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レゴで製作する14系改造和式客車「浪漫」後編(実製作編)

前編(https://note.com/euro5376/n/neb96153179e1)の続きです。

まずはbricklinkからパーツを発注、車両全体のパーツは大体7300パーツで既に持っているパーツを適当に抜いて6500くらいのパーツ数に減らした覚え。
そしてわかってはいましたが高い、結構高いんですよね…..
特に3009のダークブルーやダークタンだったり新灰のスロープはそこそこの数を買おうとすると結構単価が高かった覚えがあります。多少見栄えが悪くなったりパーツ数が多くなっても3010のダークブルーやダークタンの方が圧倒的に安く買えるはずなのでそっちにするべきだったか、と後で後悔しました。

発注ではbricklinkを通して確か4つの店に分けて買いました。
ここでブリッカーズやデジラ等といった国内のパーツ専門店を使わなかった理由は単純に国内の店だとパーツ単価が高い(大体bricklinkで買うときの単価の4〜6倍くらいはかかるイメージ)ことと上記の店で扱ってないパーツを使用しているから、という理由です。
最初に届いたのが最も多くのパーツを発注したお店からの商品でした。
確か総量の半数以上をこの店から取り寄せたはずなので検品が非常に面倒くさかった覚えがあります。(確か検品に2日かかった)

最初のセラーから届いたパーツ、種類ごとに大体小分けされていたのがかなりありがたかった

そしてしばらくして残り3つのうち2つのセラーからもパーツが届きました。
これで合計パーツ数の9割以上が届きましたが、残り1つのセラーからの商品が色々手違いで日本に届いたのにも関わらず、再び発送元に送り返されたらしくもう一度輸送することになり結局全てのパーツが揃ったのは5月に入ってからでした。
元々は4月中に製作を完了させようと思っていたので1ヶ月以上遅れたのは予想外でしたが、検品を完了させてすぐに製作に取り掛かりました。

まずは両端のスロフ14の2両の製作を始めました。
1両で1000パーツ以上あるので製作している途中で集中力の限界が来て製作の手が一旦止まったため、製作開始初日はスロフ14の1両のみの完成にとどまりました。

制作中のスロフ14、車両の7割程度が完成した所、この辺りで集中力が途切れ始めた
反対の車掌室側

そして早速1両を完成させました。
この時初めてこのスケールの車両を完成させましたが、予想よりもかなり大型のサイズだったため自分で作っておきながらそのサイズ感には驚きました。
また、この車両が完成したことで一気にやる気に火がつき、この後1週間以内に6両全車両を完成させました。

ひとまず完成したスロフ14、長さは大体45cmでレゴの純正直線約レール3.5本分の長さ
車掌室側、台車に設置した消化器が目立つ
側面から見たスロフ14、影で分かりにくいが発電機が灰色になっている

そしてその翌日にもう一両のスロフ14の製作に着手し、その日のうちに完成させました。
どちらも仕様に違いはなく、車番のプリントをしているわけでもないのでどちらが先に作った車両か、後に作った車両かを見分ける方法は多分ないと思います。

そしてこの2両が完成した翌日からサロンカーのオロ14の製作を開始しました。
また、ここからの製作期間は平日だったのでこの車両の完成には3日ほどかかりました。
そして、この車両の完成でロゴが入っている車両は全て完成し、残りはお座敷を持つオロ14の3両となりました。
このオロ14は実車同様にサロンとなっている部分の窓を下方向に引き伸ばす形として他の車両よりも縦に長い窓を設置しました。
またトイレ部分も洋式トイレ・男子トイレを設置し、方向幕やトイレ・洗面所部分の白窓は全て埋められた仕様となっているので結構すっきりとした側面となりました。

完成したオロ14-803、中間の4つの窓が左の窓に比べて1プレート分下げられている
スロフ14とオロ14の3両

そして残りのオロ14の製作を始めました。
ここまでは1両ずつ製作してきたのですが、ここから作る車両はほぼ同じ仕様なので3両を並行して製作することにしました。

まずは3両分の台車6セットを製作し、その後車体の製作に一旦移行し、台枠→内装の一部→外板→残りの内装→天井とクーラー・ベンチレーターなどの装飾の順に作り上げ、最後に床下部分の製作を行って台車を取り付けて完成としたと思う….多分…..
またこのときに製作した3両のうち1両、実車では3号車に連結されるオロ14-802は他の2両とは異なり洋式トイレ・男子トイレを備えているため車内の配置が異なり、方向幕やトイレ・洗面台部分にあった白窓が埋められているため基本的にオロ14-803と同様に連結位置を固定しています。

そしてこの3両の落成を以て大凡1年半に及ぶ14系改造和式客車「浪漫」の製作が完了しました。
初期の頃の6幅での製作予定から8幅に拡張、都合のいいサイズを求めたことで社長も長くなり、完成した時….というより今でもたまに見るとそのサイズ感に圧倒されます。
今見ても良くこんな大規模なものを製作したものだと思います。

完成して最初に撮った編成写真、非常に長いため編成を曲げないといい感じに撮れなかった
2両ずつに分割して撮った写真
6月に少し離れた場所の河川付近で撮った写真、機関車もないためあまり面白みはない写真となったと思う
同じ場所で少し俯瞰するように撮った写真、この時はクーラーにラウンドタイルを使用しているが、後に実車に寄せるために3068に交換した。

完成してから2ヶ月ほどは機関車がない状態だったため、できる事が留置させるか手で動かすかの2択のみでしたが、8月に国際鉄道模型コンベンションに出展するために新たに電気機関車としてEF65-1000を製作(単4用のバッテリーを用いていたので初回の国際鉄道模型コンベンションでは散々な走行結果でした)し、その後の改修や高校の文化祭での展示、新たな牽引機用のEF64-0、EF58-61、EF62、EF63の製作や2023年の国際鉄道模型コンベンションの展示を経て今でも保管しています。

浪漫牽引機として製作したEF65-1000の製作当初の姿
浪漫のスロフ14との組み合わせ、
2023年の国際鉄道模型コンベンションにて留置している浪漫4両

ここまででひとまず完成したわけですが現時点では機関車1両では浪漫フル編成の牽引が不可能(最大で5両)だったり課題も残っているので、どこかで改修する必要があったりとやらなければいけないことは沢山あります。
正直いつ頃になるか分かりませんが、改造していつか機関車単機が牽引するフル編成浪漫を実現させたいところです。

実車はもう引退して15年以上経ちましたがレゴの世界では暫く使い続けていきたい、欲を言えば同じ時代を走った車両たちをもっと作りたいと思っていますが円安もあってこの先どうするかは自分でも分からないですね。(できれば早めに色々揃えたいところですが…..)

中途半端な終わり方ですがダラダラ引き伸ばすのもよくないのでレゴの14系和式客車「浪漫」の製作についてのブログはこれで終わりとします。
拙い記事でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。

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