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結局のところ、お店の何を改善したいのか?


こんにちは。小売業のお惣菜コーナーで働いている社会人です。
最近、デジタルの勉強を進めていくうえで、自分にとって貢献できることは何だろう?と考える日が多くなってきました。
そこで、どのような問題なる解決できそうか提起し、実際にガッツリ取り組む計画を立てようかなと思ったのが今日です。


・今回は私があったらいいと思うこと
・聞き取りで皆が欲しがっていること
・AIと対談して理解を深める
以上3点セットでお届けします。


私が考える仕事であったらいいなと思うこと

私は自動で発注・在庫管理できるものがあればいいなと思います。
私の仕事の大半は在庫管理・発注修正・発注で占めるので、これらが効率化すれば商品分析や売り場管理に時間をしっかり充てることができると考えたためです。
毎日の業務でもパートさんのお手伝いをしているため、自分の時間が非常に限られています。そこがなくなれば「心の余裕」も手に入って仕事の質も上がると思いますが…

聞き込み調査

今回は4人の方からお話を伺います。
まずは直属上司に聞き込みを行いました。
お惣菜コーナーの主任ですね。
※会話内容はある程度簡略化しています。

惣菜主任との会話


私「主任って結構一人できてしまうタイプですが、その中で何か業務上不便に感じることってありますか?」

主任「そうだなー。ずっと思っているのはシフト入力すればワースケにも自動的に反映される機能があればいいのになとは思っているよ。」
ワースケ…..その日の各個人の仕事が記入された紙。ワークスケジュールとも。

私「確かに。それぞれ手作業で打ち直しているとミスも出てきますし。」

主任「そうだね。あとはPI値を打ち込めば販売計画が自動的にできるフォーマットも欲しいな。」
PI値…お客さま1,000人当たりの購買指数。発注等の基準の1つとして使われる。

私「確かにそれがあればある程度の商品のコントロールができそうです。」

主任「あーそういえば最近面談を進めているのだけれど、パートさんが売り場に関する質問をされたとき、いちいち売り場の人を探したりと手間がかかるって言ってたな。」

私「そうなんですね。私たちでも他の売り場は全て把握しきれていないので聞く手間が省ければかなりよさそうですが。」

主任「売り場もそうだけど、商品の詳細をスマホで調べられたら便利じゃない?」

私「詳細というと……どこに陳列されているかの他に在庫とかがわかればいいってことですかね。」

主任「そう!在庫も発注数と販売数がわかればでるだろうし。」

このような結論に至りました。
「スマホ」という媒体はかなり魅力があり、そこに機能を追加することで業務改善ができるのでは?という話が広がりました。

水産主任との会話



次に水産の主任です。
恐らく私の所属するお店の中で一番人手不足の部署なので何か悩みをくみ取れるのではないか、といった意図で選びました。

私「○○主任、この間は11連勤だったそうですね。」

主任「なかなかハードだよ……新入社員の教育も行わないといけないしさ。」

私「新しい人が入ってこない以上、今の業務効率を上げるしかないですよね。何かこれが改善されればいいのになと思うこと、ありますか?」

主任「えー……なんだろう。でも、いちいち2階まで上がって事務作業しに来るのは嫌だな。1階で作業したい。」

私「階段の往復作業はちりつもでそこそこの時間とりますよね。パートさんに呼ばれて下に降りることもあるし。」

1階で作業するというヒントが得ることはできました。
PCを1階に持っていくのは現実的ではないので、先ほどのようにスマホで代替できたらいいなという印象を受けましたが、今行っている作業は本当にPCでないとできないのか?と会話してて気づいたポイントです。

食品課長との会話



食品課長にも聞いてみました。
食品を束ねる方なのでどのように問題を俯瞰しているのか気になったので。

私「○○課長、何か業務上で抱えている問題やあったらいいなと思うのものってありますか?」

課長「デジタルのでしょ?ドローン配達システムとかどうだろう。」

私「ドローンですか?」

課長「家で注文した商品がドローンで届くっていう仕組みね。トラックの物流問題もあるし、お店を作って固定資産税を抱えなくても済むじゃん。昨今の景色を見ても普及すればそっちにシフトしてもいいと思うんだけどなぁ。」

私「物流問題は確かに私たちにとって見逃せない問題ですからね。」

物流問題を人材ではないもので代替する発想です。
自動運転技術もこの問題を機に海外から参入してますのでまだまだ話は広がりそうです。

農産主任との会話



最後に農産主任です。
課長と同じ職位ながら主任をやっている方なのでいい話が聞けるかと思い聞きました。

私「働くうえで問題だと思うことってありますか?」

主任「問題?それでいうと問題をそのままにするという意識が問題かな」

私「どういうことでしょうか」

主任「要するに価値観のギャップだよね。例えば大根が売り場に5本あったとする。俺らは売り場の底が見えないように10本品出しするんだけど、やってくれないパートさんもいるわけよ。本人にもやるように伝えるのだけれど、やってくれないんだよね~」

私「立場上の責任感も価値観形成になっていそうですが」

主任「うーん。今までいろんな店見てきたけど、アルバイトでもやってくれる人はやってくれていたから、結局人なんだよね。これを埋めてくれる何かがあればいいのだけれど。」

私「マネジメントの面でも有用ですね。」

主任「そうだね。マネジメントといえば管理職はマネジメントできてると思う?」

私「というと?」

主任「俺らは上から支持を受けて仕事するじゃん。でもさ、上が十分に話し合わずに伝えるから、いろんな部署で齟齬が起きてるわけじゃん。こんな店なかなかないよ。」

やはり話を聞くと視点が深いですね。
マネジメント面での話、大変参考になりました。

AIと論じてみる

・自動で発注・在庫管理できるものがあればいい

・「スマホ」で業務改善

価値観のギャップを埋めてくれる何か



ではまず、自動で発注・在庫管理できるものについて聞いてみます。
結論、自社の商品データを活用し、Excelマクロを使用した発注・在庫管理ツールが最も現実的であるとの結論になりました。

・VBAマクロを使用し、ボタン一つで一連の処理を自動実行
・データの自動バックアップ機能を実装し、誤操作によるデータ損失を防止
・パスワード保護を設定し、重要な在庫情報のセキュリティを確保
このようなものが出来が期待されます。
また、以下のような恩恵が期待されそうです。

作業時間の削減
手動での発注作業時間を削減
データ入力ミスによる再確認作業を削減

在庫の最適化
過剰在庫を15%削減し、廃棄ロスを最小化
品切れをなくし、お客さまの不満改善

意思決定の質の向上
データに基づく発注により、感覚的な判断によるミスを低減
売れ筋商品と死に筋商品の把握が容易になる

また、以下のような注意点がありそうです。
・初期設定に時間がかかるため、休日を利用して集中的に作業を行う
・定期的なデータ更新が必要

総評として
先ほど提案したExcelベースのシステムでさえ、実現にはかなりの時間と労力がかかりそうです。特に、VBAマクロの開発や複雑な機能の実装は専門知識がないので厳しそうですね。

次にスマホで業務改善について話します。
今回はパートさんが気にされている「商品をスマホで確認できるもの」を制作しようかと思います。
結論、Teachable Machineを使用しスマートフォンのブラウザで動作するよう設計し、アプリのインストールを不要にするという取り組みは現実的になりそうです。(手法でありながらポイントでもあります。)

以下のような恩恵が期待されそうです。

満足度の向上

商品の場所をすぐに案内できることで、顧客の待ち時間を削減
顧客のみならず、従業員の満足度向上も

データ収集と分析
どの商品の位置が頻繁に確認されているかのデータを収集可能
将来的な売場レイアウト最適化に活用可能

総評として
1ヶ月という短期間でも実現可能であり、即効性のある業務改善が期待できそうですね。Teachable Machineの使用により、複雑な機械学習の知識がなくてもモデルの作成が可能です。(作り手に優しい)また、ウェブアプリとして実装することで、アプリのリリースが必要なのもポイントです。
一番現実的ではあるかと思います。

最後に価値観のギャップを埋めてくれる何か、です。
結論、目に見えないこれを実装するのは大変難しく困難を極めます。
マネジメントとデジタルの併用はかなり難しいことがわかりました。

定期的にフィードバックを収集し、アプリの改善を継続的に行う
という点が出来で期待されそうです。非常にコストがかかってしまう点と結局業務効率化はできていないですよね。
念のため、以下のポイントも抑えておきましょう。

価値観の見える化機能
業員が匿名で回答できるアンケート機能を実装
回答結果をグラフや図で可視化し、チーム全体の傾向を表示

アイデア共有ボード(掲示板?)
アイデアに「いいね」やコメントを付けられる機能を追加
最も支持されたアイデアをハイライト表示

総評として
店内SNSという側面が非常に強くなっており、業務時間中の過度な利用や、本来の目的から逸脱する可能性が否めません。

今回の結論

一番現実的なのはスマホでの業務改善(どこに商品があるのかわかるようにするか)というものです。

今からAIと議論をより深め、制作に励もうかと思います。
ありがとうございました。

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