デジタルネイティブについて

今は赤ちゃんもスマホを使っているそうだが、私は4歳ごろからPCに触れており、ほとんど教えられずにその使い方を習得した。本を読んだわけでもない。ただ気の赴くままにクリックしまくった末に自分の予想した動作をさせることができ、そのような経験を何度も積み、それによって得た膨大なパターン記憶によって、今ではある程度自分の思うように操作できているのである。

かなりいい加減なように思えるが、これこそが試行錯誤なのだと思う。そしてこれは母語習得の過程と似ている。理解するのではなく感覚が身につくのである。

だからシステムが新しくなっても、使ったことのないアプリを使う際もなんとか使えるのである。まさにネイティブである。

言語の習得においてもデジタルスキルの習得においても、このいい加減さが必要なのではなかろうか。

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