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保健所からの電話

今やどの自治体もそうだと思いますが、保健所はパンク状態。
私の住む文京区も、49歳以下の陽性者(重症化リスク者除く)には登録された携帯電話にSMSで連絡、だと区のサイトに記載されており。
呼吸器科でも、保健所から連絡は来ないかもと言われていたので、そういうもんだと完全に思い込んでいたのですが・・・

来た。保健所から電話。

時は、陽性判定日の14時台。
陽性判定からほんの3時間程度。
保健所パンクしてるんじゃなかった?
予想外過ぎて、何かの間違いか?と思った。

電話口の女性職員さんが、こちらの体調を気遣いながら丁寧にお話ししてくださいました。
話した内容は、症状や行動履歴(感染経路の推察)、個人情報の確認等が主。
時間をかけて1つ1つヒアリングされました。
粗方ヒアリングが済んでから、「呼吸器科の方から、乳がん術後であると伺ったのですが」と切り出され、乳がんの詳細や手術時期、現在の治療内容とそれに伴う体調を細かく聞かれました。

もしや、乳がん術後っていうのが重症化リスク者に引っかかった・・・?

乳がん術後に加え、呼吸器科からは喘息治療中の旨も報告されたようで、ますますリスク扱いの様相を呈する。
そしてここでも療養場所の希望を聞かれ、自宅療養を希望しますと伝えたところ、「持病のこともあるので、自宅療養で本当に大丈夫かというところがあります。療養場所について保健所の中で検討のうえ決定とさせてください。決定次第改めてご連絡します。」と言われる。

えーと、入院の可能性もあるってこと?
酸素飽和度99%ある人なのに??

いやいや自宅療養でいいです、と言えるわけもなく、わかりましたと言って電話を切り、ドキドキして次の着信を待つ。

3時間後くらいに再び着信。
同じ職員さんが電話口に出て、療養場所は引き続き自宅で、と告げられました。
よ、よかった。入院も宿泊療養も出来れば避けたかった(家庭内感染の危険という観点では夫に申し訳ないけど・・・)。
そして、今日以降はHER-SYS(厚労省の新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)で毎日健康状態を記録すること、を指示されました。
ちなみに、本来であれば濃厚接触者認定を受ける夫と息子はPCR検査を受検することになりますが、2人とも私が発症する直前にそれぞれ検査を受けていたことから、PCR検査受検無しとなりました。
最後に、何かあった保健所のコロナ相談窓口に、夜間だったら東京都発熱相談センターに電話で連絡してくださいと告げられ、やり取り終了。

保健所から電話が来たのは本当に想定外だったけれど、重症化リスクありと言っていいのかも微妙な若年層の私に、土曜にも関わらず丁寧に対応してくださり、本当にありがたい限りでした。。。
保健所の職員さんは、シフト制で勤務してるのかな・・・にしても絶対大変なはず。
できれば感染せずお手間を増やさないことが最善だったけれど、そうでは無くなってしまった以上、品行方正な感染者としてきちんと療養しよう、と謎の決意をした私なのでした。


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