【エボルヴ】テンポ概念が分からぬまま、テンポについて書こうとするヤバい記事

テンポについて書かれてる良い記事なので読んでください。

というか、テンポについて知りたいなら、上記の記事を読んで満足して、そのまま今から引き返してください。
これは私の頭の整理のために書いている駄文です。
以上よろしくお願いします。

記事を読んだ感想

私の薄い理解力を元にすれば、除去が内在されているフォロワーはテンポ力が高いと理解した。

ドラゴンで言えば、今環境の強テンポカードは、手札を吹っ飛ばすギルヴァぐらいかと思ったが、考えなしに手札爆破は次につながらないから弱いでしょと私は短絡的に思ってしまった。

そもそもドラゴンクラスにとってのテンポは何なのか？

そんなことを悩んでいたら同居人に
「ドラゴンのテンポってppブーストが出来ることだよ」と言われた。
つまり先2託宣だ。
序盤の損失を、終盤ブーストしたppで取り返すのがドラゴンクラスの強みなんだと。

ドラグニルというテンポカード

さて話は戻って、除去内在型フォロワーがテンポカードの代表格とするなら、ドラグニルはかなり強いテンポカードだ。
実際ニードルドラゴニュートデッキの場合、ドラグニルはテンポの取れる汎用強カードだった。
後5でドラグニルEP進化＋託宣みたいな流れが出来ると、手札にアジを持ってれば次走れるので「テンポの鬼！」という使用感だった。

では武装は？というと、ドラグニル進化後の2枚目を入れてる構築はかなり少数派だ。
実際、武装を回してて思うのだ
「ドラグニルだけでは次に繋がらない」

武装ドラを回していて思ったこと

拾い物の武装ドラを最近回しているのだが、完成度が高いテンポデッキだと感じた。

テンポ型の武装ドラ

ただテンポカードだと感じたのは、ギルヴァやドラグニルではなく、以下のカード達だった。

特にアイラが良いカードだった。
特に先5でドラゴスマッシュを構えながら、次ターンデュアルレイジへの繋がりがとても綺麗だった。
レーヴァテインという強い勝ち筋を効率良く通す為の強い動きだった。

またクイック重視したデッキコンセプトも良い。
相手ターンに除去を行えれば、俊刃のドラゴニュート進化やレーヴァテイン進化も安全に行いやすい。

本質的に自ターンに相手の除去に回るのは弱い行為

自ターン除去だけ行う行為は非常に弱い。
除去だけで自分のターンを終えてしまうと、次ターンも相手に余裕を持って強い動きをされてしまい、結局また次ターン除去に回る羽目になり、最終的にジリジリと負けに近づいていく。
だからこそ除去内在型フォロワーは、相手の面を取りながら、フォロワーを出せるから強いのである。

しかしながら
本質的なテンポとは次に繋がる自分の勝ち筋を作ることであり、除去内在型フォロワーは、強テンポの一種でしかない。

話は戻って武装のドラグニルのお話。
ドラグニルは、除去内在型フォロワーでありながら、強気に出るカードというより、非常時の緊急脱出手段感が強い。
緊急脱出装置としては優秀だが、ドラグニルに進化を切ってる時点で次に繋がる動きは非常にしづらい。
つまりテンポロスに近い立ち位置のカードである。(緊急脱出手段の重要性自体は高いので、デッキとしては必要である)
おおよその確率でドラグニルは相手ターンに取られるし、除去の要求値も高くないので、ドラグニル除去した上で相手に強い動きをされる確率が高い。
それなら、次ターン安全にレーヴァテインや俊刃のドラゴニュートを使えるクイックスペルの方が除去として相性が良いという印象だ。

ギルヴァも同様の感想だ。
効果自体は非常に強力ながらも、手札を全て捨てるというのは、次ターンの強い動きを捨てることに他ならない。

すなわちテンポの良さは、
最終的な勝利に繋げる為の動き(質)×アクション数(量)

と言い換えられる。
この「最終的な勝利に繋げる為の動き」には、負けない為の動き(除去)を含んでいる。

この法則は、超越の動きに例えると非常に分かりやすい。
盤面が許されてるなら除去スペル打つよりも、真理の発見を打った方が超越として確実に強い動きだからだ。

潜在的に貯まるテンポ、テンポが表面化する瞬間

ここでテンポを2種類に分けてみた。

【表面的テンポ】
盤面にいるフォロワー等(分かりやすくリーダー打点に繋がるもの)

【潜在的テンポ】
ppブーストやスペルチャージ等

テンポがバグる瞬間とは、溜め続けてきた潜在的なテンポが表面化した瞬間だ。

超越ターンやppブーストして早く出されるレーヴァテインがこれに該当する。
アナスタシアによる盤面形成も事前にEXエリアにロイドヴィクトリアを貯める必要があることが多いので、潜在的に貯めたテンポが表面化しているに過ぎない。

すなわち試合におけるテンポ量は、自身の毎ターンのプレイの積み重ねによるものだけで、不自然に増えることはない。

あるターンを超えると急激に強くなるデッキも、「時間稼ぎ」という「最終的な勝利に繋げる為の動き」し続けた結果だ。

潜在的であれ表面的であれ、多くのデッキが毎ターンのテンポの積み重ねによって勝敗を決めていく。
だからこそ、勝敗に繋がる要因はリーサルターン時の処理ではなく、その前の道中にあることが多い。

潜在的なテンポも勝敗に大きく関与するなら、秘術の魔女の大釜のノーヒットや炎熱の空出しも、質が最低かもしれないが、潜在的なテンポ稼ぐという意味では、少しは仕事をしているのである(土が増やすことが勝敗を左右するので)

テンポの種類におけるデッキの分類

除去とは、相手の表面的テンポを削る行為であり、
表面的なテンポを増やす行為は、相手に表面的および潜在的テンポを安易に増やさせない行為でもある。

潜在的テンポそのものは、長期的に見れば爆発力に繋がるが、相手のテンポ力そのものに干渉しない。

すなわち表面的テンポを毎ターン取り続けることは、自分の勝ち筋も太く出来る上、相手への牽制にも繋がる。
表面的テンポそのものが強い為、表面的テンポを重視したデッキが環境に入りやすいのも頷ける。
またこのような表面的テンポデッキと除去内在型のフォロワーとの相性はすこぶる良い。


逆に、潜在的テンポ重視型のデッキは、後半の爆発力にかけている為、除去内在型フォロワーよりも、クイックスペルを重視した編成の方が相性が良いことが多い。
なるべく致命傷にならない程度に相手を捌きながら、自分の潜在的テンポを進めるためには、相手ターン中のppを使用できるクイックの存在が欠かせないからだ。

【表面的テンポ重視のデッキ】

・除去内在型フォロワーを強く使える(基本的に小器用)
・比較的低コストフォロワーが多い(序盤からフォロワーを出し続ける必要性が高い為)
・潜在的なテンポデッキと比べると爆発力は控えめ

【潜在的テンポ重視のデッキ】

・クイックスペルを強く使える
・小型フォロワーよりも大型フォロワーの重要度が高い
・爆発力は高め

最後に

自分の頭の中を整理する為に書いてみた所、
自分で書いただけあって、やっとテンポ概念がしっくり来た。
テンポ概念が酷く広義になってしまったのが気にかかるものの、個人の頭の整理としては十分だと感じた。

以上、ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました。

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