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【ネタバレ感想】In Stars And Time

試作版にあたる「START AGAIN:a prologue」までまんまとプレイしてきました。武器集めなどコレクター要素以外は概ね見たと思うので改めてのIn Stars And Time(+START AGAIN)のレビュー要素なしお気持ち感想です。

読みが足りなかったり曖昧な点は多いためただの個人の感想文。

【クリア後やプロト版を含むネタバレ要素有りのため注意】





■ストーリー

『国を救うために挑む最後の2日間』。
王を倒して終わりではなく王を倒した後こそが終わりの始まりだ!そんな最初からクライマックスある!?と思いながらも何度も館へ乗り込み涙に触れて村に戻ってを繰り返した。全てはループを終わらせるために。
そうそうこういうシナリオがやりたかったんだよ!ありがとう!!

好きな作品ならラストが同じでも結末を知っていても、漫画や映画なら何度だって見るし、ゲームなら何度だってプレイをする、分岐があるなら一番良いものを選びたい、んですが、RPGってどうしても長さがあります。
PS以降にありがちな1周100時間とかになるとおいそれと2周目はやる気になりにくい。
ループものだと多分1周は短時間で済むし何度でも遊びたい気持ちに適うものだと思う。この要素が強いのはどちらかというとADVには多い気がしますが。かまいたちの夜とか。
惨劇の中を繰り返し戻りメタ知識を使って最短・最善のEDを目指すという意味であれは自分の中の最初のループゲームな気がしています。
怖くて自分では出来ないけどさあ(深く刻まれた癒えないトラウマ)

ループ要素はRPG的なシナリオとしてやりたい要素ではあるのですが「時間」という大層なテーマを含んでくるので世界をも巻き込む壮大な計画になりがちだったり終着点を何処に置くかなど難しい気もするし転生ものとは違うし諦めて自分で書いていたけどやっぱりプレイヤーとして遊びたいんだ!RPGとして出てきてくれて本当に嬉しい。

視覚効果は抜群で
赤色が目に痛すぎず強烈過ぎず
綺麗だなと思いました

OMORIやUNDERTALEなどが好きなひとに勧められるそうですが、自分はシューティング要素、鬱ホラー要素がそれぞれ苦手な分野だったので、同じ括りとして好みに当てはまるかは人によるかなと思います。
InStarsAndTimeはRPGツクールベースで操作は普通のRPGなのでアクション・シューティングの要素はなし、ループによって精神的に追い詰められますがホラー的なビックリドッキリ要素は無いかなと思います。
InStarsAndTimeは絵柄にだいぶ助けられているとは思いますが!

強いて言うならシナリオ面はMOTHER系が近いのかと思うけど海外RPGってMOTHERやMOONが好きそう~なゲームが多いと思うので割愛。


プレイメモを見るにACT3で21周目、ACT4で60周目を通過しているのでこの辺りが一番ウロウロポイントなんだろうと思います。
とにかく情報を集めるために村と館を行き来し村へ戻るたびにループ君に確認を繰り返すことになる気がするので(どこかのタイミングで電話(?)をすると「ごめん見てなかった」と言われてしまった。眼球を通して見ているのか? そのため何度かは直接会いに行かねばならなかったと思います)
いつになったら次に進めるんだ!見てない情報はどこだ!と手あたり次第触りまくるため、手作りボロMAPが大活躍でした。色々書き込みながら進めるゲーム感が何となく懐かしい。

面白かったのは記念すべき丁度50周目でボニーが大変なことになりました。
全然記念日じゃない。面白くもないよ!何だあのイベント!
トラウマによって再び王へ挑む時にシフランに強い弱体化が掛かりほとんど動けないため、1回倒せば克服するけれどあの戦いが一番の踏ん張りどころと感じました。シフランひとりが動ける・動けないで戦いの難易度がぐっと変わります。1人で挑む方がまだ気楽だったのは個人的な感想。回復にさえ気を配れば落ちることはないので。

精神が底の方まで落ちているものの新しい発見や思いつきにはハイになってるようにしか見えないけどまだ気持ちが動くのだなとほっとして良かったのか。おしりをぶつけて座り込むメンタルは絶対もう駄目だと思ったけど。座り込んでしまったのを見てイザボーと共に「あああ」ってなっていました。

最後にもう動けなくなったのも力を使い切っただけじゃなくぷっつり切れたんじゃないかなとも思っていて、あんなに頑なに触らなかったイザボーが支えてくれてすごく嬉しかったし、ボニーが手を握ってくれて本当に良かったね!!あの長い廊下はずっと、がんばれ!がんばれ!!と応援しながらコントローラーを握ってました。また戻るんじゃないかとプレイヤーがハラハラしていた……。

こういうストーリーやキャラクターの場合、エンディングの時点で特に主人公の隣には誰も残っていなかったり帰るべき場所がひとりだけ用意されていない偏見を抱えているので(心の傷)故郷や記憶こそ失くしたけれど傍にいてくれる人たちがいて爽やかなENDでした。ご都合主義と言われようとそれでいい、あんな子を一人残しちゃいけない。記憶はこれからみんなと一緒に作っていこうぜ。


■キャラクター

◆シフラン
闇落ち主人公だよもうとプレイ中ずっと頭を抱えていた。本人はどうすればループを終わらせられるか考えていて、プレイヤーはどうすればシフランを笑顔に戻せるのかをずっと考えていた。自暴自棄のACT6よりちょっと手前の笑顔が陰っている諦めモードが一番ヤバそうだなこいつと思っていた。
最後のブチ切れ&吹っ切っちゃった方がまだ楽だと思う、言いすぎた後悔はしても、落ちきれず片手で掴んでるだけが状態として蝕み続けて一番よろしくないと思う。精神崩壊エンドとかじゃなくて本当に良かった。

忘れっぽいを通り越して生活用語まで忘れてしまうのは島の消失が原因なんだろうか、島の消失に関わるメンタル等の低下によるものなのだろうか。
シフラン(+シフレン)と王とクロワッサンの人以外に残ったひとは居ないのかな。移住も普通に行われている世界だから何処かには血筋くらい残っているとは思うけどそれも徐々に忘れるのかもしれない。髪色で言うと侍祭長も同じ色(?)だけど肌の色が違うからあれは半々くらいなのかな。
「帰る場所がある/ない」というだけでメンタルの安定度が変わってくるのはよくわかる気がするので最後掴める手があって本当に良かった…。

クリア後は「本当に良かった」しか言っていない気がします。

触られるのが苦手だから練習をして慣れた→触っても反応がないとなっていたのは、皆にとってはまだシフランが触られるのが苦手と思っているから?
触ってこない手が気になってしまうのは寂しいからか、イザボー相手だからか。ところであのエンドは固定です?よね?見た瞬間
「カニったれ!!!!!!!結婚式だ!!!!」
と叫びを書いていました。はしゃぎすぎた。すみません。でも良かったねって素直に思ったし、あんな風に笑ってくれるなら何度でも言ってあげて欲しい。ああやって喜ばせてあげられるのはきっとイザボーだけだろうし。

あと最後の「お腹いっぱい」と言う台詞で胸がギューっとしました。いくら食べても空腹で埋まらず味がしないものを詰め込み度々胃がひっくり返っていたので、ちゃんと「美味しい」「お腹いっぱい」と思えたのかなと思えてほっとしました。胸がいっぱいなのかも。良かった。良かった。
あの異様な空腹はストレスによる空腹なのか、クラフトを使ったりすることで消耗が早いのかなと気になっていました。

言及しなくて良いところですが、シフランって過去にワンピースを着ていたらしく、START AGAINでもドレスを着ていたことがあり一人称は「私」なんですよね。今は何処かの谷に住んでいそうな旅人風ですけど、本来はそういった服装が好きなのかなあ。

ループくんからもちょいちょいつつかれていましたがシフランがもし家族に話していたら変わっていたのだろうか、オディールに気付かれた時には「もう遅い」モードになっていたのでかなり早い段階じゃないとそう向かないとは思うし、シフランが他人を頼る人間ではなかったのは根本にあるけど。
とはいえこの気持ち、自分も扱うキャラクターもあらゆる人から「ホウレンソウをしろ」と言われる場面が隙あらば起こるためホウレンソウの有無があらゆる原因であり解決方法であることは胸に刻みたい。みんなが「言えよ!」と責めたてるところは正論責めであった。見事だ。
ホウレンソウは世界を救うんだよ。

この溜息が
こんな表情をするまで戻って
本当に良かった。この顔かわいい

遥○3だとかモ○ス○ーズとか七○雄とかずっと言っていました、すまん。
プレイヤーの正気が保てなかった。

強くなり過ぎて知った顔に引かれるのはキツい。
あれは一撃で沈めたよりもかなり執拗にやってしまったことが原因と思いますが。ストレス発散できた?


◆ミラベル
他人を愛せない悩みを抱えている。でも二次元の愛について憧れるし素敵だと思ってる。でも二次元だからなんだよね、現実のものではないと思っているから素敵だと感じるのはわかる気がする。自分にないからかなと思う。

ミラベルの悩み自体だって深刻だけど、精神の生死に関わるほどでもないと思うのは本人の性格ゆえもありそう。悩みが浅そうに見えるという意味ではなくて、理解出来ないものと手を取り合うことは出来なくても知ろうと考えて向き合っていける子だと思ったので。
皆の信仰を揺らさないために「ウツロイ様のご加護」について真相を話せないくらいは分別が付くし、落ち込んだり突っ走ることはあってもいつだってポジティブにと深呼吸して振り返られるくらいは余裕がある、何よりひとりでウツロイの館から逃げ出して再び救いに戻ることが出来る、踏ん張れる子で、仲間がいた強みはあっても自分で決めたことはやり遂げられる、大人というにはちょっぴり頼りないけど揺らがない強い子だと思いました。

ミラベルの優しい微笑みが好き

ウツロイ様のご加護についてここで「他人が(揺らぐから)」と他人を主軸に置いていそうな辺りは心配な気はしてしまうけど……。他人の負担になりたくないという吐露は同じであるものの何となくミラベルは大丈夫だと思うと思えるのはプレイ中結構ずっと逞しかったからだとも思う。
プレイヤー目線ではミラベルについて心配度がかなり低いんですよね。シフランのメンタルが駄目過ぎるだけですけど。

START AGAINでもこんなことを言っていて笑ってしまった。こいつ……!
メンタルは間違いなく強いと思う

◆イザボー
「友達」って強調するやつは牽制なんだと知っているぞ。
本当に繊細で優しい人。シフランブチ切れターンの時に唯一怒っていなかったと思う。いや彼なりの怒りや戸惑いはあったと思うけど、体も大柄になったのに声を荒げたり手を上げたりは絶対にしないんだなと思いました。

へたれというには足りないほど踏み出せない男で優柔不断というより決断してしまうのが怖いのだろうなと、自分が行った結果の責任を取る勇気が足りない男なのだろうと感じました。いやまあ、シフランの一歩がデカすぎたんだと思いますが。あの時点ではまだ本人が決意しておらず急に来られてびっくりしたんだと思う。多分。
しかしシフランがあそこまで落ちたのは振り払ったのが原因のひとつにはあると思っている。片方は一歩がデカく、片方は決意が足りない。
カニったれなすれ違いだ。

0周目からプレイヤーは気持ちに気付いていた気がする。時計台イベント(どう見てもフラグ)というより行く先々の気遣いから矢印を感じるとずっと言っていました。勘が良過ぎてごめん。おトイレの会話はプレイヤーも何だって!聞かせて!となってしまった。

シフランの「彼が僕を好きになったのはそう仕向けたからだ」という台詞がありましたが、仮にシフランが好意を仕向けたとしてそこに引っかかるだけで落ちる安易な男じゃないと思うくらいは信用はあるし、気持ちに臆病だとしても凄まじく紳士な男だとは思うのでこの先に不安はないし、手を握ってもらったことで踏み出せたイザボーの一歩は大事な一歩だったと思う。
こういうキャラとは最後は親友END(更に一歩進めるかはまた別の話)になる場合が多い気がするんですが告白が成功して本当に良かった。心からおめでとう。プレイヤーはずっと応援していたので嬉しかった。

全然だいじょばなくて笑ってしまった
完璧に普通の状態だぜ!
プレイヤーは諦めておらず毎回挑んでました
シフランが先に諦めていました(告げ口)

あんな情熱的な告白、聞いてる方が恥ずかしくなるし本当に全部好きなんだなって笑っちゃうし願わくばただただふたりには幸せになって欲しい。


◆オディール
自分のルーツを探すというと自分探しの旅のようですがアテもなく自分を探すというよりは探求心からの確かめであったのか、或いは確認欲求のための探求心なのか。いずれにしても自分のルーツや何かしらの情報で振り回されないだろうし、何か目的が欲しかったのかもしれない。
精神的に自立した安定した大人の女性でした。口調もぶっきらぼうで良い、シニカルな笑みがすごく好きだった。付きまとって鬱陶しがられたいという気持ちが沸くんですが過去にストーカーが居たというのは何かわかる気がしてしまう…………。はいはいって適当にあしらって欲しい。

最後の「かわいい」発言は世界を滅ぼすほどみんなのことが好きと聞いたら確かにそう思いそうですね。
感情がデカすぎて面白いと思ってそう。

不審SEと共に黙って見つめられたら好きになってしまう

気付いてくれる人がオディールで本当に良かったというか、あのずば抜けた頭脳と観察眼があったからこそ推測を導き出せたのはメタ的に必要な気付きだとしても本当にお見事としか言えない。

結構早い段階から不審な目で見られていたことには気づいていたのでだいぶ積極的に不審な行動を取っていたんですがプレイヤーが目の前の情報に釣られて安易なループするせいで不審ゴールは後々になって見ました。
すごい目で見下されるスチルにはびくっとしてしまった。目が怖かった。
「何か見落としている」という振り返りが出来るのは頭がいい人だと思う。

一番欲しい言葉をくれるんだなあと感心してしまった

◆ボニー
何だかんだイイコなんですよね、このまま感情的に純粋に育ってほしい。
個人イベントでの「守られてばかり」「シフランや姉が傷付くのが嫌だ」という台詞はすごく直線的で素直な気持ちなので大人目線のプレイヤーは心を打たれてしまった。
守ってくれたせいで相手に治らない傷が付いたらそりゃあ一生心の傷になる…。シフランが無頓着ゆえに起きた事故で、そのせいでギクシャクしてツンケンした態度を取られていたのは納得せざるを得ない。
シフランは自分が年上だから下の者を守るという、多分普通の感情を持っていることを子供に理解しろというのは無理な話。根に持たない性格もあると思うし和解が出来て良かった。最後歩けないシフランと手を繋いでくれるのが嬉しかった。

正論過ぎてプレイヤーがたじろいだ

気になっているのはボニーから聞く「姉ちゃん」が結構だいぶ激しいひとなんじゃないかと見えるんですが果たしてボニー目線だから大げさに聞こえるのか、弟目線ゆえに和らいだ表現になっているか……笑。姉弟な揃ってパワフルなんだろうなという気はします。(※家出の件など)
一緒に来る場合はかなり賑やかなパーティーになりそうですね、守るべき対象が増えるので大人は大変かもですが。ずっと遠足と引率。

一桁年齢の子供らしく難しいことはわからない!わからないから会話に入ってこないのは偉いなと思います。子供はねー解らないのに大人の会話に入りたがるから!と家族や知り合いの子供を見てよく思うのでボニーは大人に囲まれ慣れているのかな。


◆王
シフランと同郷で忘れたくないあまりに踏み外してしまった人。
同情の対象になりそうですが和解の道は本人が目の前でへし折ったことで「無い」と示してくれたことが敵としてとても良かった。ボスは気持ちよく殴れる敵であるべきだったとDQの人が言っていたのを心に刻んでいる。

問題の某ACTはただの非道の暴君じゃないかですが、哀し身がみんな泣いているのは王に倒された嘆きからのようですが、障害物の涙などは王から出たもの…なんですよね?
星の部屋で研究していたのも王です?よね? 隠し暗号部屋の方はループ君?あまりこの辺りは確定して良いかわからず、王の周辺は察する程度。
体が大きくなった理由は自分でもわかっていなくて、シフランと同じく忘れてしまう体質になっているのかもしれないですけど理解していなくて良かったのかもしれない、館を乗っ取り行きつくまでの精神状態とか想像もしたくないですし…。
最後の救いは、きっとあの形が一番良かったんだと思います。いつまでも幸せな状態が続いている。

鏡の部屋の右上辺りに落ちている丸を調べると「王だ」と言われるんですよね。王と判別が付く程度には現状の王と同じ姿(※鎧)なのか?あのボディサイズは鏡どころか部屋にも収まらなさそうで、しかしひとりで写っている(?)ようだし、今とは全然違うけどシフランには解るのだろうか。

忘却についても「忘れていること自体は覚えている」とは、王やシフランだけじゃなく関係のない人まで「あそこに島があったよね、名前は言えないけど!」という感じなためどういう状態なのだろう、消滅に強制力があり過ぎて何かがズレてしまっているのだろうか。
島の言語は失われていて、他の言語での記しは残されているとしても読めないということ…で良いんですよね?認識が結びつかないのではなく強制的に潰されている感じ、宇宙の意思なんだろうか。スケールがでっかい。

そういえば島の消滅の原因や理由はわからないままでしたね、この辺りが明かされることが大団円…?まさか?そんな……?漁り足りないのだろうか…。


◆侍祭長
お前が犯人だろ!!!と思っていたプレイヤーはどれほどいたのだろうか。思わせぶり台詞大将。直ぐに勘づく程度は願いのクラフトを正しく理解をしていて原因を結びつける、けど、説明をしてくれ!
シフランが「違う台詞を言え」とだいぶ切れていて笑ってしまった。多分焦ったりトラブルがある時に咄嗟の行動が取れないひとか、頭が真っ白で話を聞いていない状態なのかもしれない。

状況判断が出来ているなら短い時間で説明はして欲しいですが。(大声)

ポジティブ&楽観さは何となく国民性という気がしないでもない。

シナリオトリガーの立ち位置なので掘り下げがないひとで、出自や設定などに関しては最大限不明。それがシナリオに関わることもない。
とても優秀で力のある人物であるというのはミラベルへ力を与えたのが実はこの人という話などから解かるのですが。

そういえば王の居る部屋より奥にいるんですよね。王ってあの窓から入って来たのか?そんなバカな。一人奥の方へ逃げてしまったという状況かも。
ゲーム的にはラスボスを倒した後で迎えてくれるお姫様のポジションですよね。実際目的として「侍祭長に会う」はあるので間違ってはいないんですけど。ミラベル以外は凍り付いてしまったらしいので一番奥にいた侍祭長も王を倒したことで復帰した、それを本人は瞬時に把握していたということで良いのだろうか。
……。やっぱり咄嗟に判断出来る程度は情報を持ってますよね?


◆ループ
愛すべき分身。ループのプロ、ループ・アドバイザー。
明るくて前向きであろうとし、人を茶化し、ちょいちょい煽ってくる。

そんなループ君にACT3辺りで通い過ぎて「キモいよ!!!!」と全力で言われてしまって笑ってました。村へ戻るごと毎回押しかけ、一緒に過ごせるようになってからは毎回「ちょっとお邪魔しますよ」と数秒過ごしていました。後々知ったんですがおかげでラストに辿り着いたみたいで、めちゃくちゃループ君に話しかけることが大事だったとのこと。笑う。
何か見せたら反応してくれるというから全力で色んなものを見せつけていました。絵に対して変な顔をするので何度もグイグイ押し付けていた。ごめん。

何となく最初から通い倒すしかないと思っていた。
あんな風に笑ったり煽ってくるやつが正常な状態とは思っていません。

一番好きな場面
テレホンショッピング?

クリア後にネタバレを漁って+自分でもSTART AGAINをプレイしての感想ですが、確かに彼がSTART AGAINの主人公という裏設定があってもおかしくないと思いました。ただ「一度も勝てなかった」というのは忘れてしまっただけなのか、そこだけ話が合わないですけど。勝ったじゃん!勝ったせいで1日前に戻ったけど。最悪だ。GMの笑った顔が見える気がする、幻影。

抜け出せないループを何百回何千回と続け、王に勝てず殺され続け、都合のよいアドバイスも差し伸べる手もなく折れてしまった。
75回(※自分のループ回数ですが)であれだけ崩れていたので百単位になってる時点で例え何か変わるとしても修復不可能になっていたのは想像しなくても……という気がします。

START AGAINの主人公である前提とした場合、館の隠し暗号部屋のもう一人の自分を作る話はループ君ってことでおかしくはなさそうですが、ループからは抜け出せて会話が通じるもうひとりの自分が出来てそれは自分が部外者(NPC)になる形だったという話になるのでは?
あんまりなのでは……?

シフランの言う通りループ君がいなかったらシフランだって同じ状況になったと思うけど、メタ目線としてはメタのために犠牲になってしまった人という感じで、シナリオ目線で言えば「シフレンが二人目を生み出したことで生じたシフランの世界線」といったところでしょうか。
「どうして自分では駄目だったんだ」は「2人目のため」ってそんな酷い話ある?となってくるんですが。

ただ敗因としては「こっちは関係がない」と部屋の探索を最小限に絞っていたせいでもしかしたらあったかもしれない本など情報を見落としていた可能性はあるのかなとも思いましたので、シフレンの世界線では決して辿り着かなかったのは必然であったという気もしないではない。

具体的過ぎるけど
どこ情報?

質問で「僕」と応えたのはメタ予想で、王もシフランの要素と近い気がしたのでどうだろうかくらいの予測でした。そういえば否定はされなかったですね、他の答えの場合どう返してくれるのかはまたゆっくりと眺めます。

ACT6では皆にアドバイスを与えて導いてくれたとのことですが、ミラベルの反射やオディールのループキャンセルは彼の助言なんでしょうか。教えてくれた?その力があれば自分が突破出来なかった?というと諦めてNPCになってから見えるようになった力かもしれないですけど。


■START AGAIN:a prologue

プロトタイプにあたるSTART AGAIN:a prologue。
プレイ時間は3~5時間程度と記載があったのでいけるか?と思い購入。
2周目でクリア、2時間半程度でした。
先にこちらをやるかというと、InStarsAndTimeの指先程度しかないので逆に完成品のボリュームに疲れるかも?InStarsAndTimeが先の方がいいなと感じました。

基本的なシナリオは短縮版というか前日譚くらいの規模感、スキルや性能などは縮小版といった感じです、が、ステータスのHPが1桁パワーアップしているため数値のインフレ戦闘は起こる。その割にスキルの性能は全体的に弱い。
InStarsAndTimeでは戦闘関連が特に難易度が下げられたのだと感じる…。

敵から逃げてもシンボルが消えずに完全に避けるか倒すしかないです。
InStarsAndTimeでは逃げればシンボルが消えていたので地味に面倒に感じるかも。
またジャックポットシステムは無いです。スキル自体が少なく一撃技がないのでダメージ数も叩きだせないからボス戦がちょっと大変。


主人公は「シフレン」。表記は「旅人」。
イザボーは「格闘家」、ミラベルは「ハウス巫女」、オディールは「研究者」、ボニーは「ガキンチョ」の表記となっています。ハウス巫女とは。

一人称が違うので混乱するかも。
ミラベルが「ボク」、オディールは「アタシ」。
シフレンは「僕」「オレ」「私」と非常にブレがあるんですが最早自分が定まっていない感じで逆に良いと思う、自分を保てない。

イザボーは基本変わらないんですがややデリカシーが無くて軽い気がします。「だいじょび?」って聞いてくる。び。
ボニーだけ何一つ変わっていない気がする実家のような安心感。


ウツロイはチェンジという名に、星の紋章はクレストらしい。
そして道中の涙が地味に近付いてきます。ゆっくり来られて笑ってしまった。控えめムーヴ。「いいえ」を選べば触ることはないです。


switch版と違いYボタンの会話スキップがありません。
その代わり一度聞いた会話は2周目以降すっ飛ばしモードになるようです。

会話という会話を飛ばしまくっていると「退屈か?悪かったな」といった遣り取りが発生するんですが、この遣り取りはInStarsAndTimeでもあって良かったかも。不審感がすごく出ている。何百回何千回と同じ繰り返しなのでそりゃもう聞きたくないことが取り繕えないくらい完全に態度に出てしまっている。


InStarsAndTimeの長さを基準にしてはいけないけれど本当に短くて一瞬で終わる感じがします。プレイ済であればやることもやり方もわかっています。
ただ王が強いから何度も負ける場合はあるかもしれないですね。

たった2周で恐らく真エンドに辿り着いてしまったので一応模索しようと思います。負けルートがいくつかあるのかもしれない…?


あと、物凄く地味かつ関係のないひとはいると思いますが海外のゲームはABボタンが逆なのでBボタン決定、Aボタンキャンセルでたまに間違える。
ミラベルの回復が必要なターンで間違えてガードを決定してしまって焦ったりしていた。あわわ。


■通常感想(ネタバレ控えめ)


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