見出し画像

乳腺MRI検査②

①の続きです。

検査室へ入り、いよいよ検査開始。
このクリニックでは、3.0テスラMRIという最新のMRI機器が使用されていました。

3.0テスラMRIについては、以下参照。
私がお世話になっているクリニックではありませんが、説明がわかりやすかったので引用。
3.0T(テスラ)MRIとは
リンク元:新百合ヶ丘総合病院公式サイト

乳腺MRI検査は、検査台にうつ伏せの状態で寝て実施し、検査時間は30〜40分ほど。
まずは装置を背にして検査台に上がります。

看護師さん:「(点滴の針を刺している)左腕の肘は曲げないように検査台に上がって、正座してください。」

???

身長165cmのウエストくらいの高さの検査台に、右腕だけ使って上がって正座するとか、身体能力の低い私にはできません爆
…とは言えず、頑張って上がりました笑

看護師さん:「左腕の肘は曲げずに、うつ伏せになってください」

ムリムリ(ヾノ・∀・`)
左腕に刺さってる針も気になるし、どうやってうつ伏せの体制までもっていけばいいのかわからなくて固まる34歳。

看護師さん:「身体支えるので、ゆっくりうつ伏せになりましょう。」

いい歳して、うつ伏せになるのを他人様に助けてもらう爆

やっとうつ伏せの体制になり、まずは胸の位置を細かく調整。
その後、顔や腕の位置を決めました。
MRIは非常に動きに弱い検査方法であり、検査中は極力動いてはいけないのだそうです。
このため、検査時間30〜40分の間、全く動かずに耐えられる体勢を作ります。
肘を曲げられない左腕は伸ばしたままで、左掌には、気分が悪くなったりした場合の連絡用ブザーを持たされました。
逆に右腕はしっかり曲げて、顔を乗せている高枕のようなものを抱え込む形をとりました。
ドーナツ枕のような台に乗せている顔も、40分耐えられそうな位置に固定し、防音用ヘッドフォンを装着。
顔の真下にミラーが設置されていて、背後が見えるようになっていました。
見えるのは装置の壁面のみですが、このミラーによって空間の奥行きが多少感じられ、精神的な圧迫感がありませんでした。

ここまでやって、準備完了。
「それでは検査を始めますね。終了10分前くらいになったら一度声をかけますからね。」
という看護師さんの声と共に、装置の中へ。

うつ伏せなので、検査空間がどんな感じなのかは全然わかりませんでしたが、明るいままだったので特に恐怖心を感じることもなく。
装置内では、ガーンガーン、ガンガンガンガン、といった騒音が連続的に響き渡ります。
これ、磁石から出る音なのだそうですね。
ヘッドフォンをしていても耳をふさぎたくなるくらいの音量で聞こえるので、ヘッドフォン無しだったらどれだけうるさいのか…。
騒音の合間に、慰め程度のヒーリングミュージックが流れます。

検査中は、連続的な騒音と「次のスキャンは約◯分かかります」というアナウンスが交互に繰り広げられる。
動かない方がいいなら、いっそ眠ってしまうのが1番だろうけど、この騒音じゃ眠れもしないわ…と思っていたものの、いつのまにか微睡む私。
いつぞや、上司から「心臓に針金生えてるタイプ」と評されたことが思い出されます。

「あと10分くらいで終わりますよー。点滴の方、お水の注入始めますねー。」
という看護師さんの声で、ハッと目覚める。
ウトウトしていた間に少しずつ頭の位置がずれたらしく、顔を動かさないでいるのがしんどい状態に追い込まれていました。
首が痛くて、ここからのラスト10分動けないの地獄だった。。。

「はーい、終わりでーす。大丈夫ですか?お疲れさまでしたー。」
という看護師さんの声に迎えられて、装置から脱出。
ゆっくり起き上がって、一度正座の状態に。
ずっとうつ伏せで動かずにいたため頭がクラクラしますが、それ自体は問題なく、吐き気や頭痛が無いかを確認されます。
そして検査台を下りて、検査室の外へ。

点滴の針を抜いて止血し、お水を1杯いただきました。
造影剤は尿から排出されるので、排出を早めるために今日はお水をたくさん飲んでくださいとこと。

更衣室で着替えて、お会計をして全て終了。
来院からお会計までの所要時間80分程度、費用は8000円台でした。

決して長時間の検査ではなかったけれど、慣れないことをしたので疲れました。
結果説明の日まで、またしばしの待ちです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?