大野山
2022年1月5日。
多くの方が4日から働いているというのに、私は6日が仕事始め。
やっぱり山に行っておきたい!
新年だし富士山が見たい!
翌日からは仕事なので無理出来ない!
そんな事で選んだのは丹沢の端っこ「大野山」。
標高は723mで初心者でも登りやすい山なんだそうです。
御殿場線の谷峨駅から出発します。
西丹沢方面に行くバス停には今日は誰もいません。そか、ちょっと遅いし平日だからか!
駅を降りたのは、私を含めて4人。
全員、大野山を目指して歩きだしました。
看板もしっかりあって、わかりやすいです。
最初に青い吊り橋を渡ります。
その後、しばらくは車も通る一般道を歩きます。
朝の光が枝を照らしていて綺麗です。朝歩くのって気持ち良い。
登山口にはまだ着いていませんが、富士山の白い帽子がちょこんと見えます。
気分がアガル〜!
民家の横の道を曲がって
ようやく一般道とはお別れ。
よく整備されたハイキングコースという感じの道が続きます。
左側を見ると、富士山が少しずつ頭以外も見せてくれています。
今日は鳥の声がいっぱい聞こえ、ちょこちょこと姿を現してくれていたのですが、28-70mmのレンズではやっぱり上手く行きません。
これは、メジロかな?
見た事のない鳥もいたんですけれどね。
せめて、300mmでもないと、撮れそうもありませんでした。
木彫りのリスがお出迎え。
実は、こういうのがいーーーっぱい置いてあるんです。
立派な桜の木は「都夫良野の頼朝桜」。町の天然記念物に指定されているそうです。
花が咲いている時はきっと見事なのだろうと思います。
春、見に来てみたいな。
本当に整備の行き届いた山で休憩所、トイレも要所要所にあり、登山道も↑のように鋪装された箇所もありました。
舗装されていない道も歩きやすい道。
実は、ちょっとお腹が空いて来て、おにぎりを食べながら歩いてました。そんなでも、歩けるユルユルした上りです。
だからつい、いろいろなところに目が行くので、写真を撮りながらのんびりと歩きます。
何かの足跡…鹿かな?
森の中を溢れる光も
葉っぱを照らす光も素敵だわ〜!
コケが凍って、氷の花みたい。
雉?かな?の所は「休憩所」兼「無人販売所」。
里ではよく見かけるけれど、登山道で見たのは初めてです。
立ち枯れた花も光を浴びれば綺麗だし
足元の霜柱は可愛く整列していて、冬の山もすごく楽しい!
そうしている内に視界が開けて来ました。
森ではなくなったので、海側が良く見えるようになりました。
標高の低い山なので、もちろん森林限界ではなく、草原に、芒の原が広がっているんです。
秋にはきっと綺麗だろうな。
そんな芒の間を登って行くと
634m地点。スカイツリーと同じ高さまで登って来ました。
この辺りからは富士山が本当に綺麗に見えました。
さらに登って牧場内からは丹沢の山々が顔を見せてくれるようになりました。
前から歩いて来たソロのお母さんとちょっとお話して、ゆるりと行った先が
山頂です。ウサギ、アヒル、鹿!
この山、親子ハイクにはピッタリ。
動物探しながら、道も整備されてるし。
お湯を沸かして、ランチタイム。
残りのおにぎりとカップうどん、それに静岡のうす茶あられ。
登ってるとあんなに暑かったのに、座ってると冷えて来ます。
ザックに丸めて突っ込んだダウンを出して羽織ながら、ホッホッていただきました。
山頂はこんなに広々!
篭集大権現が祀られていました。
今日、楽しめている事を感謝し
周りの山々を確認します。
大室山、加入道山、檜洞丸、蛭ヶ岳方面
鍋割山、塔ノ岳、大山方面
金時山、矢倉岳方面
そして、もちろん富士山なのですが、かなり雲がかかって来ちゃいました。
先日、富士山を雄大に撮るコツを教えてもらったので、さっそく真似してみました。
雲さえ無ければ…良い感じなのではないでしょうか?
今回はこちらからのルートを選んで正解でした。
ずっと、綺麗な富士山を見ながら歩けたんです。
逆ルートだと、富士山が見える時には雲の中だったのかな?って。
下山、開始します。
ここは牧場の中なんです。
県営だったのを、今は引き継いで経営されてる方がいるみたいです。
地蔵岩コースを山北駅まで下って行きます。
げっ!階段!
下りの階段は大嫌い〜っと振り返ったら
ようやく本物の牛(動物)を見ました。
落ち葉を踏みしめながら(滑らないように注意、注意)
片側切れ落ちた道を進み(滑らないように注意、注意)
光が綺麗だわ〜と眺めながら(滑らないように注意、注意)
倒木も跨ぎ(あれ?切れ目入ってるのに切らないの?)
細い所も通り(私は小デブだから通れるけど、おデブさんは無理じゃ?)
巨木に癒され(巨木好き)
お地蔵さんにご挨拶(あと少し、無事に下山出来ますように)
山道は終了!
どんなに緩い道でも下りは苦手です。
去年、教えてもらった歩き方を思い浮かべながら…苦手なりにほかの考えを巡らせる事も出来た気がしています。
とは言え、油断大敵だけどね。
ここからは長い一般道。
それも、逆ルートを選んだ1つの理由です。
ずっと、舗装道路の上りが続くって…ちょっと嫌かなって。
そんな道を少し下ると「旧共和小学校」があります。
今は「もりの駅」として一般に開放したりしてるみたいです(お正月休みだったみたい)。
小学校の名残りの体育用具入れかな?
そして、御約束の金次郎
イタズラ描き…そこはダメでしょ!
校舎の背後に見えるのが大野山
民家の間を進みます。
カラスよけが干支の虎!
茶畑
と歩いていたら…あっ!
何これ?
写真を撮って振り返ると…あっ!
↓なぜかフランス語だし
丹沢姉妹なんだそうです。
調べてみると、元々は乗馬クラブでお客様を出迎える像だったとか。
それが、丹沢の各登山口に現れていたそうですが、数年前に姿を消し、1部ファンの間ではどうしたんだろうと心配されていたとか。
今は大野山で活躍中。
もちろん
缶バッジはゲットです。
更に駅まで(まだかなりある)を下って行くと
これでもか…という程の木彫りの動物たちが道案内をしています。(多すぎて撮るのをやめました)
どうやら、こちらのカフェと関係ありそうでした。
本日はおやすみでしたが、なんとヒル避けまで
と、横を見ると「山北駅」の時刻表が貼ってありました。
13:59発!
あれ?あと25分位?
ここから、どの位かかるのかな?
とりあえず、早歩き…からの…やっぱりダッシュ!
という事で写真どころではなくなりまして、真剣モードです。
駅まであと50mくらいの所で年配の女性から声を掛けられました。
「お姉さん、山に行って来たの?」
「はい!」
「大野山かしら?あそこはね…」
「ごめんなさい、電車が来ちゃうんです!」
本当にごめんなさい。
もう少し、最後に余裕を持てるように…計画しなくちゃでした。
駅に到着!
7分前。
ここの駅、てか、御殿場線はJR東海なんです。
Suicaがね、使えない。
行きは自分の所の駅で切符を買いました。
さて、券売機と思ったら無いんです。
駅員さん(にしてはかなりお爺さん)が窓口にいたので、切符が欲しいと伝えて1万円札出したら「お釣りが無い」と。
えっ?駅だよね、ここ。
気を取り直して、小銭で行ける所までの切符を買いました。
240円。
そして、電車も間に合い…良かった。
新年一発目。
やっぱり山は楽しい。
次はどこに行こうかな?
少し余裕をもった計画をたててね。
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