●工業高校から薬剤師になるまで①

前回は工業高校から薬学部に進学するまでの経緯を書きました。
今回から薬学部とはどういうところなのか、僕はどういう生活を送ってきたのか,工業高校から薬剤師になるまでを書いていきたいと思います。

薬学部は6年制です。
医学部や歯学部と同じですね。
授業は毎日びっちりあります。
座学以外にも実験があったりして夜遅くまで残ることもしばしばあります。
テストも科目によりますが、なかなか歯ごたえのあるものが多いです。
そしてかなりの人が留年や自主退学をします。
それでも頑張った人だけがどんどん進級していきます。

1年生から3年生までは基礎科目が中心で大学とはこういうものだと慣れる期間だったと思います。
高校の知識をさらに深めるための授業が多かったり、実習が始まりレポートに追われる日々。
まだ花の大学生活が送れると思います(笑)
そして4年生から研究室配属、薬剤師になるためのCBT、OSCEと呼ばれる試験があります。
このあたりからがキツイ。研究室で実験するしCBTやOSCEの勉強に追われる日々。
体力勝負ですね。
ちなみにCBTは知識を問われる試験で、OSCEは実技試験です。
どのような内容かは希望者が入れば語りたいと思います。

それを乗り越えると5年生には病院実習、薬局実習が始まります。
6年生では卒業研究と卒業試験、そして国家試験となります。

※なお、研究室配属時期や病院実習、薬局実習の開始時期は早まっています。
これは自身で確認してください。

さて、僕が進学した大学は少し特殊で1~3年生の間に希望者は研究室で実験ができるというシステムがありました。
僕はその時に大学の掲示板で偶然見つけた有機合成研究室に入りました。
先輩にも恵まれ、実験も楽しかったです。
しかし、大学3年生の時に有名だったiPS細胞に影響されてこのまま化学系の研究室に所属するのではなく、生物系の研究室も良いなと思うようになりました。
そして4年生からは生物系研究室に所属して、細胞と戯れる毎日。

5年生からは病院実習や薬局実習に行って、貴重な経験をすることができました。
病院や薬局とはどういうところかというのがわかりました。

そして6年生。
卒業研究も無事に終えて、卒業試験。
この卒業試験を通過しないと国家試験の受験資格がなくなるという非常に重要な試験。

自分なりに頑張りました。

そして卒業の可否が決まる紙が掲示板に貼られる。
僕の番号は

・・・ありませんでした。

この時はあまりにショックで帰りの電車の中で半泣き(今思うとやばい人ですが)家では泣いた記憶があります。
こうして僕は薬剤師国家試験を受験することができずに、卒業延期になりました。

この続きはまた次回!!
次回は、国家試験受験、薬剤師デビューまでを語っていく予定です。
長い自己紹介ももう少しで終わりですね。
ではまた!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?