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退院日(右胸乳頭形成後2日目)

7月21日(木)
あっという間に退院日。
3泊4日は本当にあっという間です。

毎朝恒例の起床時検温したところ、ここでまさかの37.5℃
・・・沈黙する私と看護師さん・・・
少し時間を空けて再度検温するも、37.5℃
「具合悪く・・・ないですよね?」
と看護師さんに問われ、
「・・・はい・・・」
と歯切れ悪く答える私。
前回、前々回入院時なら、まだ麻酔明けの不調から回復できてない段階。
それよりはマシとはいえ、自分の体調が良いのか悪いのか、実際のところよくわかりませんでした。。
でも私と看護師さんの間に漂う、この体温を発熱と解釈してあれこれやるのめんどくさいぃぃぃ・・・という空気。
私も退院すると決めたらとにかく退院したいので、体調悪くないならいっか!(いいのか?)ということで。

朝食摂って荷造りして、10時前に夫に迎えに来てもらって、予定通り退院しました。
兎にも角にも脂肪吸引した左足が痛くて痛くて、ゆっくりトコトコしか歩けない。
荷物は全て夫に持ってもらい、タクシーで帰宅しました。

帰宅後は、夫がUberで注文してくれる美味しいシャバ飯ランチ(魯肉飯!)して、ベッドにひっくり返って過ごす。
夕方、息子が保育園から帰ってきて満面の笑みで一目散に私のとこに駆けてくる様子は、前回退院日のデジャヴかと思うレベルでした。

夜になり、形成したばかりの乳頭は見た目それなりにグロいから一緒にお風呂は微妙かなーと思ってたのだけれど、息子が「ぜったいにママとおふろ入る」と主張したので、いつも通り一緒にお風呂(私はシャワーだけ)。
そこで、私の乳頭を見るや否や息子が「ママ、おむね(注:おそらく乳頭のこと)できたの!?」と叫んだのが大変興味深い出来事でございました。
全摘から再建に至る過程を、曇りのない純粋な眼で4歳から見つめ続けている息子。
口に出したことはなかったけど、右胸に乳頭が無いことが気になってはいたのだね 笑
子どもって本当に純粋で素直でおもしろい。

そして息子が徐ろに言いました。
「あのね、ママ3回目の入院で、ぼくちょっと忘れてたんだけどね、大好きな人はいっしょにいるほうがいいなぁって思った」
いつの間にそんなこと考えて言葉にできるようになったんだろう。
驚いて、一瞬時が止まったよ。
5歳の夏にそんなことを言ったことなど、息子は成長と共に忘れてしまうのかもしれない。
でも、私は生涯忘れないだろうな。
生きなくちゃ。全摘しても何しても。
彼が大人になるまで、母は元気でいなくては。

そんな退院日でした。


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