両立」するのではなく「すべて100%」で打ち込めればと思います!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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