見出し画像

一般の顧客と違い「ファン」にはどんな特徴があるのか?

売上に直結するパレートの法則とファンの力との関係について
ビジネスの世界でよく知られている

理論のひとつにパレートの法則というのがあります。
いわゆる「80:20」の法則です。

企業の売り上げの8割は2割の社員によって生み出される、
という話をよく耳にするかと思います。
これはパレートの法則によるものです。

売上という軸で見ると、2割の商品が
店の利益の8割を生み出している、

2割のコアファンが売り上げの
8割を生み出しているということです。

つまり、8割の利益を生み出す
2割のコアファンから継続的に

利益を生み出すことの重要性を説いているのが
ファンベースマーケティングの考え方です。

実際、その状況を利用したのがカゴメです。

カゴメは売上の不振に悩まされた時、
&KAGOMEというコアファン専用
コミュニティサイトの運用に乗り出しました。

カゴメの主力商品はトマトジュースですが、
その売上を解析したところ、2.5%のコアファンだけで
売り上げの約3割を占めていることが判明したといわれています。

中には、年間で8万円分購入している人もいたと言われています。

こうしたコアファンに対して能動的に働きかけ
手放さないための施策です。

共感を超えた「熱狂」へ

ファンベースの拡散力についてこう述べています。

世の中に商品や情報やエンタメが溢れかえっている今、

『自分にぴったりの商品』
『まさに今の自分に有益な情報』
『自分のツボにハマるエンタメ』

にいったいどうやって出会えばいいのだろう。

でも、友人が薦めるなら話は別だ。

なぜなら、友人とは『価値観が近い人』だからである。

価値観が近い友人がツボにはまる
コンテンツは自分もツボにはまる可能性が高い。

価値観が近い友人が愛用しているモノは
自分も愛用する可能性が高いし、
価値観が近い友人が熱中するコトは自分も熱中する可能性が高いからだ。

必ずしも友人と価値観が近いわけでない、
という意見もあるかもしれませんが、

現代ではSNSで価値観の近い人たちの
コミュニティが出来上がっています。

そこでは、コミュニティのメンバーが
同じモノやコトにはまる可能性は高いのです。

また、一般顧客と違い、「ファン」には、
このような特徴があります。

好きなもの、気に入っているものについて、
周囲に普通よりも熱量を持って語る

ファンクラブという場所で同じ価値観の人と
語り合う時間があれば、自分が好きなものに
対して自信を持ち、他人に薦める

モノやコトの購入同期には、
「応援」という気持ちも強く込められている

こうした熱量、単なる「共感」ではなく
「熱狂」の領域にコアファンを到達させることで、

その周辺にいる消費者たちを巻き込んでいこうというのが
ファンベースマーケティングです。

インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos