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リュープリン注射1回目(術後48日目)

ホルモン療法に同意して、早速リュープリンの注射を打つことに。
診察室とは別の処置室へ行くよう指示され、処置室へ。

看護師さんに、リュープリン注射の説明は受けているかと確認され、説明用の冊子を貰って読んだ旨を伝え。
すると、処置室のベッドに仰向けで寝て待つよう言われました。
仰向けになってしばらく待っていると、注射を持った看護師さん参上。
…この看護師さんが、非常にキャラの良い方だった 笑

主治医に貰って読んだ説明用冊子には、リュープリンは、腹部、上腕部、臀部のいずれかの皮下注射で、注射箇所は毎回変更し、同じ箇所に続けて注射されることのないようにメモをとっておくことが大切である旨が書かれていました。
ですが、東大病院では注射箇所は腹部(おへその下あたり)のみで、左右交互に打つことで場所を変えているとのこと。
「前回は右だった、とか覚えておいた方がいいですか?」と質問したところ、
「うーん、まぁ一応、そうですね。もちろん私達も注射箇所を記録に取っておきますが。…とはいえ、仮に2回連続右に打ってしまったとしても、前回と完璧に同じ場所に打つとかはありえないですけどねぇ…というかムリ。。。」
ちょっと笑ってしまったw

続いて、注射の打ち方の説明。
「これは身体の中でも脂肪の多いところに打つのがよい注射でしてね、お腹の皮下にしっかり入るように、お腹をまぁまぁ強く掴ませてもらって、打ちます。」
看護師さんが、私の下腹部のお肉を片手でがっつり掴んで、まさにその掴んでいるところに注射針を刺すのだそう。
さらに続ける看護師さん。
「で、この注射自体まぁまぁ痛いんですけど、たまに掴まれてるお腹の方が痛いって文句を仰る方もいるんですよ…でも私達も別に好きでお腹掴んでるわけじゃなくて、仕事だから仕方なく掴んでるわけで…」
好きでお腹掴んでるわけじゃないw
「まぁ何が言いたいかと言うと、決して苛めようと思ってお腹掴んでるわけじゃないので、痛くても我慢していただいたいと…笑」

私自身、どちらかというと痛みには強い方かなと思っているのですが、昨秋の生検から手術に至るまで、これまでの人生で経験のない痛みを連続で受け続けて、さすがに痛みに臆病になってきてるように感じる節があり。
だからこのリュープリン注射も、やってしまえば「こういう感じか」って思うのでしょうけれど、もう未知の痛みばかり経験して結構なダメージを受けているので、お腹に注射って今度はどういう痛みなんだろう…と正直ちょっと恐怖すら感じてしまっていました。
…というのを、率直に話したところ、「未知の痛み」というワードがツボにハマった看護師さんが噴き出しつつも、「わかります、わかりますよ。そうですよね。」と言ってくれて、ちょっとだけ恐怖心が和らぎました。

そしていよいよ注射。
お腹のお肉をおもいっっっきり掴まれ、掴まれている部分に針が刺されました。
「痛いですよね?」と看護師さんに聞かれ、
「結構痛いですけど、確かに掴まれてるお腹の方も痛いです。もうどっちの痛みかわかんないくらいでちょうどいいかも。」
と答える私。
「どっちの痛みかわかんないってw」と笑う看護師さんにつられて、噴き出す私。
注射する方もされる方も笑ってしまい、看護師さんの手も私のお腹も震える始末。笑
ちゃんとリュープリン入ったのかな 笑

入院中からずっと思っていることですが、東大病院の看護師さんは、朗らかで豪快な感じの方が多い気がします。
もちろん良い意味で。
その明るさやユーモアに何度救われてるかわからない。
こんな社会状況の中で、本当に頭の下がる思いです。
私もせめて良い患者でいようと思う 笑

ちなみに、リュープリン注射の痛みは、体感的にはお腹に打つインフルエンザ予防接種って感じでした。
(超主観)

出血止めのテープを貼ってもらい終了。
高熱が出たりといった重篤な副作用が出たら病院に連絡するようにと言われ、処置が終了しました。

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