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ゴッホ展に行ってきました

ゴッホがふつうに好きです。徐々に好きになってきました。

もともとは絵の雰囲気があまり好きではなく、美術の教科書で見かけても滲み出てくる不穏で奇妙な空気が苦手で、よくページを飛ばしていました。

はっきりと好きになったのは3年前。ニューヨークのメトロポリタン美術館でゴッホの絵を見た時です。

「ここからゴッホのブースかぁ。あまり好きじゃないんだよな〜…あれ…?」

あまり乗り気ではないまま足を踏み入れましたが、うねりをともなった、世界がぐにゃりと曲がったように見える景色が、予想に反してその時のわたしにはとても心地よく感じました。

きっとその時のわたしには、世界がそんな風に見えていたから。

ぐにゃりとまがっている糸杉、あの有名なひまわり、自画像。今まで抱いていた嫌悪感のようなものは影を潜め、まっすぐストン、と目から脳へ、こころへ伝わっていきます。

「気難しそうなカオ。」と自画像を見つめながらこころのなかで呟いていると、隣でたまたま居合わせたツアー団体から日本語が聞こえてきました。

「あ〜日本語聞くだけで癒やされる〜」と耳をそばだてていると、『当時のゴッホは有名ではなく貧乏でした。キャンバスを節約するため、両面に絵を描いています。こちらの自画像も裏へ回ってみると、別の絵が描かれています…』

ええええ!そうなんですか!

こころのなかで驚きの声を上げながら、団体さんが立ち去ったあとに素知らぬ顔で自画像の裏へまわると、たしかに別の絵が描いてありました。(なんの絵か忘れた!)

こっそり聞いてごめんなさいと内心で謝りつつ、「ほぉ〜。やっぱり詳しい人から話を聞くもんだね〜」と感心したのが良い思い出。

あの時に購入したゴッホとモネの絵がプリントされたポストカードは、いまでも部屋に飾ってあります。

そんな3年以上という長い時間を共に過ごしてきた(部屋に飾ってあるだけ)ゴッホの展覧会とあらば、見に行かないわけに行きません!!!

すみません、ここからが本題なんですけど、前置きが長すぎたのでやめます!!!笑笑

今日はとりあえず「ほしこはふつうにゴッホが好き」ということだけ覚えて帰ってください!!!

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