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こだわり強めな生き方を貫いて、たどり着いたしあわせごはん。

noteを始めたころは毎日、毎日とにかく書いていた。
ちょうどコロナパンデミックの真っただ中だった。
仕事も自宅待機になり、とにかく家で過ごすしかなかったあの頃。
私は誰かと話したくて、繋がりたくてブログやインスタで友達や社会とつながろうと思ったんだと思う。いつも使ってたブログアプリの調子が悪くて、何か他の方法を探った時に出会ったのがnote。

はじめましての人が多いと思うから、まずは自己紹介と思って書いたのが↓

ただただ誰かと話したい、繋がりたいと思って書いたこれは、思いのほか反響があった。読んでくれた人が一緒に泣いたり笑ったりしてくれたそうで、いろんな人からコメントをいただいた。おこもり生活の続いたパンデミック、私はこのnoteに出会ったことで、いろんなことに気が付いた。

私はしゃべることは好きなんです。かといって自分が書くことが好きなんて思った事はなかった。でも一緒にいる人に笑ってもらう事が好き。これは父親ゆずり。お父さんはいつも人を笑わせていたし、笑ってくれる人を見るとうれしそう。すべることも少なくはない。いったジョークが解りづらくて、周りが理解出来ないと、すかさず母が解説を入れる。このコンビネーション、チームワークは長い結婚生活で築かれた絆だと、娘は思う。そして私は間違いなくお父さんの娘だと、歳を重ねるたびに思わされる。残念ながら、うちのマト(夫)は解説入れてくれない。面白くないとかそういうことじゃないんだけどね。コトバの壁。国際結婚あるある。お互いのジョークの面白さが理解出来ない。まぁ解説者に期待はできませんので、なるべくすべらないようには気を付けるつもりである。

で、お父さんの面白い話もだいぶ書いたは書いたけど、私はある方のnoteに出会って、自分の信念を発見というか、言葉に書き出せるようになった。
ある方、この方↓です。


たまたまたどり着いた綛谷さんのページで読んだプロフィールの大切さ。
仕事を取りたいとか、そういう思いもあったはあった。だって当時失業中というか、出勤できず自宅待機が1年以上。でもこのプロフィール作りについての記事は、なんだかビビビッっと来ちゃったんですよねー。これで何か絶対仕事を取るぞ!みたいな熱い意気込みというよりも、ずっとブログ書いてきたし、それで少し仕事もいただいたけど、ブログ発信するにあたり、私の中で一番大切にして生きてるもの、事って、なんだろう?って考えさせられたんですよね。

それはやっぱり・・・


家族&食卓

私のルーツって、考えれば考えるほどこれを軸に育てられてきた。両親、祖父母、親戚みんなに囲まれて、これが中心だった私の幼少期…だけとはいわず、もう結婚するまでずっとそうだった。

 基本的に色々な強いこだわりを持ってはいないけど、この「家族で囲む食卓」という部分にだけこだわりを持ってきた。外で嫌なことあっても、家に帰って来れば家族で囲む美味しい暖かい食卓がある。家に帰れば安全だし安心だというそういう場所を両親はつくってくれた。言葉の通じないマト(夫)と結婚してアメリカに移住しても、とりあえずそこだけこだわってみた。子供が産まれて母親になった後は、特にそれを大切に子育てをした。

子育ても夫婦関係も、そんな簡単じゃないとは思うけど、とりあえずそのこだわりだけは強く持った。それが正解だったかどうかは、子供たちが大人になった時にあの子達が出すと思う。夫婦関係も夫か私が人生を終える時になってみないとわからない。人生終えるより前に分かっちゃう時が来ないことを願うけど(笑)、もしかしたら、別れ際に「ひょうきん懺悔室」並みの❌を食らう可能性もある。それでも私は信じているんです。

大切な家族や仲間と囲む食卓は、人の心を暖かい気持ちにしてくれるって。

 さて、ここで問題です。
Q. そんな風にこだわり生活を続けた結果、一体何が起こったでしょーか!?


A. レシピ本を執筆した


↑まさかのまさかです。 夢みた事は確かにあったけど、あくまでも夢だったので、オファーをいただいた時はビックリ越えておったまげてしっくり返った。私の強めのこだわりとnoteが合わさって産まれたアンビリーバボーなミラクル。

そのおったまげでしっくり返ったレシピ本がこちら↓

(↑は電子書籍価格です。紙の本は税込¥1870)

 

 アメリカ人と結婚して、ハワイに暮らしている私。右もしだり(左)も言葉もワカラナイ土地に移住した私は、英語も異文化も料理を通して学んだし、友達作りも料理にはとても助けられた。だけど私、料理の修行はしたことありません。あくまでも家庭料理。節約したり、時短簡単な料理をして、毎日お台所に立ってきました。なので、難しいレシピはあまり得意じゃない。私の料理は家庭料理。平野レミさんも言ってたけど、シェフじゃなくてシュフ(主婦)。

そういえば、うちのマト(夫)に「主婦」という日本語を教えたことがあった。誰かにうちのワイフは主婦だって言いたいってことだった。

主婦
シュフ
SHUFU

一生懸命教えたよ、あたし。
そしたらさ、言ったのあの人。


My wife is SHOFU.
(うちのワイフはショーフ)


オーー、ノーーーー!!!
(OH, Noooooooo!)

なんて日だ!

惜しい!、ヒジョー惜しい!
一文字違うんじゃ!
一文字違うだけで大きく違う意味になるんだYO!
プリーズ言わないで、それ誤解を招くから。
あたしないから、そんな職歴。

私のブログはマト(夫)の小話でいつも話が脱線しちゃうんですよねー。恐縮です。


そんな小話はさておき、
この本はイカロス出版の「旅のヒントBOOKシリーズ」という、各国のレシピを特集したシリーズ本。私の暮らすハワイのレシピを日本向けに書いて欲しいという依頼をいただいた。シリーズの他の本を見せていただいたけど、どれもめちゃくちゃかっこいいし素敵な仕上がりのレシピ本。これ、Meに出来るかなって思わされた。レシピを書き、工程写真を撮影して、スタイリングをし、それを撮影するという内容だった。大変な仕事なので、よく考えてお返事くださいという事だった。

もちろん、こんなチャンスは人生でもう2度とないかも知れないという事を考えると、断る理由はないけど、1人でこんな仕事量出来るかなって。受けて大丈夫だろうかって不安もありスッゴい迷った。しかも、私会社員だから、両立出来るかなっていうのもあったし。


ですが!何度考えてもこれを断ったら一生こんなチャンス来ないかも!断ったら女が廃る、私のルーツでもある下町の商売人魂みたいなのが急にムクムクと燃え上がり、やらせていただきますです!ってお返事させていただいて、思い切って飛び込ませて頂くことにした訳です。

日本とハワイでは食材のサイズや軽量カップも規格が違い、小麦粉とか粉の種類も微妙に違う。私は基本的にアメリカの食材、材料で作ってきたもので、それを日本の食材に置き換えたり、手に入れて作ってみたり。本のレシピを書き慣れていない私の書いたレシピは、きっと編集の西村さんの頭を悩ませ、そして赤ペンのインクを減らし、いっぱい残業させちゃったに違いない。私は会社の仕事をしながら、休みの日には、来る日も来る日も料理をして、撮影をして、何度も何度も疲れて挫けて、折れそうになったけど、でも、西村さんが根気よく私と向き合ってくれたおかげで、なんとか乗り越える事ができた。

 「しあわせハワイごはん」というタイトルのこの本、長年ハワイで暮らしてきた中で、ローカルの人々が普段食べている料理や、ハワイに旅に来る方々が、ハワイのレストランなどで楽しむお料理を厳選して載せています。ハワイで食べたあの味をご自宅で気軽に楽しんで欲しい。家族や友達、大切な人とその料理を囲み、その食卓に笑顔が生まれますようにという想いを込めてレシピを作っています。市販品も活用してシンプルに簡単に、揃える材料や工程が多いから料理が難しそうなんていう印象にならない様に、そしてなるべく1冊のなかで材料の使い回しが出来るようになんて思ってレシピ作りました。日本で手に入らない物は代用品の説明も入れてあります。だって家庭料理ですから。料理も食べることも楽しんで欲しい。

移民の多い場所柄、ハワイの食文化にはにはいろんな文化が溶け込んでいます。どこか懐かしい、素朴な料理が多いハワイごはんは、きっと日本人の味覚にも合うものが多いはず。ハワイを旅した事がある方には懐かしい味、そしてまだハワイにいらした事がない方々には、きっとハワイを少しだけ知っていただけるのではないかなと思います。このレシピを読んでいただいたあと、ハワイに行きたい、行ってみたい!なんて思ってていただければ本望でございます。

 全国の書店、またAmazonや楽天ブックスなどにオンラインでもご購読頂けます。置いてくださっている図書館もあるとのこと。ぜひ手にとっていただいて、レシピを通して皆さんの食卓に満開の笑顔が咲いてくれますように。


ALOHA FROM HAWAII,


EWAYURI (エバユリ)






エッセイに登場する”出演者”である家族に”出演料”として温泉旅行をプレゼントするのが目標です。イッテQ!の温泉同好会の様な宴会をすべく、各自芸を磨いて待機中との事ですので、サポートしていただければ幸いです。スキ、シェアだけでもすごくうれしいです。よろしくお願いしますm(‐‐)m