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メディカルタトゥー手術(右胸乳頭形成後231日目)

3月7日にメディカルタトゥーで乳頭乳輪に色素を入れる手術を受けました。

15時から手術予定だったので、開始2時間前までに食事を終え、抗生物質を服薬しました。
14時半には形成外科外来に到着しておくよう指示されていたので、指定時刻のちょっと前に到着。

外来がとっても混んでいたため、少し待たされた後に手術着に着替え。
外来診察室前の待合スペースの奥、外来通路と手術室を繋ぐ廊下のようなスペースにロッカーが設置されており、そのスペースで着替えることに。
通路側の扉を開けるとロッカーの扉が開かないくらいの狭空間 笑
パジャマのような上下の手術着を着て、髪を結んで手術用のキャップに収納。
そしてその姿のままで、待合スペースでしばし待たされる。。。

15時をちょっと過ぎた頃に手術室入りました。
これより奥は無いだろうと思っていたエリアに、更に廊下と手術室が存在していて、大学病院の広さに改めて驚く。。。
今回は局所麻酔での手術なので、担当医の先生と看護師さん2名の少人数体制。
私も4回目の手術且つ局所麻酔で日帰りとあって、緊張の欠片もなく、初めて入る外来手術室をキョロキョロ。

血圧や酸素飽和度の測定をした後、看護師さんが、「手術中に音楽か何か、音があった方がいいと思うんですけど、音楽とラジオどっちがいいですかー?」と明るく聞いてくる 笑
手術中にお医者さんが音楽流してるとかいう話はよく耳にするけれど、まさか患者に選択権が与えられるとは 笑
「いつもは私の趣味でクラシックかけてるんですけど、こないだ手術されて患者さんは、ラジオがいい!って言われたのでラジオかけたんですよー」
普段も看護師さんの趣味で決めてるのか 笑
では遠慮なく・・・ということでクラシックを流してもらうことにしました。

担当医の先生が来たので、上半身は何も着ていない状態になって、まず手術前の胸の撮影とタトゥーのデザイン。
健側の左胸の乳頭乳輪を定規のようなもので何度も計測しながら、右胸にマジックでたくさんの点を書き込んでいく先生。
乳がんが発覚して2年、身体にマジックであれこれ書かれることにもすっかり慣れてしまった。
最初の手術の時は度肝を抜かれるほど驚いたのに、慣れって怖い・・・笑

手術台の上に仰向けに寝て、体には不織布のような素材のシートがかけられ、私からは手術箇所が見えないようになりました。
それから色素の色合わせ。
左胸の乳輪付近に何度も色素の塗っては確認して、を繰り返しているようでした(見えないので感覚から推測)。

そして先生が徐ろに言う。
「左胸の乳輪の大きさが結構変わりやすいですね。」
へ?何を急に?どういうこと??と思って先生の顔を見ると、乳輪の筋肉が発達している人は温度変化などの影響を受けて乳輪の大きさが変化しやすいのだと、説明してくれました。
授乳の際に子どもが乳頭を咥えやすいように乳頭を立ち上げさせるために使われる筋力でもあり、授乳経験があると発達しやすいのだとか。
「左胸の乳輪は大きさが変わるけど、タトゥーの乳輪は大きさ変わらないですからね・・・どっちの大きさに揃えておくか・・・ 少し小さめに作りますか?どっちの大きさになってることが多いかって話なんてすけど・・・」
と続ける先生。
いや手術直前にそんなこと言われてもなんとも判断しかねるというか、そもそも乳輪の大きさが変化するなんて意識したこともなかったというか・・・
黙り込んでしまった私が明確な回答を示さないままこの議題終了 爆
結局どちらの大きさで作ってくれたんだろうか。
(わりとどっちでもいい人)
ちなみに先生も、このタトゥーをするようになって初めて人の乳輪の大きさが変化することに気づいたそうですw

色素が決まったら、局所麻酔。
マンモトーム生検以来の胸の局所麻酔。
当たり前ですが、麻酔は注射針で注入するしかなく、右胸に何ヶ所も刺すのが地味に痛い。
センチネルリンパ節生検前の造影剤注入に比べればずっとマシですが、が、胸への注射は総じて腕への注射より痛い。

麻酔が効いたことが確認できたら、いよいよ手術開始!
多分、たくさんの針が付いた機器でひたすら右胸を刺して色素を入れていっていると・・・思われる。
そして先生がちょっと場所を変えた瞬間、イデデデデって感じの痛みが。
ちょっと麻酔が効いてない場所があるみたいですーーーと伝えて、一度中断、麻酔追加のハメに。
また何回か針を刺す・・・

今度こそ麻酔が効いたところで手術再開。
麻酔が痛いのはさておき、この手術自体には緊張感も1ミクロンも感じていなかった私。
麻酔が効いて痛みが皆無になった状況で仰向けになっていたら、もはや眠くなってくる。。。
絶えず右胸に振動を感じながらウトウトし続けてるうちに手術終了 爆
時計の針は16:15あたりを指していました。
終始緊張感が無かったな私。。。

以下、手術後に先生から受けたお話備忘録(完全に自分用)
・患部はガーゼと防水テープで保護中
・タトゥーの色が濃い状態だけど、今はまだ、ただの傷状態。
 時間が経つにつれて、かさぶたみたいになってポロポロ剥がれて色も薄くなって完成する
・防水テープは術後3日目の朝になったら剥がしていい
 (ただし皮膚がかぶれるようなら早めに剥がしても可)
・テープ貼付中はシャワーの際も患部があまり濡れないようにすること
・テープ剥がしたら普通に洗って良いけど、こすらず泡で優しく洗う。
・シャワー後は処方された軟膏塗って、ガーゼとテープで保護すること
・患部からの滲出液が全くガーゼに付かなくなったら保護をやめてもいい
・次回の外来診察まで入浴不可(まさかの1ヶ月後!!)

外来診察が隔週になってしまった東大病院の形成外科。
3/21が祝日のため、最短でも次の外来診察が4/4・・・
1ヶ月入浴できないとか産後か!!
お風呂が好きな私としてはかなりのストレスですけど、どうしようもない。

気分が悪くないことを確認された後、手術室を出て、着替えて、終了。
メディカルタトゥーは健康保険の適用対象外なので、ドキドキのお会計。
39,000円代でした。
事前情報では、5万円くらいかなーって提示されていたので、安く上がった気がする錯覚w

お会計終えて病院を出たらもう17時で、その足で息子を迎えに保育園へ。
局所だったけれど麻酔の影響なのか、気持ちの問題なのか、ちょっとフワフワするような変な感じ。
17:30近くから、麻酔が切れたのか患部に痛みを感じ始める。
家に着いた頃には完全に疲れ切っていて、患部も痛くて、想定よりしんどい状態に。
朝のうちに夕食のカレーを作り終えていた自分を褒め称えました。

今回は日帰り手術だし局所麻酔だから、付き添いは不要と伝えていたからですけど、官僚夫は早く帰ってこられるはずもなく。
それどころか前日から某島へ泊まりで出張へ行かれていたので、手術直後であろうと私は安定のワンオペ。
息子もかなり手がかからなくなってるから、言うほど困りませんけどね。
疲れすぎて気持ち悪さすら感じる域に到達した私が、ベッドに入ってウトウトしている頃に出張からご帰還されてた・・・気がする。。。
しかし、手術当日に出張へ行ってる夫も、行かれた側の妻も、特にどうってことない感じだったので、私達夫婦は全身麻酔の手術を3回経て感覚がトチ狂ったのかもしれませんw

ということで、無事にメディカルタトゥーも入れられました。
これを書いている時点で術後3日目。
最初は滲出液の量がすごくて、大丈夫か?大丈夫なのか??とちょっとあたふたしながら今に至るので、問題なく経過することを祈るばかりです。。。
そのうちまた経過まとめます。


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