箱根 仙石原、長安寺と箱根湿性花園
2023年8月11日。山の日。
夏休みが始まりました。毎年の事ですが、旅行の計画もなく、どうやって過ごそうかな~の数日間のスタートです。
今回の夏休みは台風7号の接近と重なるため、後半は雨予報。
せっかく晴れている初日。
どこかに行かないと勿体ない~と、プチ一人旅を決行しました。
友人の絵描き アスカさんの蓮の絵を見に行きます。
電車で1時間強、小田原でバスに乗り換えようとバス停に行くと「渋滞で箱根湯本まで50分位かかっているんです」とのこと。
そうだよね〜、連休の初日。人気の観光地「箱根」に向かっているんだもんね。
ま、急ぐ旅ではないので、ユラユラとユルユルとバスに揺られて行きます。
最初は順調。蒲鉾の鈴廣辺りからは全然動かない。でも、50分は掛からずに箱根湯本駅を通過。
途中までは箱根駅伝のコースを上って行きます。
山の神って言われるランナー達。凄いなぁ。
こういう景色の所に行く時は山登りなのですが、今日はワンピースにサンダル、籠バッグというスタイル。なんか、不思議な気分です。
家を出てから約2時間半。
目的地に着きました。
箱根仙石原、長安寺。
手水舎の脇に弁天池
山門を潜り本堂へ
アスカさんの絵は7月の末からお盆期間まで、本堂正面の両脇に飾られています。
右側の黄色バックの方は以前の展示で拝見していました。
今回はこちらのオリジナルを現在所有している方のご縁で、新しく黄色と黒の2枚を描き、展示をする運びとなったそうです。
本当に素敵。
絵は室内で鑑賞する事が殆どですが、こうやって、青空の下、お寺に飾られていると、より活き活きとして見えるような気がしました。
私はアスカさんの描く絵が好き。植物をモチーフにしたものは、そこに隠れる力強さとそこから物語を(勝手にだけど)連想する事で、いつも楽しさと元気をもらっています。(これも勝手に)。
本堂前には本物の蓮の花。
こちらの長安寺は四季折々の花と五百羅漢で
有名だとか。
そんな境内を散策します。
表情豊かな五百羅漢の殆どは本堂左手の山にいます。
肩もみ
お稲荷さんはこっちだよ~と指を指しているので上ります。
お稲荷さんの先は
こんな感じで道がついています。
そんな緩〜っとした上り道に五百羅漢が点在。
石や木は苔むし
五百羅漢の顔にも苔
しっとりとした森の中
木々の間から差し込む陽射しが美しく
小さな植物も可愛らしい
足元は
スニーカーで来れば良かったかも。
お腹ぽっこり
お酒も飲んで
楽しい森
そんな五百羅漢の森でした。
お花も
五百羅漢と咲いているのは
撫子。
なでしこと言えば、女子サッカーはベスト4進出にならず、惜しかったですね。
1時間近くも散策したので
山門のイケメン達に別れを告げ
弁天池には何かに乗ってる五百羅漢?
何に乗ってるのか近くまで見に行くと
鯰でした。
大涌谷を遠くにのぞみ、長安寺を後にします。
長安寺は↓
アスカさんの絵はお盆期間が終わると本堂の中に展示されるようです。
お腹すいた~!ので、門前のお蕎麦屋さんに入ります。
野菜天ぷらせいろ。
新潟直送の野菜がてんこ盛りの天ぷらに十割蕎麦。美味しくいただきました!
次に向かったのは、長安寺から徒歩で10分ほどの「箱根湿性花園」
東京よりも涼しいけれど、日陰がなくて、ちょっと暑い。
湿性花園って行った事がなかったのですが、何度か宿泊した事がある、こちらのお隣でした。
広い園内には湿原、草原、森、岩場と様々な植物が自然環境の中で育てられています。
ここからは花がいっぱい。
園芸種(エントランス的な部分)に咲いていました。本当に鳥のようで可愛い。
広葉樹林のエリアからスタートします。
レンゲショウマは先週の御岳山に引き続き会う事が出来ました。
この辺りから草原エリアになります。
草原に点々と咲く小さな花達。この辺りはすすき原にもなっているとの事。仙石原と言えばすすきが有名。秋には綺麗なのでしょうね。
低層湿原エリア。川や湖沼の周辺に見られる植物たち。
木道を進みます。
沼一面にアサザ
リフレクションも美しいです。
クマガヤ草原区というエリアで尾瀬や霧ヶ峰に見られる植物が多いみたいです。
これは初めて見ました。綺麗です。
そして、高山植物(岩場)のエリアで可愛い花に出会いました。
シラヒゲソウという花。山地の湿原に咲く多年草だとか。
あまりに可愛いのでいっぱい撮っちゃいました。
こちらも可愛い高山植物です。
青いトンボがいっぱい飛んでいたんです。なかなかカメラで捉えられずにいたのですが、ようやくキャッチ。
シオカラトンボなのか?オオシオカラトンボなのか?
もしかしたら、両方いたのかもしれません。
そして、赤トンボもいたんですけど、逃げられました。
シモツケソウはこの前行った奥日光の戦場ヶ原で咲いていました。
調べながら書いてるですけど、名前が全然わからないのもあります。
これも、可愛いのに名前がわかりません。
これは、割と良く山で見かけていて、紫陽花みたいな花と思っていたんですけど、今回はネームプレートがあって、ようやく名前を知る事が出来ました。
そして、このトゲトゲした実?も良くわからない。触ったら痛そうです。
やっぱり普通のシオカラトンボかな。
ムラサキシキブだと思うんですけれど、少し自信がありません。紫の丸い実が付いてるとわかるのですけどね。
そして、仙石原の湿原エリアへ。
向こうに見えるのは金時山。
ここからは「仙石原湿原植生復元区」。
仙石原の植生を保護するために、毎年、冬に火入れをして、ススキやヨシなどの背の高い植物や枯れ草、幼木等を焼き払うんだそうです。
草原が広がっています。
草原の中、木道を歩いていると、涼しい風が吹いて来て、とても気持ち良かったです。
そして、最終エリアの湿性林へ。
予想以上に見どころ満載でした。
また、違う季節に尋ねてみたいです。
箱根湿性花園は↓
帰りも仙石からバスに乗ります。
ちなみに仙石原は
広い箱根の端っこのような所。(赤丸が長安寺)
今回は日帰りだし、目的地が決まっていたので、電車とバスで来ましたが、車で来るのが便利な場所です。
また、1泊での旅行ならフリーパスがあるそうです。↓
次は1泊して、湿性花園見て、温泉入って、朝から金時山に登って…そうだ、向こう側(矢倉沢)へ下ろうかな!
芦ノ湖に行く事は無さそうな私。
バス停で待っていたら、箱根湯本行きが来たので乗りました。
駅ではちょうどロマンスカーが入って来ました。
先頭に乗るの、楽しいだろうな〜!
でも、小田原経由、JRで帰ります。
こんな夏休みの初日でした。
おしまい。
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