08_SV文型_vs_SVO文型

SV文型 vs SVO文型【3日間完成 Day1】

そもそも「文型」って何?

文型 =英語を話すときの単語の並べ方のルール

英語には語順(単語を並べる順番)のルールがあり、適当に並べていいわけではありません。まず「誰が」「何が」にあたる主語を置き、次に「どうする」にあたる動詞を置きます。

「私はYouTubeを観ます」
(×)I YouTube watch.
(○)I watch YouTube.

この「順番」が非常に重要です。ここを押さえておかなければ、「単語を覚えたけど、理解できない!通じない!」という事故が起こります。


主語+動詞の次に来るのは?

そして、動詞の後ろは、ざっくりと「名詞を置く」または「名詞を置かない」というルールがあります。たとえば、動詞watchは直後に名詞を置きますが、動詞listenは直後に名詞を置くことができません(listenは後ろに「前置詞」と呼ばれるtoを置きます)。

I watch YouTube every day.(私は毎日YouTubeを観ます)
I listen to music in my car.(私はクルマで音楽を聴きます)

この「動詞の直後に置かれた名詞」のことを「目的語」と呼び、目的語のない英文のカタチをSV文型目的語のある英文のカタチをSVO文型と表します。
*主語=S、動詞=V、目的語=O

I listen to music in my car.(SV文型) →動詞の直後に名詞なし
I watch YouTube every day.(SVO文型) →動詞の直後に名詞あり


なぜ順番が大事なのか?

ここまでくると、いよいよ「そんな細かいこと、どうでもよくないか!?」となりますが、例題で「語順の重要性」をチェックしてみましょう。

[例題] 次の日本語を参考に、適切な語(句)を選びましょう。
私は今日早退しました。
I [ left / left for ] work early today.

[解答] left
I left work early today.(私は今日早退しました)

[解説]

leaveの後ろに続けるものがポイントです。目的語を続ける場合は「~を出発する」という解釈になりますが、目的語がない場合は「~に向けて出発する」という解釈になります。

leave work(職場を出発する)=「退社する」
leave for work(職場に向けて出発する)=「出社する」

もし、“I left for work early today.”としてしまうと、「私は今日早く出勤しました」と、文法的に間違っているだけでなく、全く異なる意味で伝わってしまうことになります

英語を正しく解釈して、正しく伝えるためには単語を並べる順番(=文型)を理解することが必要不可欠です。


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