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メチャ・ハッピー・ショーという名取さなスピンオフ、あるいは杞憂とはかけはなれた彼女との関係性

スピンオフとしての「ショー」

一言で言うと、アニメ作品のスピンオフ映画みたいな、例えばナースウィッチこむぎちゃんみたいな立ち位置の、いつもの名取があるからこそ成り立つショーだった、というように感じられました。パンフレットがあるというのも映画っぽいというか。
開始前に読んでおくものかなーと思っていたんですが、どうやら映画のパンフというのは観終わってから読むものらしく、ネタバレ注意と書いてあるのに救われました。
終わってから読んだとき、ショー仕立てだからパンフがあるのか!というのを聞いてめちゃくちゃなるほどとなりました。

開場後から流れている「メチャ・ハッピー・ショー」のインスト BGM はそれはそれは、これから楽しいショーがはじまることを予感させつつも、琴線に触れる絶妙な音楽で、感動と感激が押し寄せ開始前から涙がこみ上げてくるほどのものでした。
去年はどうしても、その前年がよぎり不安を感じながら当日を、そして当日も開催までドキドキしながら待っていました。
だけど今年は違う。純粋な楽しみの感情のドキドキ、なのに気持ちがいっぱいになってしまう。それほどまでに楽しみで特別で仕方がない回でした。

オープニング、昨年とは違うエモい電子音の混ざったポップなメロディが、これから始まる特別なお誕生日回に募る気持ちを溢れさせました。
開幕から 2 曲、めちゃくちゃ動く踊る!!!そしてそのまま寸劇、というかショーが開幕!!一気にいつもの配信ではなく、「物語」を見ているような気持ちにさせられました。
時間停止モノのくだりはあまりに自然すぎてトラブルと気付かなかったのはまさに名取ってこうだよね、というエピソードだと思います。緑が草という解釈のナイスパスがあったこともあり、不測の事態も笑い合えるいつものさなちゃんねるだなー、と嬉しく思っていました。
ナース服の「モンダイナイトリッパー!」、王様の「だじゃれくりえぃしょん」、そしてショー姿の名取本人からの想いを綴ってくれた「メチャ・ハッピー・ショー」。物語調でありつつ、なんと新曲が 3 曲もあるという贅沢なショーでした。
制服さんのパートで、悪態ついた台詞のあとに「メチャハッピーコミュニケーション」と出てきたのが、これが 4 年間の名取とせんせえの関係なんだよな、と、解釈一致……という言葉にはとても収まらないくらいの、育んだものの大きさを感じて大泣きしました。そしてそこからのアマカミサマでまた泣く……。1 年かけて聴き込んできた「アマカミサマ」がこのタイミングで出てくるのは本当に嬉しさとか色々な思いが爆発して泣きます。
今年はお手紙パートがないと思いきや名取本人の作詞でダイレクトに思いを伝えてくるという荒業にもう涙が枯れる勢いでした。
アンコール前にトラブルがありつつも、いつものさなちゃんねるの雰囲気をみんなで作って乗り越え、いつもの「さなのおうた」で綺麗におしまい。最後のありがとうの言葉、名取の気持ちも伝わるし、せんせえとしても関係者の皆様にありがとうの気持ちになります。
ただ、去年の「すごい政治家みたい」っていう台詞のせいでちょっと笑っちゃいそうになっちゃう……。
「名取が作ったショー」だというのがすごく伝わってくるショーでした。

ここからは新曲についての書きます。
まず「モンダイナイトリッパー」。sasakure.UK さん作曲というのを聞いてテンションが上がりました!
開幕いきなりの変拍子に名取首の振り方大丈夫かなと思いつつ、このハチャメチャなメロディを歌いこなす名取すごいな……と圧倒されていました。
サビの楽しそうな雰囲気と歌声が本当に最高で、こんな楽しそうな名取でずっといてほしいな、と思う曲でした。「やっていきたいんだ人生」「最終列車はまだ来ないぞ」という言葉も名取らしいな、と思うとともに、これからも応援していくぞ、と改めて決意しました。

次に「だじゃれくりえぃしょん」。字幕無しで初めて聞いたので正直歌詞が音として聞こえても意味として頭に入ってこなくて困惑していましたが、名取が楽しそうだからいいや!と思ったのが印象深いです。
即座に理解できただじゃれは「つくし美し」と「コンドル地面に食い込んどる」くらいだったな、と思うと自分のだじゃれレベルの低さが顕わになりました。レベルが高いのはそれはそれで不名誉かもしれない……。
エッビーナースデイに続いて、やしきんさんのアップテンポな曲は名取に似合いますね。「でゅわっでゅわっぱっ」などの合いの手が心地よい曲です。
後日の振り返り配信で「アリさん集めたよ10匹」が名取のリクエストによって入ったのではないかと推察されるにあたり、そういうところがあるから好きなんだよな……とひっそり思いました。

そして最後に、今回のばくたん。と同じ名前を冠するテーマ曲「メチャ・ハッピー・ショー」。ポップなメロディのビッグバンドジャズはまさに、スピンオフ作品の映画のテーマ曲としてこれ以上似合うものはないとまで思います。一旦のフィナーレだけど、「このショーが終わっても続いてくストーリー」という歌詞にもある通り、まだまだ続いていくという終わり方。とても名取に似合う終わり方だな、と。
「なかなか言えない言葉だからね」とまで言っているのに、それでも「大好き」と言ってくれる。それがどれだけ嬉しいことか。
去年の感想でも書きましたが、「可愛い女を見てくれ」のように、普段言わないことを恥ずかしげもなく言えるくらい、名取にとって特別で楽しい日であってくれることが何より嬉しいです。

そんな言葉まで言ってくれるほどに特別な日に、そしてもちろん、これまでの名取さな自身の積み重ねのすべてに感謝し、一人のせんせえとして見守ってこれたことに幸せを噛みしめる、そんな素敵な「歌」であり「詞」でした。

開催前から楽しめるドキドキワクワクと非日常

話は戻って開催前々日。
今年は 2 回目なので安心して見れるぞ!!!とか思っていたんですが、まあ大好きな推しの一大イベントなのでそんなわけはなく、近づくにつれてドキドキソワソワすることになりました。
そんな中、開催前に訪ねたのはサンリオコラボの出店されている東京キャラクターストリートと、昨年より大きくなったラ チッタデッラとのコラボ!
プリズムストーンがあることで有名な東京キャラクターストリートですが、サンリオとのコラボショップ目立つ位置にあってびっくりしました。通りすがりの人が「さなちゃんだー」とか言っていくのが聞こえたり。
シナモン好きなので(メンヘラはシナモンが好き)、めちゃくちゃお気に入りです。

そして今年もやってきたラ チッタデッラ!

コラボレストランが美味しいのはさることながら、やはりこの場所自体が綺麗で非日常な場所なので、来るだけでわくわくしますね。

ペゴッパヨさんには何度もお邪魔しました、ピーク時じゃなかったので通常メニューで冷麺とか石焼きビビンバとか頂いてめちゃくちゃ美味しい!隣に大人ビールをうまそうに飲んでる人いてめちゃ羨ましかったゾ。
こどもビール飲み過ぎのガキになってました。

前日は日曜日なこともありファミリー層含め賑わっていましたが、

ばくたん開催当日はそれはもう大盛りあがりでした。屋上通路に等間隔で並んでいるせんせえの写真とかありましたね。朝からタワ崎さんも行列で大人気でした!

普段はアクセサリーとか付けないんですが、特別な日なのでこそっと……

カフェめぐりが趣味というほどでは無いんですが、エロイーズカフェさんは浅草店にもお邪魔するくらい好きだったので、今年もコラボしていて嬉しい!コラボメニューじゃないけど、チキンプレートがでっかい唐揚げがあってめちゃくちゃ美味しいです……ほんとにおすすめ。

しろくま堂さんでは、お誕生日当日なのでバースデイケーキ風かき氷を頂きました!うまい!あまい!!!

物販列は、これ全部せんせえなのか……こんなに実在したのか……と慄きました。高みの見物をしていました。

この大量列にもかかわらず、上映開始前に捌けるスタッフさんのスピード本当にすごい、ありがとうございます。

このあと、書くに書けなかった手紙を、開幕直前のドキドキソワソワの中で泣きながら書いていました。気持ちが高まって色々恥ずかしいこと書いちゃったかも……。

去年のばくたん。から 1 年

今年のばくたん。が開催されたということは、去年のばくたん。から 1 年経ったということなんですよね。すごいことです。
去年はリベンジだったこともはじめてだったこともあり、開催までめちゃくちゃにドキドキしていました。(見ている側ですらこれなんだから、主役は一体どんなにドキドキしたんだろうと思うと、その中であんなに楽しませてくれて、改めて名取のがんばりや心意気や、色々な想いを感じます……!)

この 1 年何があったかなー、と振り返ってみると、あの配信がもう 1 年前!?!?とかいうことばかりです。例えば……

VWW が結成したり、

リゼ皇女と一緒にガリベンガーでクイズをやったり、

インターネット女コラボしたり、

お写真が新しくなってメガネをかけたり、

海の神のお告げになっていたり、

愛情込めて育てたハムちゃんがもってかれたり(後にちゃんと戻ってきた)、

他にも、もごごが連載されたり、もご丼が届いたり、全部ここ 1 年のことで驚きです。

隙自語なんですが、めちゃくちゃ忙しかったここ 1 年、とてもとても名取の存在が心の支えになっていました。
ついこの前 2 月前半に大学院入試を終えたと思ったらすぐ転職活動を働きながらやっている状態だったので、ばくたんが迫って来ているのに大して準備し損ねたことはないか、心の準備は大丈夫か、とずっとソワソワしていました。
その影響の一端として、ばくたんの当日までに転職活動を終えてしまいたい、と結論を急いでしまいそうになったこともありました。が、そのために結論を急いだことを今後誇れない、彼女に見せられないと思い、ばくたんを超えた後に自分に向き合う時間を取ることにしました。
幸いにも、ばくたん。は自分の中での 1 年の区切り、ここ 1 年を踏まえて名取さなを、彼女からもらった励ましを、そして自分を振り返ることが必然である時期だったため、ばくたん。やここ 1 年のさなちゃんねるの余韻に浸りつつ、前向きに自分を向き合うことができました。

今回のことに限らず、自分と向き合い強み弱みや特性を認識し、それをバネによりいっそう頑張れるように、プログラミング関連で積極的に対外活動ができるようになってから、ちょうど 4 年くらいになります。
さなちゃんねるを見始め、日々頑張る名取を見ていたことは少なからず影響していると思います。
いつもずっと、さなちゃんねるの存在は大きな支えになっています。新しいことに挑戦し続ける名取にはすごく励まされ、自分もがんばろうと勇気をもらえます。

何度言っても言い足りないけど、いつもありがとう。


そんな名取を、杞憂なんてもうしない

先に書いた通り、一昨年のばくさんを超えての去年のばくたん開催にあたっては、それはもう心配をしまくっていました。急にダメになりかねないご時世もだし、本人もプレッシャーがままならないだろうというのもありました。
同時に、ばくたんが開催されることにより名取さなという存在を綺麗に完結させることで幕を閉じようとしているのではないか、そのための一歩なのではないか、という杞憂も生まれていました。

しかし、今回のメチャ・ハッピー・ショーを観ている途中から、そんな考えは検討違いだ、というふわふわしていた気持ちが確信に変わりました。
機材トラブルがあっても笑って待ってられる、開場をなごませる動きをするせんせえが何人も現れる、それをみていつもの調子で名取が出てくること、そして振り返り配信で「いつもの名取で出ていっていいんだ」と言ってくれたこと。
彼女は自分が築いたせんせえとの関係性を信じていて、彼女のことを杞憂なんて全くしなくていいんだということに、今更ながらに気づき、心を打たれました。
彼女はとても強い。未来に向かって進むために努力をしている人なんだと。そんな彼女を過剰に心配するのは、彼女が望む関係ではないんだと。
もう、何かのイベントを境に完結!のように活動が急に終わることの心配なんてもう当然のようにしていません。

彼女の行く先を見続けたい、応援し続けたい。僕が彼女に、名取に向ける「推し」という気持ちは、彼女の生き様に対する憧れであり、心配する気持ちではない。この関係性を信頼してただ応援していきたい。
改めて確信することができたこの気持ちを大事にして、これからも末永くていねいに殴り合いしていこうな!というところで、僕にとってのメチャ・ハッピー・ショーは幕を閉じました。