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24kwh(9セグ)LEAFで横浜⇔箱根の旅♪

中古で手に入れた日産LEAF(ZE0・24kwh)。通勤や買い物など月に1,200km程度運転しているが、航続距離や充電で不便と思ったことがほどんどないほど、毎日のように快適に利用していて、今の生活にすっかりEVが馴染んでいる(というか、生活にEVが欠かせないものとなっている)。
詳しくは、また別記事で紹介したいと考えているが、今回は夏休みに出かけた横浜と箱根の往復(片道70km程度)についてレポートしたい。

結論から言うと、実質的な航続可能距離が100~120km程度でも、全く心配なく往復できた。ただし、条件としては以下の2つがポイントとなる。

① 早く目的地に着くことが目的ではなく、旅を楽しむ。

高速道路ではなく、一般道でゆっくり箱根までドライブ♪
江ノ島の海を眺めながら・・

② 目的地で、充電するポイントを決めておく。

横浜市内から約70km地点、箱根町役場に急速充電器が2基。
ここから登り坂となるため、バッテリーは半分くらい残っていたが、念のため10分間充電。
今回の目的地、箱根彫刻の森美術館の普通充電器。ポルシェの目的地型充電ステーションが2基。
館内を観ている間に充電できたので、出るときにはバッテリーは何と100%に!

①については、長距離移動の場合には早く目的地に着きたい、という気持ちもあるだろうし、家族から「今どの辺?まだ着かないの~?」なんて言われかねないので(笑)距離にもよると思うけれど、今回は鎌倉を通り、湘南の海を眺めながら、江ノ島あたりで食事をとる計画を立てていたので、ゆっくり一般道で。

ちなみに、今回は利用しなかったが、江ノ島水族館近くの「片瀬江ノ島地下駐車場」に停めると、EVの急速充電が30分無料で利用できるので、駐車場が混んでいても、係員に伝えると親切に案内してくれるので便利。(駐車料金は別途かかるけれど、県のEV割引カードで半額になる。)

②については、箱根は早くから「EVタウンプロジェクト」として充電器の設置を後押ししていたこともあり、町役場や道の駅だけでなく、多くの宿泊施設にも設置されるようになってきたが、今回便利だったのは箱根彫刻の森美術館にある、ポルシェの目的地型充電ステーション。

ポルシェは約3年前に日本の箱根に初めて目的地型充電ステーションを開設してから急速にネットワークを広げつつあるけれど、滞在型・目的地型の普通充電はポルシェ以外の車種でも利用でき、カッコいいデザインの充電器からケーブルを挿すだけで充電されるという利便性は、他のメーカーも真似して欲しいほど。

下り坂は回生ブレーキで15%もバッテリー残量が増える!

大涌谷で75%だったバッテリー残量が、ブレーキを踏むたびに徐々に増えていき、
箱根湯本に着く頃には何と、90%にまで回復!ちなみにエアコンはずっとONのまま。

さて、箱根彫刻の森美術館を出て、急な大雨に見舞われながらも、大涌谷までドライブ(大涌谷の駐車場でも県のEV割引で半額に)。登り坂の連続で、バッテリー残量は75%まで減ったものの、帰り道は下り坂なので、それほど減らないかな・・くらいに思っていたが、ブレーキを踏むたびにバッテリー残量、そして航続可能距離がどんどん増えていき、何と箱根湯本に着く頃には、90%にまで回復。走るほど増えるという感覚は、ガソリン車だった頃には味わえない、何とも不思議な感覚だったが、これで帰路の充電も全く気にすることなく、横浜まで無事に帰ることができたのだった。

まとめ

まだ日本ではEVに対して懐疑的な意見が多く、その理由の一つに「航続可能距離が短い」という点が指摘されている。確かに、長距離を往復するような用途に向けた「手頃な値段」のEVの車種が少なく、選択肢が少ない状況でもある。
しかしながら、短・中距離の移動で、かつ近くに充電スポットがある状況であれば、航続可能距離を気にすることなく、感覚的にはガソリンスタンドに寄るのと大して変わらない、と改めて感じた。
今後、目的地型充電スポットのようなものがショッピングセンターや娯楽・宿泊施設などに増えていけば、わざわざ充電しに行くということも減るだろうと思う。

今回、自分のLEAFは24kwhの9セグ、実際のバッテリー容量は24×(9/12)で18kwh程度の残量(軽の日産SAKURAより少ない💧)なので、10分の急速充電でも30%程度は回復するし、普通充電でもあっという間に100%になるため、あまり参考にはならないかもしれないけれど、航続可能距離が短くても大丈夫!というレポートでした。


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