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【Letter for XXX】#21 パーソナルトレーナーHiroさん

こんにちは、Shihoです。独断と偏愛で他己紹介をさせて頂く3Minutesマガジン「Letter for XXX」。
#21 は パーソナルトレーナーHiroさんです。

■#21 パーソナルトレーナーHiro/Status:初対面(オンライン)

Hiroさんとお話したのは、コロナウイルスの影響で米ゴールドジムが破産法11条の適用を申請したことが驚きのニュースとして飛び込んできた、まさにその日。同様のトレーニングジムでパーソナルトレーナーとして働くHiroさんにとっても、コロナは少なからず影響を与える出来事になっていました。

本来のお仕事はエンジニア。PCやネットワークの手配をメインとするインフラ系の業務を主とした、一般に情シスと呼ばれるようなチームで働いています。現在の会社に勤めて4年となりますが、実は直近1年は個人事業主としての業務委託契約。副業禁止の社則がある中で、パーソナルトレーナーとしての仕事を両立するために独立して再契約したそうです。

この4月に本腰をいれようと思っていたトレーナー業。家にダンベル、耐震マット、ベンチも購入し、このbosyuに応募した時も「トレーナーとしてのこれから」について話そうと思っていたのだとか。そんな矢先の緊急事態宣言。三密は回避できたとしても、そもそもジムが休業していたり極端な縮小体制にある中では、トレーナー業で食べていくのはとても困難。二足の草鞋を履くHiroさんは、現在はエンジニアとしてのお仕事にいったん軸足を戻しています。

Hiroさんがトレーニングを始めたのは約4年前。その頃の彼はなんと「引きこもりのゲーマー」だったそうです。帰宅したあとは、そのまま深夜までオンラインゲームに明け暮れる毎日。しかし、友人に誘われて始めたトレーニングにみるみるうちにハマっていき、気がつけばゲームもやらなくなり、自作したPCも売ってしまうまでになりました。

そんなHiroさんの特徴は、「減量」も「増量」もお任せというユニークさ。それもそのはず、彼自身が現在107kgで、最大で135kg、少ない時には85kgまで落としたこともある振れ幅を持っています。15kgは普通に増減するそうですが、基本的には健康でむしろ「悪玉コレステロールが足りない!」と言われるぐらいだとか(笑)。自分自身を鍛え整えることを楽しみながら、パーソナルトレーニングでもお客さんとのコミュニケーションを楽しんでいます。

1on1で行うトレーニングの魅力は、集団レッスンとは違ってお客さんの性質をより深く知れること。お客さんの性質がわかれば次の提案ができる。お客さんの得意/不得意や出来る/出来ないが分かれば、より有効な策を提供したりオリジナルメニューを作ることができる。自分の体のことは、自分にあったやり方の方が伸びるし、モチベーションもあがるものです。そして、それらを通して見えるお客さんの成長や変化。減量目的だった人が「旦那を持ち上げちゃった!」と鍛えることを楽しむようになったり(笑)、「私になんて出来ないよ…」と思っていた人が、「もっと鍛えたい!」と前のめりになったり。自身も「元引きこもりのゲーマー」から変化したHiroさんにとって、そんな劇的な変化が起こりうるのがパーソナルトレーニングの魅力だといいます。

それでも現在の状況を考えると、トレーナー業メインで生きていくのはやはり難しいもの。動画コンテンツにしたり、オンラインでつないで指示だしをするような形式も考えたと言いますが、パーソナルトレーニングの本来の価値はそこでは再現できません。それは、あらゆる方向からお客さんの筋肉のつき方を観察すること。解剖学の知識を使って対象を立体的に捉え、代償動作(無理な動きの時に別の筋肉を使ってカバーする行為)で筋肉を痛めたりしないようにその筋肉の付き方や動きを観察すること、その上で個人個人に合わせたメニューを提案することに本来のパーソナルトレーナーが持つ価値があると考えると、それが実現できるまではもう少し時間が必要かもしれません。

現在のHiroさんは、今出来ることとして食事管理やトレーニングの知識を蓄積しているところ。新たに身につけたWEB制作のスキルを伸ばしながら、デザインについても学び、それらをブログで発信する準備をしているそうです。緊急事態宣言の解除まで、きっとあともう少し。在宅で運動不足気味な方は是非、Hiroさんとともに自身の体に向き合ってみるのはいかがでしょう。

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Letter for XXXは、不定期かつ独断と偏愛で随時更新していきます。


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