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ホニャララLIVE #023 Ryo KIRA(日本サーキュラーバイオエコノミー推進協会)

ご自身のことを「クリエイティブ百姓」と語られる。なるほど、それは現代における循環を生きる生活者のことなのかもしれない。

KIRAさんは巷でいうところの「パパ友」である。今は移住をされて福岡にいらっしゃるので、実際のところはパパ友を共有した時間は1年程度だったと思う。しかもその1年の間は、登園時にせっせと我が子の替のオムツをロッカーにしまいながら、「おはようございます〜」と猫撫で声で挨拶をする程度。

でもなーんか気になる存在の方でした。ずっと(変態)。

いざ知る機会が与えられると、やはり気になることをなさっているではありませんか。ということでこの度お話を伺う運びとなったわけです。

日本型サーキュラーバイオエコノミーって何だ?

耳慣れない言葉ですが、分解して考えてみます。まずはカタカナ部分、サーキュラーバイオエコノミーというのは、サーキュラーエコノミーとバイオエコノミーという単語を掛け合わせて近年作られた言葉だそうです。

サーキュラーエコノミーとは、大量生産、大量廃棄が前提にあった20世紀的な経済構造に対して、循環の中で経済活動をしていこうというもの。バイオエコノミーはそこにさらに、生態系に負担をかけないという視点を加えたものです。これらはそもそも対立するものではなく、サスティナブルな視点に立った時には両方必要なもの。例えば、古着に付加価値をつけて提供したり、生分解性プラスチックを用いたり、代表的な活動の例ではこう言ったものが挙げられます。

ファッション業界でもサーキュラーエコノミーは大きな話題です。そのくらい特にヨーロッパでは「気候変動」に対する意識が高いと言えます。それくらい待ったなしってこと。

日本はそもそも循環型社会だった

このところ日本国内でもSDGsという言葉は流行り言葉のように日常的に聞く単語になりました。かつての「スローフード」「ロハス」のように流行として消費されないことを願っていますが、SDGsというよりも、日本列島に暮らす民族にとっては「循環」と言った方が実は理解がしやすいのではないかと感じました。

KIRAさんは、LIVEの中で、江戸時代が日本が一番綺麗な時代だったと言っていますし、そこには循環経済があったわけです。また、八百万の神を崇め、湿潤な土地に生まれた僕たちには、もとより生物や自然と共生するマインドが備わっています。発酵食品の文化が豊かであることなどはその一例かもしれません。

ヨーロッパの事例を眺めながらも、新しいテクノロジーも用いて、自分たちにあった形を探していこうということを、KIRAさんはおっしゃっていました。

座敷童のような何かが…

この背景にはKIRAさんが今日に至るまでにファッション業界等で見てこられたことも大きく影響しています。そして福岡移住に至る経緯なども話されています。

ちなみにこの回で一番、場を仕切っていたのは画面の外にいるKIRA嫁かもしれない。yujiさんのセッションも受けたことあるもんだから、どうやら見えないところでカンペが出ているらしい。ちょいちょい気配を感じるから、それも含めてお楽しみください。

2020年9月26日


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