コミュニケーションとメール

コロナでメールが増えたと思う。それは世の流れでどうこういうことではないのだが、このメールというのは読む相手がどういう精神状態で読むのかによって、受け止められ方が違うのが厄介極まりない。そのために、相手のストレスホルモンに引っかからないように言葉を選んで送らねばならず、さらにやっかいなのは、コロナのリモート中に採用された、オンラインでしか会ったことのない人材とのコミュニケーションだ。

オンラインの長方形画面で見えるだけの情報で、一生懸命その人を理解しようと脳が働いている。自分の経験からいうと、画面を通してその人を理解しようとするときは、自分の期待値が上がっている。

何事にも裏と表があるもので、人に対するジャッジメントもポジティブとネガティブがあるわけだが、画面の向こうにいる相手に対して、どうも私はポジティブに考える傾向があるようなのだ。もしかすると物理的に画面スクリーンがピカピカだから相手がよりピカピカに映っているのかもしれないし、画面に相手がびっちりとくっついているわけではないので、相手の顔のシワもあまり鮮明に映っているわけでもないからかもしれない。つまり、実際に生で会ったときには、オンラインで会っていたときとは違う印象を持つのである。決して、リアルで会った時の体験がネガティブだったとかガッカリしたとかいうことではない、そうではなく、オンラインとリアルとでは、同じ人間に会っていても異なる感覚を持つのだ。そんなもんだろうか。

話をメールに戻すと、自分自身のトーンを統一しておくことが無難であろうと思われる。

6月6日ドラッカー

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