見出し画像

ジャンヌダルクを聴く夜

 YouTubeでジャンヌダルクの「Love is Here」が流れてからずっと頭の中で鳴っている。サビが最初にあるからなのかな。

 んで、久々にジャンヌを聴こうと思ったわけです。
 姉が好きだったので、昔のアルバムCDはそれなりに持っていたんですが、働き始めた時に実家に置きっぱなしにしてしまっています。
 こんなとき、YouTubeの公式チャンネルはいいですね。


Love is Here

 件のLove is Hereなんですが、

誰かに逢いたいのに 一人になりたかったんだね

 このフレーズが好きです。
 音としても気持ちいいのと、「人と一緒にいると傷つくから独りになりたいけど、それじゃあ淋しい」という気持ちがよく表現された一文。
 その後に

望まないとしても 差し伸べ続けるよ

 と続くのも曲名のLove is Hereを合わせて考えると、愛はここにあるのでしょう。


ヴァンパイア

 Deco27じゃない方のね。マスク引っ張ってるやつ。聴いたことないけど。
 この曲と言えば、

あなたに抱かれて 胸に爪を立て こんなにツライなら愛なんて信じない
忘れられなくて 離れられなくて あなたの嘘 まだどこかで信じてる

 が好きですね。
 「どこかで信じてる」で音数が変わるのもお気に入りです。
 抵抗ができないくらいメロメロになってしまって言葉の上では憎くてめちゃくちゃにしてやりたいのに離れることすらできない、そんな女性の気持ちというか。

絡める舌を切り落としてやりたい
愛撫する指をへし折りたい

 とあるように、「憎々しいくらい愛しい」が伝わる歌詞で、愛なんて信じない(けどどこかで嘘を信じてる)と女心が描かれています。

 ジャンヌダルクは陰と陽の曲が極端にあるアーティストだと思いますが、これはちょっと陰気味。
 私が一番好きな曲は、と聞かれたら時代や気分にもよりますがトップ3には必ず入っている曲ですね。


I'm so Happy

 まぶしいほど爽やかなんですよね。すごく好き。I love you~の合いの手入れちゃうもんね。

サビ終わり初っぱなの

あの太陽が沈む前に 君を迎えに行くから
涙に似た虹の向こうに 裸足のまま歩いていく

 のリズムの取り方とかはすごくジャンヌ的な気がしています。
 ただ幸せな二人を描いているだけの曲に見えて、いやホントに幸せな二人を描いているだけの曲です。
 解釈とかしようがない。好き!な曲。

 でも、

待ち合わせに遅れて行く度 少し君はしかめ面
でもたまにはケンカもいいよ 今より好きになるだけだから

 これはちょっとサイコ野郎なんですよね。
 まず遅れんなや!何「たまにはケンカもいいよね」とか抜かしてるんだよ。謝りなさいな。


sister

 私にとってジャンヌといえばこの曲。
 カラオケで姉が歌っていたのを聞いて興味を持ったんですよね。まさかのシスター繋がりってか。やかましいわ。

 曲の解釈とかあまり見ないんですけど、これはきょうだいのシスターではなく、祈る者としてのシスターなんですよね…?
 ただ、それにしては修道女っぽいセンテンスがあまりないので、どっちでもいいのかもしれません。

 飽くまで俺解釈ですが、曲の主人公・シスターにとっては男性の監禁は本意ではないと思っています。
 本当は愛情を持って自分だけを自然に愛してくれるのを望んでいたけど、男の方はそうじゃなかったので仕方なく監禁しているというか。
 なんとなくそれが匂ってくるのが、

 あなたの背中を見たくない ただそれだけ

「本来強くて大きいはずのあなたの背中が監禁によって弱っているのを見たくない」という風に感じました。
 また、

誰も見ないで私だけ幸せにして

 わざわざ「誰も見ないで」というからには男はそもそも別の恋人がいたり、配偶者がいるのかもしれませんね。
 そう考えるとシスターが表では「あの人はどこに行ったんでしょうね、一緒に探しましょう」と家族に語りかけながらも裏では監禁して支配にまみれているのかもしれません。


終わりに

 好きな曲ならまだまだ上位の曲があるんですけど、50曲くらい書く羽目になるのでこれくらいにしておきます。
 どうしてもヒネたガキの頃にジャンヌにハマったので、暗い恋愛の曲が好きだったりします。Dry?とか7-seven-とか。
 ただ、歳を取るにつれFeel the windとかシルビアとか明るい恋愛の曲がしみじみ「いいなぁ」と思ったり。歳だ。

 酒を飲むと曲について書きたくなるなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?