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御岳山

2021年7月10日。
仲良しな山男さんと約1ヶ月程前に「一緒に山に行きましょうね。」と約束をしたものの、梅雨入りしてしまい…雨の多かった日々。
てるてる坊主を作り、晴れを願いながら天気予報を日々チェック。
「土曜日、行けそう!」と決行いたしました。

当初の目的地は別の場所だったのだけど、再度の緊急事態宣言の発令が月曜日からと決まってしまったので、予定を変更して(変更理由は後ほど)、御岳山に行きました。

電車とバスとケーブルカーを乗り継ぎ、ここからスタートです。

御岳山の武蔵御嶽神社の狛犬さんはニホンオオカミ。そんな事もあってワンチャンを連れた参拝者も多い。

ケーブルカー脇の展望台(御岳平)から景色を眺めて、まずは「富士峰園地」へ。

初めて来ましたが、鹿柵で内側が保護されているので、草花も緑も豊富で綺麗。
「レンゲショウマ」という花の群生が有名なのですが、咲くのは8月。

まだ、蕾でしたがコロンと可愛らしい。
咲いた頃にまた見に来なくちゃ!

ムササビ用の巣箱も木の上にあります。
中にいるのかな?
夜行性の生き物なので、この時間はおねむの時間。ビューンと空を飛ぶ姿を見てみたいものです。

午前中に射し込む光は心地よく、雨上がりの山は本当に美しくて好き。緑がイキイキとし、小さな花に小さな水滴がキラリと光っています。

こんな所に蝉の抜け殻を発見。細い茎に抱きついて、頑張って出て来たのかな?

そして、展望台。
まだまだ、園地内を散策します。

園地内の「産安社」に参拝。
永遠の30歳…な私には用無しなんじゃない…なんて言わないで〜!
長寿とか、良縁とか………まだまだ、ここからでも勝負は出来る…と信じてるんだからっ!

という訳で、しっかり男杉と女杉の間を通ります。
って書こうと「おとこす」まで入れたら、変換候補の1番最初が「男好き」って…もうっ!
ちなみに、私の写真を撮ってくれたのは

この方。
今回、山でのデートにお付き合いしてくれました。
御岳山には何度も来ていて、色々と教えてもらいながら、歩きました。

この富士峰園地は以前は浅間山と言われてたそうで、産安社の神様の1人は富士山と同じ「木花咲耶姫」でした。
御岳山に来て、プチ富士登山もしてるというワケ。

こっちにもムササビ用の巣箱。ムササビ用の巣箱にモモンガが住んでいる事もあるそうで、自分より小さいモモンガを追い出す事も出来ないムササビくんって、気弱なおっとりさんなのかも。

園地散策から表参道に下りて来ると、宿坊がたくさんで賑やか。

舗装した道路はだんだん急坂になり、大きな神代ケヤキに着く頃にはハァハァ。
神代ケヤキは鬼太郎の住む家みたいです。
そして、武蔵御嶽神社にお参りします。

前回、来た時には全く気が付かなかったのですが…石段には3匹の邪鬼が隠れています。

撮った後、グッと踏み付けながら上ります。

参道の木を撮ると…神聖な何かが。
いやいや、レンズフレアでしょ!
今回はSONY 7Ⅲにヤシコンのバリオゾナーの組み合わせ。古いレンズにフレアはありがち…って事に。

茅の輪が残っていたので、8の字にクルクルと回ってからお参り。

前回、来た時にはここから階段を下りた…のですが、今回は奥に進みます。っていうか、奥があったんだ!

1番奥まで行くと、その向こうに山が見えました。
「奥の院はあの山にあって、鎖場とかあるけれど登って行けるんですよ。」と。
あっ、知らなかった!次は目指してみようかな。
なんて…知らなかったのはまだまだ!

御岳山の山頂!
あれっ?じゃ、前回は山頂には立って無かったって事だわ!

神社から下って次は長尾平を目指します。

長尾平からの眺望は

遠くに大きなビル群も見えます(肉眼ではね)。
夜になると、きっとキラキラ街明かりなのでしょう。家、見えてるのかな?
長尾平の展望台から戻って、次は「七代の滝」への急な下り道。
とにかく下りは苦手なんですが、今回は一緒にいてくれた人が前を歩いてくれたので、足の着く位置や運び方。少し、学びました。
まだ、全然だけど、これからは山を下る時に思い出しながら歩けると思います。

雨上がりの日なので、岩から滲みでる雫がキラリ、苔からたれる雫がキラリ。
めっちゃ綺麗です。

滝の音がどんどん大きくなって来て

七代の滝に到着!
滝からは涼しい風が吹いて来て、すっごく気持ち良い。

岩には苔や植物がビッシリ付いていて素敵な光景。
ここからは階段を上ります。長いっ、長い!
帰ってから調べたら200mほぼ階段の登り。

階段の途中で羽化中の蝉がいました。
虫はね…本当は苦手です。でも、あまりに綺麗で、こんなに近づいて撮ってたみたい。
最後まで見たい気持ちを抑えて、先に進みます。
蝉くん、今頃は御岳山の山中を楽しんでる事と思います。

階段が終わると根っこの登り。すごい根っこの張り方です。濡れてると滑りやすいので、気を付けながら。

天狗岩に到着。
せっかなので登ってみる事にしました。
最初は鎖の岩場。その後は根っこの急坂を手も使って登ると

天狗さんとご対面。
鎖も根っこも超楽しい〜!登って良かった。
ちなみに、天狗岩の由来はその形。

写真は手が汚れてて撮れなかったので「青梅市観光ガイド」からお借りしました。
天狗の鼻の岩なのです。

そして、ロックガーデンへ。
まずは天狗岩で汚れた手を洗って

沢と緑と…本当に気持ち良い〜!
沢の流れる音に癒され、森からの風に邪気が払われ、サイコーです。
でも、コケました…私。
ちょっと他の事に気を取られてたら、小さな岩でツルんと。
雨の翌日の山でコケた記録、また更新です。


珈琲ブレイクを挟んで、ロックガーデン歩きは続きます。

前回は逆から下って来たのですが、ユルユルと登りながら景観を楽しみました。

ロックガーデンの終点は綾広の滝。ここは滝行に使われていて宿坊では「滝行プラン」があるとか。
迷える子羊になったら、打たれに来ようかな。
ちなみに↑ローアングルですごく神秘的な滝の写真を撮ってました。私には真似できない!

ロックガーデンと別れを告げて、あとは広い道を基本下りながら神社方面に向かって歩きます。
ここまでの間に「ギンリョウソウが残ってると良いな。」と探しながらの山男さん。
でもね、見つけたのは私〜!

白くて半透明で、幽霊みたいだけど、よく見ると可愛らしい花。
不思議な花です。

こちらはもう終わりかけ。
珍しい花にも会えて、多くの気付きや発見のあった楽しい山行でした。

そして、ちょっと遅めのランチは

紅葉屋さんの「くるみ蕎麦」。くるみの入った麺つゆは甘くなくて美味しい。
ビール飲みたい所だけど、ここでは我慢。

ケーブルカーとバスで御嶽駅へ。

そこから、多摩川沿いを歩きまして

今回、急遽場所を変更した理由はここ。

澤乃井園に連れて来てもらいました。
緊急事態宣言が始まっちゃうとお酒類が飲めなくなっちゃうので、今日しかないっという訳。
まずは川沿いのテラス席でビールで乾杯。

移動して角打ちで乾杯!
あーーーー、幸せ。

私がもう少し歩くのが早かったら、もっとゆっくり飲めたのだけど…閉店の「蛍の光」に見送られながら、澤乃井園を後に。

そして、電車に少し乗って…温泉へ。
源泉かけ流しのツルツルのお湯にじっくり浸かり、美人になったところで最後の乾杯をしました。

昨年から始めた山歩き。
今回、初めて人と一緒に行きました。
歩いていても、見ている所が違うから「ほら、ここ」って花やキノコを教えてもらったり、知らない山の話をしてくれたり、歩き方を学んだり。
楽しくて有意義な時間を過ごす事が出来ました。
本当に感謝です。

🎶
ひとりじゃないって 素敵なことね
あなたの肩越しに 草原も輝く
ふたりで行くって 素敵なことね
いつまでも どこまでも
🎶
天地真理…私、何度も言うけど「永遠の30歳」。
生まれる前の曲?????

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