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プロパンガスを契約しないで1年間生活してみた
なぜプロパンガスは高いのか?
表向きは配送コストが高いからと言われてきた。
しかし、とうとう裏側にメスが入った。
LPガスに関係ない設備の費用、料金に上乗せ禁止 経産省
経済産業省は都市ガスのない地域に多い液化石油(LP)ガスの料金に、ガス利用と直接関係ない設備の費用を上乗せすることを禁止する。(中略)
LPガス会社が賃貸集合住宅に無償でエアコンや給湯器、インターホンなどを設置し、その費用をガス料金に計上する形で入居者から回収する慣行がある。(中略)
持ち家の戸建て住宅などの場合は、LPガス会社が建設会社に無償でガス管を設置する代わりに、その費用を物件購入者のガス料金に上乗せして請求する事例もある。
大家、建設会社、プロパンガス会社はWIN-WIN。
賃借人、物件購入者の一人負け。
前置きはここまで。
プロパンガスを契約しないで1年間生活してみた。
ガスなし生活の様子と光熱費の費用感についてまとめる。
まずは、ガスなし生活の様子について。
一、給湯器を使って風呂に湯を張れない。
知る人ぞ知る『沸かし太郎』の出番。
電気で湯を沸かす。
![電気ヒーター](https://assets.st-note.com/img/1698145891019-4k6LfhuFcT.jpg?width=800)
風呂1回分を沸かすのに10月で6時間かかった。
冬場は水温が低いので8時間かかる。
夏場は水温が高いので4時間かかる。
入浴したい時刻から逆算してスイッチを入れる必要がある。
日中に出かける場合、出かける前にスイッチを入れておく。
帰ってきたころには風呂が沸いている。
沸かし太郎であれば追い焚きができる。
シャワーは湯が出ないので風呂の湯をかける。
結果として節水になる。
二、キッチンの水栓から湯が出ない。
冬場は水温が低いので食器洗いでつらい思いをする。
水を流しっぱなしで洗い物をしなくなる。
結果として節水になる。
我慢できなければゴム手袋を使うといい。
三、ガスコンロを使えない。
電子レンジとグリル鍋があれば事が足りる。
一人暮らしなので二口ガスコンロなんて要らない。
ちなみに、コーヒーやカップラーメンに入れる湯は電子レンジで沸かす。
次に、光熱費の費用感について。
最近1年間の光熱費はこんな感じ。
![最近1年間の電気代](https://assets.st-note.com/img/1697961753085-TcoUfR4NYD.png)
最大 8,983円
最小 2,741円
平均 4,578円
平均で5,000円を切った。
一人暮らしの平均光熱費と比べてみる。
![](https://assets.st-note.com/img/1698233665543-UjrzEBQ6vH.png)
今回 4,578円
電気プロパン併用 13,243円(※1)(※2)
電気都市ガス併用 8,293円(※1)(※3)
目を引くのがプロパンガス代の高さ。
プロパンガスを電気に置き換えると光熱費を削減できることがわかる。
プロパンガスを契約しなくても一年を通して生活を送ることができた。
プロパンガス代が生活費を圧迫しているならば契約しない選択もあり。
そもそもプロパンガスの料金設定が一刻も早く是正されることを望む。
※1 電気代
一人暮らしの月平均電気代 = 6,808円
※2 プロパンガス代
一人暮らしの月平均ガス使用量 = 5㎥
ガス代 = 基本料金 + 従量単価 × ガス使用量
= 2,420円 + 803円 × 5㎥
= 6,435円
出典:トモプロ
※3 都市ガス代
一人暮らしの月平均ガス使用量 = 5㎥
ガス代 = 基本料金 + 従量単価 × ガス使用量
= 759円 + 145.31円 × 5㎥
= 1,485円
出典:東京ガス
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