知識が増えるということは…?

学生の頃はわからなかった。

テストは、良い点をとるために教科書や参考書の知識をつめこんだり、要領よく覚えられるように語呂合わせを考えたり、間違えないように同じような問題を繰り返しやったりした。でも、受験は一度きりで、その時に良い点がとれたり、運が良くなければ合格できなかった。

大人になって使わなくなった、使わなかったなあ、という教科や分野は必ず出てくると思う。正直、自分も親にそう言って、勉強なんてしなくても生きていける!とか、なんのための学生時代の勉強なのか、と自問自答した記憶もあるんだけれど。

以前使わなかった知識も、時がたつと使えることもある。

今は、なにかの基礎を習う学校の勉強というのは、頭のなかに基本の引き出しをいくつか作るためのものだったのかな、とも思うようになった。

本を読んだり勉強したりしなければ、学ぼうとしなければ、新しい知識の引き出しは増えない。引き出しが少ないと、物事のつながりがわからなくて理解できないことが多いから、勉強が面白くないんじゃないかな。

学んだり新しいことを知ると、頭のなかに新しい引き出しはどんどん増えるんだけれど、ある程度になると、それぞれの引きだしの中身が繋がってくるときが出てくる。

あれ?そういえばあの部分のあれって、もしかしてこれとつながる?これにあてはまるんじゃない?ってことがあって、さらにそれを実践でやってみることで繋がってるか否かの判断がつけられるようになったり。

学校の勉強って、社会も理科も、国語も英語も数学も、それぞれ単独で習う教科ではあるんだけど、社会に出て何か学ぶときの切り口の一つでしかないのかも。

学校の勉強は、大人になって、さらに何かを学んで自分がレベルアップしていくための基本的な道具のセット、みたいな感じ?



それから、本を読むことは、頭の中の膨大な量の引き出し(例えるなら、美女と野獣に出てくる、ベルが大喜びしてた、野獣のお城の中の図書室みたいな。)のバージョンアップをスムーズにするためにとても有効な手段。

好きなジャンルの小説でも、新聞でも、参考書でも、漫画でも、ネットの記事でもなんでも。読めば読むほど、引き出しが増えて、さらにいろんなジャンルを読めばそれだけ、種類の違う引き出しが増える。

そして、そのうち自分で引き出しを重ねたり、あっちとこっちの引き出しを出して組み合わせてみることができるようになる。

新しいことを知るのはおもしろい。人生楽しまなきゃね😁

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