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疑問詞 what / how【3日間完成 Day1】

疑問詞を使った疑問文の作り方

Do you~? や Are you~? という疑問詞を使わない疑問文は作ることができても、疑問詞を使った疑問文となると急に作れなくなってしまう学習者の方は少なくありません。疑問詞を使った疑問文を作るときは、元の英文をイメージすることが大切です。

以下は、「クリスマスに何が欲しいですか?」という疑問文を作るプロセスです。

[Step1] もともとの文章をイメージする。
You want ---- for Christmas.(あなたはクリスマスに----が欲しい)
[Step2] 尋ねる部分を疑問詞に変える。
You want what for Christmas.(あなたはクリスマスにwhatが欲しい)
※ここでは「物事」を尋ねるwhatを使います。
[Step3] 通常の疑問文を作る。
Do you want what for Christmas?(クリスマスにwhatが欲しいですか?)
[Step4] 疑問詞を先頭に移動させる。 ⇒完成!
What do you want for Christmas?(クリスマスに何が欲しいですか?)

普通の疑問文を作ったうえで、文頭に疑問詞を置くというのが基本イメージです。

「ここまで細かく分解しなくても作れるよ!」という方もいらっしゃいますが、どんな疑問詞でも、どれだけ英文が複雑になっても、基本的にこのプロセスは全て同じなので、覚えておいて損はないです。


疑問詞の選び方

早速ですが、次の例題をチェックしてみましょう。

[例題] 次の日本語を参考に、適切な語(句)を選びましょう。
(1) コンピューターの調子はどうですか?
[ What / How ] is your computer?
(2) あなたはこれについてどう思いますか?
[ What / How ] do you think about this?


[解答]
(1) How

How is your computer?(コンピューターの調子はどうですか?)
(2) What
What do you think about this?(あなたはこれについてどう思いますか?)

[解説]
(1)はコンピューターの「様子・状況」を尋ねる疑問詞 how を使います。一方、(2)は相手の考えている「内容」を尋ねる疑問詞 what を使います。


ここで押さえておきたいポイントは、どちらも「どう」という日本語であるにもかかわらず、(1)は how、(2)は what を使っているところです。

どう思いますか?」の「どう」だけを見て、How do you think? としたくなりますが、「How+一般動詞の疑問文」のカタチは「手段」を尋ねることになってしまいます。

(×)How do you think?(あなたはどういう手段で物事を考えますか?)

日本語訳だけでなく「何を尋ねているのか」を意識すれば、このような間違いは格段に減らすことができます。疑問詞 what は「物事・内容」を、疑問詞 how は「手段・方法」「様子・状況」「程度」を尋ねることができます。

◆疑問詞 how の使い分けポイント
①手段:How do you study English?(どうやって英語を勉強しているの?)
「How+一般動詞の疑問文」のカタチ

②様子:Hi, how are you? (やあ、元気?)
「How+be動詞の疑問文」のカタチ
※SVC文型・SVOC文型の C の部分を尋ねているるため、一般動詞であることもあります。

③程度:How much is the ticket?(そのチケットはいくらですか?)
「How+形容詞(または副詞)」のカタチ


今回は日本語訳だけではうまく使いこなすことのできない疑問詞 what と how の使い分けに着目してトレーニングを行います。

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