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東南アジア放浪記-フィリピン過去編⑦アヤワスカ体験記Ⅳ

Hello the world. This is Kaito.

こちらはフィリピン過去編⑦アヤワスカ体験Ⅳ

アヤワスカのヴィジョン(幻覚)から戻り、食事を取る。
フェンダーはとても優しく、話を聞いてくれてたまにそれはこういう意味だと思うよと解釈のサポートしてくれた。

そして『アヤワスカが与えてくれるものは何であれ、そのギフトをどう捉えるかも本人次第だよ』と説いてくれた。

野菜のパスタとレーズンのパン、リンゴを食べ終えると
フェンダーが『また明日早朝起こすから今夜はぐっすり眠れるよ』といい戻っていった。
おれも自分のマットレス目掛けてダイブし、そのまま即寝落ちしてしまった。

--前回までのお話し--

3日目の朝。

5:00頃に声をかけられ目覚める。
夜中に話声がしていたのだが、一緒に参加したヒロムは夜通し起きていた様だ。

夜の帳が上がりきっていない薄暗闇の中、遠くに朝日が登っていく。
日が昇り、落ちるタイミングは時の流れを感覚的にキャッチ出来るからとても好きだ。
シャーマンに呼ばれ、彼を囲んで集まる。

朝日が昇る セレモニー会場

今回のセレモニーはカンボ(カエルのドクのヤツ)はなかったのですが
アヤワスカとは別のカカオドリンクを飲み
(カエルの毒を肩やふとももなどの焼いた皮膚から取り入れて瞑想する アヤワスカと合わせて行う事が本番ペルーなどでは多い様です)
昨日のヴィジョンの話をシェアしたりしたのち個々でチルな時間を過ごした。

そこでアヤワスカから一睡もしていないヒロムと再会して、ウンコマンになった彼と幻のウンコのハナシで泣くほど笑ったり。
無口で修行僧みたいなイカツイMMAファイターニキがキャラ変して超Happy野郎になってたり。

アヤワスカの効能がまだ残っているのか、ヴィジョンは見えないが思考がどんどん深くまで潜っていって
生と死やこの世界のこと。幸せとは何か?など本来答えが無いものに自分の中の答えが見つかったり。

アヤワスカの成分DMTが作用し臨死体験やヴィジョン(幻覚)が見えるという。
DMTは本来ヒトの体内から放出される成分。

人生で2回大量放射されるタイミングがあると言う。
1つは産道を通り産まれてくる瞬間。
そしても1つは肉体的に"死"を迎える瞬間。

いわゆる、九死に一生を得る体験をした人々の三途の川やお花畑 極楽浄土などはDMTの大量放出によってもたらされたギフトなのかもしれない。

シャーマンのフェンダーを中心に心地よい幸せな空間がそこにはあって、本当に夢の世界の様だった。

朝日に照らされるブサイの山々

そして最後は参加者各々のアヤワスカの感想や過去のトラウマや吐き出したい思いをみんなでシェアして共感と感謝が溢れ、全員幸せそうな顔をしていた。

おれら以外の参加者はこのセレモニーに心の病気や鬱、家族の問題など何かしら闇を抱えて参加していた様だ。
そしてその闇はスッキリ晴れたような清々しい顔をみんながしていて、こいつらの幸せが続けばいいなと強く思った。

これが今回のアヤワスカセレモニーの大体の感想。

ここからちょっとスピってる話から変わり、歴史と科学的なお話
また世界を取り巻くプラントメディスン(植物由来のドラッグたち)へ"個人的意見"を最後に記しておく。

そもそもアヤワスカセレモニーとは南米ペルーやブラジルの民族に古くからあるシャーマンの儀式。

ペルーでは無形文化遺産として登録がされている。
めちゃくちゃ大昔から受け継がれてきた部族の儀式であり様々な病気の治療にも用いられたそう。

現在は、世界中に広まっていて特にアメリカではセレモニーが各所でシャーマンによって行われている
ある意味エンターテイメント性を持たせられ、太古の儀式からは乖離が産まれているのも事実ある様だ。
もちろん時代に応じて、ヒトの思想や行動も変わりゆくモノなのだろう。
このアヤワスカに使われる木の根っこのDMTという成分がヒトの脳に作用してトランス状態や幻覚を見せる。
少しお話ししたけど、DMTは本来ヒトが持っている物で体内で生成され分泌する事ができるもの。
これを医科学的に本気で研究をしている学者さんが世界中にはたくさんいる。
近年アメリカの各地で様々なドラッグが合法化しているのも科学的な根拠から来ている側面もある。
シロシビン(マジックマッシュルーム)を用いた末期癌患者へのサイケデリック療法も然り。
ほんの世界の一部の話しにはなってしまうけれど、必要な人に必要な医療方法が届く未来はあるはず。
2024年現在
ドイツで嗜好用大麻の解禁。
オーストラリアでマジックマッシュルームの医療的使用の解禁。
アメリカ各所での大麻およびマジックマッシュルーム解禁。

ここでおれの好きなヒトのエピソードを1つ紹介したい。
世界一貧しい大統領-ホセ-ムヒカ
リオデジャネイロでのスピーチが有名な彼は、おおよそ約50年で世界中で大麻解禁になるだろう。
と彼の著者で語っている。
※また彼はウルグアイで大麻解禁とLGBTQの婚姻法案を成し遂げた元"ゲリラ"だ。
ゲリラとして活動していた青年期、刑務所生活も長く経験した、後に世界的に有名な政治家へ。
過去の経歴でテロリストとして誤認され、アメリカ入国拒否リストにあった彼が、最初に訪れたアメリカの地はかの"ホワイトハウス"だということ。
人生はどうしてこんなにも面白いのだろうか。
彼についても、個人的見解を記事にしようと思う。

話少しズレるけど
ドラッグ=一回でもやったらもうおしまい
いわゆる、ドラッグ。ダメ絶対。
でなく(あくまで捉え方の問題。個人的には臭いものにフタをするのでなく紐解いていく事が大切だと思う)
ドラッグとされるモノへの科学的なアプローチや効能や用途区分を議論の上理解を深め、
普段口にしているお酒や処方箋で貰える飲み薬にどんなデメリットや副作用があるのかを考え、自分で選択する事が大事。

政治もワクチンも国境も法律も、誰かの都合で誰かが決めたコト。
だんだんそんな雰囲気が色々なところで感じられるこの頃。

自分には関係ない、外の世界の話だと思って暮らしている人ほど自分事で今一度考えてみるといいかもしれない。

特にちょうどホットな話題といえば、日本国内でのCBD系製品の規制についても否定肯定なんでもアリで考えてみよう。
※もちろん法律を守った方がいいのは大前提。お酒はおれも飲むし必要であれば薬も飲むよ全然。
ただたくさんの人がアヤワスカや大麻、マジックマッシュルームなどプラントメディスンについて考える機会が増えるといいなとは思う。
現実にも幻覚にも寄りかかり過ぎてるのは、心が不健康になっちゃうよ。
※大麻は幻覚作用はありません。わら

--最後に--
固定概念ガチガチの人もスピリチュアル苦手な人も今回のこのおれの体験談でココロの許容範囲が少しでも広がったらいいなと思う。何に対しても。

神も宗教も信じていなかった、天上天下唯我独尊男がアヤワスカによって井の中の蛙大海を知らずを体現した感じだな。

最後まで読んでくれた方は本当にありがとう!!
これにてアヤワスカ体験記-第一章は終了。
詳しく話が聞きたい人は地球のどこかで、遊ぼう会おう。
マツダヒロムの幻のウンコマンの話、みんなで笑いながら語ろう。

セレモニーに興味がある人はInstagramで contactくださいな。

次回は、東南アジア放浪記-フィリピン過去編⑧海漂民族 バジャウ族についておれが想うこと。幸せの本質。

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