乳頭形成手術前検査と手術内容説明(右胸再建後307日目)
乳頭形成手術まで1ヶ月を切ったので、術前検査を受けてきました。
10時前に受付して、真っ先に採血、続いて採尿、それから心電図、レントゲン・・・と1時間で怒濤の検査。すでに疲れる。
11時から形成外科にて、主治医から手術内容の説明を受けました。
今回の手術は、右胸の乳頭形成。
私は2021年1月の全摘手術で乳頭乳輪も摘出したので、現在の右胸には乳頭乳輪がなく、マネキンの胸のようにつるっとしています。
そこにまず乳頭を作るという手術です。
乳頭を作る手段としては、健側(私の場合は左胸)の乳頭を一部切除して移植するというやり方がありますが、私は今後出産し授乳をする可能性がゼロではないため、この方法は無しに。
別の手段として、患側(私の場合は右胸)の乳頭位置あたりの皮膚に切り込みを入れて剥がし、立体的に縫い合わせて乳頭を作るという方法を採用することになりました。
さもわかったかのように書いていますが、仕上がりが全然想像できません。笑
今回の手術では乳頭の形成だけで、乳輪は別途医療用タトゥーで作ってもらう予定です。
また今回は乳頭形成と同時に、太ももからの脂肪吸引&右胸への脂肪注入も実施します。
私は右胸の乳腺組織を根こそぎ摘出したので、デコルテや脇の下あたりが不自然に痩せてしまっており、そこを自分の脂肪で埋めてより自然な胸に近づけていくのが目的。
不自然な痩せってどのくらいかというと、多分、他人がチラッと見たくらいではよくわからないレベルだと思います。
(ただ、再建後の胸を見た実母は「シリコン入ってない部分は痩せてしまったな」と思ったとのこと)
なのでまぁ自己満足の域なのですが、再建はある意味究極の自己満足だと思うので、望むがままにやりますとも。
そして私は、まだ研究途上である脂肪注入による乳房再建に大いなる関心を持っていて、いつか脂肪注入で右胸再々建することを夢見ているので、脂肪注入が体験できる機会を逃す手はないでしょー--という動機もあり。
具体的には、太ももの付け根から針を刺して太ももの脂肪を吸引し、右胸に注入するとのこと。
脂肪吸引に伴い発生しうる主なリスクは、腫れ、皮下出血、表面の凸凹など。
脂肪注入部の方では、しこりや石灰化が発生する可能性もあると。
説明された内容の全てに納得し、同意書にサインをしました。
何事も、やってみて知るのだ!トライあるのみ。
手術の説明と同意書記入が終わったら主治医から研修医さんにバトンタッチして、術前検査結果の説明と、入院に向けた簡単な確認。
赤血球の数値が基準値以下でした・・・
「ヘモグロビンとかの値は大丈夫なので(※下限ギリギリでしたけどな)、貧血とまでは・・・いかないと・・・思うんですけど」
と、歯切れの悪い研修医さんでしたが、別に手術が受けられないということではない。
それより、入院部屋は個室希望!!を強調する私。
その後、看護師さんから入院の仮予約票受け取って「優雨さん、去年も入院して慣れてると思うから、入院支援の説明は受けなくてもいいですよ」と言われ笑、形成外科終了。
これで終わり・・・ではなく、13時から麻酔科の診察もあり。
長い1日でございます。。。
お昼を挟むので、通院2年目にして初めて東大病院でランチすることに。
入院棟A1階の”いちょう”で、冷やし中華を食す。
高級な学食的な美味しさでした。
そして13時から麻酔科の診察。
全身麻酔をするにあたって問題が無いかをざっと確認する診察です。
麻酔科、2021年1月の手術前は受診したけど、2021年8月の手術前は受診なし、そして今回は受診・・・という不思議なサイクル。
前回手術から1年空くと受診になるのかな??
初めての受診の際が説明も診察も念入りで、今回はサクッと完了しました。
全て終わって13時半過ぎ。
半日がかりの仕事でした・・・疲れた・・・
あとは、入院3日前にPCR検査受けて陰性なら、晴れて入院です。
毎回思うけど、ここまでやって準備するんだから、延期されることなく予定通り入院に漕ぎ着けたい。
この工程をもう一度繰り返すのイヤ。
ということで、入院まで気を抜かずに暮らします。
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