見出し画像

アランチョ大祭り

最近Twitterで盛り上がりを見せている、#アランチョ祭り

フェウドアランチョのワインを飲んでつぶやこうというお祭りに影響され、自身で開催しているワイン会のテーマを、

「#アランチョ祭り  シチリアのワインをいっぺんに10品種飲んでみよう!」

として、二月下旬に開催しました。

それはもう準備段階から私もワクワクしていて、まさにお祭りでした!

ワインの発注から、到着、開封、来て下さる方への連絡、資料作り、リハーサル...etc

約一か月かけての準備。まぁ本格的な準備は10日前ぐらいからになりますが。

自身のワイン会としてはまだまだ5回目。会をオーガナイズするある程度の流れは分かってきていますが、あーでもない、こーでもないと試行錯誤の連続です。

とはいえ、開催日はすんなりとやって来るのであります。

当日は小雨が降ったりやんだりの日でしたが、皆さん予定通りに集まって下さいました。近所の方や、遠方から来て下さる方、初めての方、いつも参加してくださる方、そして年代も性別も様々です。

ワインって不思議な飲み物ですよね。それを目的に人と人とが繋がっていくんです。そこ、大事なところ‼

画像1

参加人数は8名でこじんまりとした会。

都内某所にあるイタリアンレストランです。

自家製と食材にこだわったお店で、有機野菜は農家さんから直接仕入れ、パスタ、パン、ドレッシング、ピザ、煮込みソース、デザートをすべて手作りされています。心と身体に優しいがコンセプトのお店です。

では始めましょうか。

画像2

お店で並べると映えますね、。赤いテーブルクロスが素敵!

画像3

たくさんあるとキャップシールも色とりどりでキレイ!

はじめは、①グリッロ フリツァンテと②グリッロ(スティル)を飲み比べます。

いちおう一品種約90mlぐらいでと見本のグラスもご用意してありますが、なんせ10本あるので皆さんセーブして入れて下さっていました。

画像5

画像6

お料理は冷たい前菜三品。

左、ホタテの粒マスタードマリネ(パイン、リンゴ、ブドウ、ミカンと)

中、アメーラトマトと手作りリコッタチーズのカプレーゼ

右、豚のパテ、グリーンオリーブ添え

画像4

シチリアについての説明や、フェウドアランチョについてなどをお話ししながら進んでいきます。

グリッロも微発砲とスティルではだいぶ雰囲気が違います。

①微発砲は華やかな香りが特徴的でした。女性に好評でした。

②スティルは丸みがあり柔らかな印象。お料理と合わせやすいですね。


次は、③インツォリア、④シャルドネ、⑤ピノグリージョを飲み比べます。

画像7

画像8

画像9

次のお料理は温かいお皿で、

白身魚のチーズパン粉焼き、グリル野菜のマリネ、ハーブソーセージです。

画像10

このようにいろいろな食材を少しづつ食べられるのって良いですよね。お料理にもいろんな香りや味わいの要素があるのでワインの香りと味わいとの共通項を見つけやすくなるし。

こちらはシチリアの島らしい塩味のあるワインに合わせて塩味を生かした味付けになっています。

③インツォリアは今回一番人気のワインでした。土着品種でありながら、親しみやすい味わいで酸のバランスも良く皆さん、皆さんに気に入ってもらえたようです。

④シャルドネは飲み慣れている方も多く、分かりやすい印象でした。私としてはもう少しシチリアらしさが欲しかったかな(ミネラル感や酸のバランスとか)といった印象です。

⑤ピノグリージョは、グリッロに似た感じでした。ふくよかな印象。グリッロと違う所は、こちらの方がオイリーさを感じ、香りの要素が多かったと思います。中華料理とかに合いそう!

ひと通り、白ワインを飲み終わると、皆さんいい感じに盛り上がってきました(笑)。

今日、初対面の方も皆さんと楽しそうに打ち解けて、レストラン全体がいい雰囲気に包まれています。

主催者から見たらこの瞬間はたまらなく嬉しい♡

シェフも忙しそうですが、なんだか嬉しそうです!


さて、ここからが後半戦です。

⑥ロゼ、⑦サンジョベーゼ、⑧カベルネソーヴィニョンを。

画像11

画像13

画像13

次のお料理はパスタ。

ハマグリのトマトソース、リングイネ

画像14

手打ちのもっちもちのリングイネ。色も赤白緑のイタリアンカラーに仕立ててあります。キレイですね!そしてハマグリの大きいこと。硬くならないように程よい火入れで、ジューシーでミネラル感たっぷりの味わい。ベースのトマトソースはハマグリの味を楽しんでもらうため、あまり煮込まずにあっさり目に仕上げてあります。ロゼにも赤ワインにも合う万能のお料理。ハマグリのミネラル感は本当にすごかった!火の入れ方ひとつでこんなにも美味しくなるのですね。

⑥ロゼはイチゴやサクランボといったチャーミングな印象の可愛らしいイメージ。だけど口に含んでみるとしっかり辛口の硬派なロゼでした。この感じだとツンデレのイメージかな(笑)

⑦サンジョベーゼ、赤では一番人気でした。程よく親しみやすい雰囲気があったのかと思います。すべてにおいてバランスが良く、飲みやすい。そしてお料理にも合わせやすい万能なワインでしたね!

⑧カベルネソーヴィニョン、心地よいタンニンとプラムやカシスの香り。こちらも良い意味で親しみやすく飲みやすい味わいに仕上がっていますね。濃すぎず薄すぎず。万人受けするワイン。

ちなみに、ここでは国際品種と土着品種の説明なども交えて、お話しさせていただきました。

最後のワインは、⑨ネロダーヴォラ、⑩シラーです。

⑦、⑧と比べるとだいぶ色味が濃く感じられますね。

画像15

画像16

さぁこれでラストスパートです。

最後に合わせるお料理は、イベリコ豚ホホ肉の香味野菜煮込みです。

画像17

じっくりと煮込まれたイベリコ豚のホホ肉。フォークですんなりとほぐれるくらいに柔らかく、ブイヨンの味が良く染み込んでいました。ソースにはお店で育てているハーブがふんだんに混ぜ込まれていて、香味野菜の風味がとても味わい深かったです。横に添えてある茄子のグリルの焦げ感が赤ワインの樽香ととても良く合いました。

⑨ネロダーヴォラは滑らかなタンニンとジューシーな果実味、ほのかなスパイシー感がバランスよく織りなされた、イタリアらしい楽しいワインです。個人的にはこういった感じのワイン、好きですね。

⑩シラーは様々な要素を兼ねそなえた、とても良くできたワインだと思います。黒系果実の香り、ハーブの香り、シラーらしいスパイスの香り、コクのある味わい。ワインそのものでも楽しめるし、お料理とペアリングさせても楽しめるワインです。私の中では本日のイチ押しワインでした‼

だいぶおなかもいっぱいになりましたが、今日は女子率が高めの会だったのでデザートもお願いしちゃいました。

デザートにはヨーグルトのババロアを。イチゴのソースが赤ワインとマリアージュです。

画像18

最後に軽く甘いものを食べれると何だかホッとしますね♡

8人で10本と、ちょっとチャレンジングな会でしたが、皆さん最後まで無事に堪能して頂けたようで良かったです。

画像19

最後はほとんどのボトルが空になっていたようです(@_@)スゴイ

イタリアワインは陽気でみんなを楽しくさせてくれるワインが多い気がします。今回もその要素をふんだんに発揮してくれました!

また次回はフェウドアランチョの上級クラスを使ったワイン会を開催したいと思います。

最後に今回のワイン会に参加せてくださった皆さま、この記事を最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございます(^^♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?